久々の山荘オフミ 2010.10.16

前回のオフミから2年ちょっとが過ぎましたが久し振りのオフミです。
今回の日程はだいぶ前に小生の都合で決まりましたが、直前までほとんどなしのつぶてなので
自然消滅したのかな〜とおもったら、2日前程度にいきなりメールがはいって「やるぞ〜」とのこと。
たぶん無いと思って出勤予定にしていましたが、オフミ優先指令がksさんから発令されました(笑)。

さて今回のオフミに何を持っていこうかと考えましたが、まずはケースに入っているものとして
1.DAC1794-5(メモリーバッファー+DAC1794-5(PCM1794−8パラ)+PowerV
2.DAC1242-3(FN1242Aの32パラ)
3.DAC1794-3.5AのディスクリIV(A12)バージョン
の3つを準備しましたが、どう考えても1と3は音的にダブりそうなので、同日の朝に急遽3を改造して
Renew R-2Rに変更することにしました。かといって、ケースの加工をする時間はまったくないので
3のネジ穴を利用して、どんどん階高にして高層住宅にしていきます。
おかげで、みなさんからは「ハウルの動く城」とよばれてしまいました(爆)。

改造前のDAC1794-3.5A+ディスクリIV(A12)


改造後の様子。R-2Rが最上階にいます。別名「ハウルの動く城」です(笑)。


Rrenew R-2R DACです。

山荘に到着!

家を9時頃にでました。いつもなら40分程度でつきますが、今日は地元の祭りもあったためか、国道がやや混んでいて
50分程度かかりました。でも予定時間の10時の5分前には到着です。
私が付く頃にはksさんとMHIさんが着いていました。私は3番目です。そのあとに、tatebaさんとAさんが到着です。
今日は5名でのオフミです。

今日の参加者(順不同)

 ksさん
 Aさん
 tatebaさん
 MHIさん
 ヒロ
です。

いきなりご開帳

ついたら、いきなりテーブルの上に各自もってきた機器をご開帳です。中身をみせたくて仕方ないいんでしょうね(笑)。
もっとも私も同じですが・・・・

大活躍のMHIさんプリ。
まずはMHIさんのバッテリープリ。今日はこれが大活躍しました。電源は正側が7.2Vで負側が4.8Vとのことです。
電源は単3バッテリー(2000mAh)ですが2週間程度は持つようです。今日は、このプリをほとんどつかって試聴しました。

MHIさんのバッテリープリ。赤色基板と抵抗の色が同色で作るのに苦労したとのことでした。
もうみなさん老眼ですからね〜。


表面のようす。綺麗なレタリングが施されています。

MHIさんDAC&プリ
DACはPCM1794が使用されています。これもバッテリー駆動です。10時間程度は使えるということなので
消費電流は200mA程度です。プリ部は上述のプリと回路構成は同じですが、使用しているトランジスタが異なります。

綺麗に配線されたMHIさんのDAC&プリ。バッテリー駆動です。

MHIさん真空管DAC
ミニチュア管が使われたDACです。DACはPCM1794です。電源は別構成になっており、電源が落ち着くまでので
30秒間はミュートがかかるようになっています。

ミニチュア管が使われたPCM1794のDAC


こちらはDACの電源部


テーブルの上には機器がいっぱい!

みなさんがご開帳するのでテーブルの上には機器がいっぱいになりました。
上で紹介しなかった機器については、おいおい説明していきましょう。

テーブルの上にお店を広げました。


いよいよ試聴タイム!
最初は壁側にある3WAYのスピーカを鳴らしていましたが、途中からksさんの2WAY(手前)を慣らしはじめました。
このSPのユニットは某有名メーカの中国製のバッタものということですが、外見はまったく同じです。
というか、いまとなっては中国製がスピーカユニットのオリジナルなのかもです。いづれにしても
クオリティがよければ問題なしです。でも、この2WAY-SPはかなり格安で組み立てることが出来たようです。
スピーカ以上にコストがかかっているのがネットワークらしいです。

最初の試聴時のSPの構成。


ksさんの2wayのネットワーク外観。コイルは銅箔コイルのものです。

LS3/5Aも登場!
今回はtatebaさんも2WAYのスピーカーをもってこられました。LS3/5Aの名器です。
それも20年ほど前に購入されたインピーダンスも15Ωの初期のものらしいです。
モニタースピーカとしても有名なものです。サランネットがマジックテープで留めてあるのも、有る意味年代を感じます。
(ちなみにその後にLS3/5Aを調べてみましたが、SP自体のインピーダンスは8Ωらしいのですが、ネットワークが凝っていて
総合インピーダンスが15Ωになっているようです)。

tatebaさんのLS3/5A


インピーダンスは少し変則的な15Ω

幻のD級アンプ?
Aさんが小さいケースに収まったD級アンプを持ってこられました。
TIのTDA3200をつかったアンプですが、結線が未完成のようで今回は試聴できずです。
次回はよろしくお願いします!

AさんのD級アンプ。まだ未完でした。

まずはしばらく、
tatebaさんの持ってこられたDAC1242-1.5(右側)をつかって音楽を楽しみました。
このケースの一番下にはアンプが入っているのですが、当日はどうも調子がよくないらしく
右側のアンプが鳴らず、DACのみでつかうことになりました。そのためプリは
左側のMHIさんバッテリーアンプが活躍しました。


まずはtatebaさんDACでしばらく試聴!

