A12型パワーアンプ(PA-UNIT2,A12 POWER AMP)のドキュメントを整理しておきましょう。 2024.9.22

#この連休での宿題です。

ことの始まり

2022年11月にアンプの更新の検討を始めたのが発端。
そして、完成したのPA-UNIT1という電流帰還形のアンプです.
いわゆるお気楽でないアンプの派生版です。このアンプの原型
がでてきたのは2006年頃ですから、もう18年前になります。
まだ、この頃の基板サイズってバラバラだったなあ〜。

さて、PA-UNIT1をつくってしばらく、アンプユニットの交換が容易
なこともあり、A12型でのパワーアンプを検討することにしました。
ちなみにA12型アンプってLH0032の等価回路をベースにしたものですが、
この原型も2009年頃の検討なので15年前ですね。A12型のアンプも
色々と作りました。

さて、ここで検討したA12型パワーアンプは耐圧の低いFETが使える
ように初段にカスコード接続したものです。検討記には回路図なんかも
残っていますが、マニュアルもつくっていないのでこの機に整理です。

しかし、1年も前のことなのでファイル探しから初めないといけません(笑。

対象基板はこれ

対象の基板は2枚あります。しかし、なぜマニュアルも作らず放置してしまったんだろう?
たぶん、アンプの更新で8枚(ステレオ x 4)をつくってケースに入れた時点で
力尽きたんだと思います(笑。
なお、初段のFETには普通のFETのほか、秋月のJFE2140モジュールつかえるように
していました。動作は確認しましたが、結構高かったので、結局は手持ちの2SK246を
つかいました。


A12型パワーアンプ基板です。2種類あります。


初段のFETにはJFE2140が使えるようにしています。


初段のFETにはこのモジュールが使えるようにしています。性能はいいのですが、ちょっとお高いです.

回路図は見つかりました

さて、マニュアル整備のために回路図は必須です。作成した記録は残っているので、
どこかにあります。ということで、捜索です。ドライブごとのファイル検索をかけます。
そして、LTSPICEでの回路図はみつかりました。なんか、へんなディレクトリに入っていました。
水魚堂の回路図エディターのファイルが見つからなかったことを考えると、まだ書き直して
いないようです。

回路図は下記です。LTSPICEのファイルも添付しておきますので、シミュレーションもできるでしょう。
基本的な回路は同じですが、A12_PWRでは電圧増幅段と電力増幅段の電源を同じにできるようにしています。
そのため、.電力増幅段から電圧増幅段にはいる部分にはフィルターを挿入しています。


標準サイズ基板のアンプ基板の回路図(A12_PWR)です。 LTSPCEファイルはここ


細長基板のアンプ基板の回路図(PA_UNIT2)です。 LTSPCEのファイルはここ


回路図を見直し!

まず、回路図を基板の端子等と合致するようにすこし書き直しです。
それと、部品番号が一致しているかどうかもチェックです。回路図の部品番号って
結構適当に割り振っていたりしますからね。


回路図見直し完了?

幸いなことに、部品番号と基板のシルクは一致していました。
おそらくLTSPICEの回路を正として扱っていたのでしょう。
ということで、すこし修正しました。
(いずれもLTSPCEのファイルです。なお、部品銘柄は適当です)

A12 POWER AMP 回路図
PA-UNIT2 回路図


ドキュメントを作成しましょう!2024.9.23
PA_UNIT2Manual.pdf
A12PowerAmpManual.pdf

(とりあえず、おしまい)