イッチーさんからいただきました. 2022.10.7
1 プリアンプを作りました。
2 ラインアンプ部はお気楽でないPAそのものです。
色々考えた末、とりあえずそのままの音を聞いてみようと思いました。
(質問に丁寧に答えてくださりありがとうございました)
ドリフトが数ミリボルトあったのでコンデンサを挟みました。
アイドリング電流は20mA程度にしました。
この基板の入力にコンデンサが画像では見えませんが、下にチップコンデンサを付けています。
3 音です。結構好みの音なのでこのままで使おうと思っています。
透き通ったいい音です。
4 イコライザーアンプを付けています。
問題はここです。
A12基板です。
ドリフトがすごいです。オシロで見ると1Vは優に上下します。
初段の2SK30を熱結合していないので、そのあたりもあると思います。
音は普通にいい感じです。不思議です。ひずみ感は全く感じません。
心配なので、入力と出力にコンデンサを挟んでいます。
5 できたらのお願いです。
このA12基板と同じ寸法で、オペアンプが装着できる基板があると嬉しいです。
オペアンプなら、ドリフトが少ないように思うし、いろんなオペアンプの音を楽しめると思うからです。
できたらイコライザーアンプもこの基板のみでもできるように、
NFBの回路に抵抗とコンデンサを2個ずつ付けれるようにしてもらうと嬉しいです。
ほしい人が多くあるかが問題だと思います。無理は言いません。
6 楽しい基板の配布ありがとうございます。
とのことです.A12基板のオフセット変動はFETの熱結合ではなくて、FETそのものを変更する必要があると思います.
できれば2SK246BLクラスにするといいかと思います.
(写真をクリックすするとオリジナルサイズになります)
(写真をクリックすするとオリジナルサイズになります)
(写真をクリックすするとオリジナルサイズになります)
ジャンさんからいただきました。 2022.11.17
今では入手困難で昭和に流行った懐かしい部品を使った44.1kHz/16bit DACを作りましたので投稿させていただきます。
基本構成は、CS8412+SAA7220P/B+TDA1541A S1+FET IVです。
これらが最大限のパフォーマンスを発揮できるよう周辺にはできるだけいいものを投入しました。
入力は光と同軸の2系統。光はTOSLINKのTORX142(192kHz対応)、同軸はパルストランスDA101C+RS422(ST490A)受け。
PLLはバリメガモジュールV-12M288-D300を使った並列PLL(カットオフ周波数は12Hzで位相余裕は56°)。
TDA1541A S1は左右分離2パラDAC構成で左右独立トランス電源、そしてDEMリクロック(周波数は選択可)を採用。
出力段のLPFは1次のみで、SAA7220P/Bの20kHzでの1dB盛り上がり特性をキャンセルするようにしています。
PLL回路専用にトランス1巻き線+TYPE-O電源基板を割り当てています。DAC部の電源にはSi-C SBD C3D04060Aを採用。
電源はヒロさん頒布のTYPE-J (LM317/337)電源基板×4とTYPE-O電源基板×2です。
痒い所に手が届く基板を頒布されていて、本当に助かります。
トランスにはヒロさん頒布のRA40-144を2個使用しましたが、本機の消費電力は13Wなので、過剰(贅沢?)な投資です。
ICソケットは、配線時のはんだ付けに神経を使わなくていいし、回路実験やトラブル時の付け外しも楽なので全面採用しました。
その代わり高信頼のスイスPreci-Dip製ICソケットを採用しています。
私は感触も重視しますので、入力切替はタクトSWですが、メーカー製品と同じ動作・感触となるよう同じ構造のスイッチブロックを製作しました。
そのために故障した製品からタクトSWの構造部品を移植。その押しボタン部はアクリル棒をカット/研磨して操作しやすいサイズに作りました。
電源スイッチは、スイスEAO製を採用。過去にいろいろなスイッチを使ってきましたが、最高の感触ですので、ここ10年ぐらいはこの一択です。
LR分離は汎用ロジックIC、それもSMDではなくDIPを8個並べて作成しました。
最近のブラックボックスのようなICは嫌いで、作っていて楽しくありません。こういう動作・仕組みをある程度追うことができて
工夫する余地が多く、はんだ付けしやすいものが作っていて楽しいです。
入力切替ポジションを電気2重層コンデンサ0.47Fによるバックアップで記憶させています。
記憶保持時間は半年以上ですが、電気2重層コンデンサはこの性能差が意外に(桁違いに)大きい部品ですので、部品選択は要注意です。
TDA1541AなどのDIP ICやTR、バリメガなどは30年以上昔に入手したものです。
TDA1541AのデカップリングCはASC 0.15μFですが、手持ちの 56個の巻き終わりを測定してみたところ、