せっかくなので、
tatebaさんのlS3/5Aを鳴らしてみることにしました。このスピーカーは帯域は決して広い(低音はサイズなりです)わけでは
ないのですが、なんというか密度がたかく音源のアラがすごくわかり易いモニター調のものです。ボーカルにはものすごく
相性がよくて、ほんとうに目の前で音が定位します。
今回の試聴ではこのLS3/5Aをメインにつかいました。

大活躍のLS3/5A

試聴につかったCDの1つがこれ。AQUAというタイトルだったかな?

試聴のCDの一つ


試聴時の全景

本格試聴の前に腹ごしらえ
この頃になると昼の12時になるので、まずは腹ごしらえです。サンドイッチあるいはおにぎりなど各自持ち込んだ昼食で胃をみたしました。
さて、これからが本番!

DAC試聴だ〜!
試聴には最初の3分程度で色々な音がでる音源を選択しました。アコースティックやボーカルやら色々な音で判断します。
CDのタイトルは忘れてました。女性のボーカルでした。

1.tatebaさんDAC1242-1.5
 これが最初のセッティングから使われていたこともあり、まずはこれが基準になりました。
 簡易な構成ですが、LS3/5Aの能力をフルに発揮している感じです。

2.ksさんのK式DAC
 (上の写真のCDPの右側)PCM1794ながらの華やかさと迫力がありますね〜。アンプ部はLH0032の音づくりでしょう。

3.MHIさんの真空管DAC(PCM1794)
 ぱっと聞いてこちらも華やかさがあります。それにしても内部もパネルも美しく仕上がっていますので、
どこに置いても”さま”になるのはいいですね。

MHIさん真空管DAC。下側が電源で上側がDAC&アンプ。起動に30秒かかります。

4.小生のDAC1242-3(FN1242Aの32パラ)

久し振りの通電で鳴るか心配だったけど無事になりました。PCM1794にくらべると音はやや素直です。
「端正な音やな〜」という評でした。

小生のDAC1242-3

5.小生のDAC1794-3&メモリーバッファー

こちらも久し振りの通電です。周波数同期チェッカのLEDは1秒程度の周期で点滅しました。
やはりPCM1794特有の華やかを感じます。
「これが一番いいな〜」という評もありました。

DAC1794-5&メモリーバッファです。


6.小生のRenew R-2R
 朝に組み立ててオシロで波形を確認しただけで、実際に音を聞いたことはなかったので心配でしたが、
無事なりました。普通に鳴って一安心です。「いけるで〜」「ええな〜」という評もありました。
でも、基板が何層も重なっているので「ハウルの動く城」の表現がなんとなく板についてしまいました(笑)。
途中で一度メモリーバッファーのリングが切れたようで、音がとぎれました。セッティング中にデータをため込んだのでしょう。


小生のRenew R-2R。通称「ハウルの動く城」です。


7.MHIさんバッテリーDAC

 これにはプリアンプも入っているのですが、まずはDACのみです。やはりPCM1794の華やかさがあります。
続いて、内部のプリに換えて試聴です。なにやら使っている石(トランジスタ)が違うらしいのですが、
一聴してみなさん「全然ちがうな〜」とのこと。私も聴いていて高音部に艶が増したような感じです。

MHIさんのDAC&プリ

ということで、ここまではDACの試聴会でした。

あ、一つまだ残っている踊り子がいました。AさんのDACです。

8.AさんDAC(PCM1794)
 AさんのDACはメタキャンのTRが多用されています。少しPCM1794の華やかさが抑えられた感じがありましたが、
電源部のキャラのせいかな?


AさんDAC(PCM1794)


AさんDAC(PCM1794)

次はアンプの試聴!

9.AさんK式アンプ

まずはAさんのK式アンプです。K式といいながら、色々と変更されているとのことでした。

AさんK式アンプ


AさんK式アンプの内部。

10.ksさんバッテリーK式アンプ
K式の特注ボリュームが登載されています。最初はご機嫌でしたが、途中からアンプのプロテクションが起動。
DC漏れがあったようです。再度VRを調整しましたが、なぜか今日はご機嫌斜めになってしまったようです。

ksさんバッテリーK式アンプ

最後はまったりと
LS3/5Aから3WAYのスピーカに切り替えてまったりとソースを切り替え音楽タイムです。
やはり口径の大きなスピーカは低音の余裕があります。
音楽タイムは昔懐かし高橋真理子やカーペンターズが出てきました。

あとは談笑タイム。
 もうみなさん50前後のいいおっさんの集まりです。年代も近い(Aさんが一番若いかな?次は私?)もあり、
結構話しはシームレスにつながります。でも、私自身はなぜか今朝にぎっくり腰をやったこともあり、
やや疲労モード。みなさんも5時頃には片づけを初めて退散の準備です。

次ぎは忘年会ですね。


談笑タイムの構成。SPはトールボーイの3WAY。DACは小生のDAC1794-5。アンプはMHIさんのバッテリープリ。
パワーアンプはksさんのK式アンプでした。

久し振りのオフミでややお疲れモードのヒロでした。

(おしまい)