極性表示の通りだったのが半分以下(これも30年以上前に入手したもの。現行品は極性表示が無くなっている)だったので、
見栄えのため見える所には極性表示の通りのもの、見えない所には極性表示通りでなかったものを実装し、
全部巻き終わりをGND側に統一した。
しかし、このASC 0.15μF、容量表示を間違えているのではないかと思う(容量は測定したが間違いはなかった)ほどに
サイズなどがバラバラで産業用とは思えない品質だ。
TDA1541Aの仕様を見るとチップ間の出力レベル差は最悪30%(2.3dB)の差が出てくるので、選別して左右レベル差を0.2dBに収めた。
これ以上を求めるならIV変換抵抗値の調整となるが、十分な値なのでこのままでOKとした。
THD+Nは1石無帰還IVなのに最低0.02〜0.03%(1kHz、20kHzLPF)が得られ、SN比は1次LPFでも95dB(BW=500kHz)、
クロストークは左右分離DACと左右独立トランス電源のおかげでノイズレベル以下など性能面は文句なしです。
筐体内の温度上昇は発熱量と放熱能力の計算から約10℃に収まるので密閉筐体としました。
半導体個々の表面温度上昇(外気温比較)については、高いもので
TDA1541AのΔT=30℃、SAA7220のΔT=30℃(ヒートシンク有)、TYPE-O電源基板のLT3045のΔT=36℃、
TYPE-O電源基板のLM317のΔT=26℃@サーモグラフィと、いい感じに収まっています。
今までたくさんのDACを作ってきましたが、とにかくクリアで芯のある音、ズーンと来る手ごたえのある低音、欲しい音がやっと手に入りました。
作るのが楽しい、見るのが楽しい、触るのが楽しい、聴くのが楽しい、満足のDACです。
これはまた力作です。 ケース内部の基板や配線は元より、スイッチ周りの面取りも綺麗に仕上げておられます。
スイッチの音符も可愛らしい。タカチのケースと思いますが、パネルの角も面取りしてあります。妥協のない作品ですね!
(写真をクリックすするとオリジナルサイズになります)
(写真をクリックすするとオリジナルサイズになります)
(写真をクリックすするとオリジナルサイズになります)
(写真をクリックすするとオリジナルサイズになります)
(写真をクリックすするとオリジナルサイズになります)
(写真をクリックすするとオリジナルサイズになります)
たごさんから頂きました. 2022.12.26
ケースの厚みのないミニワッターを作りたくミニお気楽でないアンプ とRELAY ATTENUATORを2階建てにしています。
お気楽でないアンプは終段バイポーラ(LAPT)に。ドライバー段の設計がキビシイので、中電力サイズTTA/C004Bを
使っています。Cobも小さく良い石かと。どうしてもサイズ的にキツいのですが、無理無理差しました。(笑)
小信号はA970/C2240、定電流負荷の部分はチップTRです。
RELAY ATTENUATORのリードリレーはシールド付の通信機用の高級品が手に入ったので、ベタパターン彫刻刀で削って
footprintを作り実装してます。
リレーの遅延時間を最大の450msecにしていますが、当初気にならばかったのですが、音量を上げるとリレー切り替え時の
ノイズが出ますね。。。機械式リレーは、もっと設定時間の範囲を大きくしてもいいのかなと。
注意点としては、当初VRモードにて非安定化電源で5Vをいれたのですが、リップルでPICのADCが誤動作してダメでした。
安定化させたものを使うほうがよいと思います。
やっぱり抵抗切替式はいいですね。音がクッキリハッキリする気がします。
これはまた綺麗な仕上げですね.パネルの文字も機械彫刻でしょうか.
基板サイズからみてケースの幅も160mm程度と小さくまとめられています.
リレーアッテネータでは遅延時間を伸ばしても、残念ながらノイズは減らないんです(変化過程で音量が急に変るので).
(写真をクリックすするとオリジナルサイズになります)
(写真をクリックすするとオリジナルサイズになります)
(写真をクリックすするとオリジナルサイズになります)
(写真をクリックすするとオリジナルサイズになります)
アベさんからいただきました。 2022.12.30
#下記はレシプロカル周波数カウンタの記事を参考に製作されたものです。
表記カウンターの技術援助をいただき製作後の試験調整の結果、10MHz発信器の周波数をレシプロカル方式にて計測できました。
直接方式だと16分近くかかりますが、レシプロカル方式だと瞬時に計測表示できますので低周波の場合大変便利です。
御礼申し上げます。
現在内部発信は、NEO-6MでGPS信号を受信し10MHzを作り運用しています。
始めCOXにて運用しましたがLCD[に『Make Table』の表示が出て、その後表示が停止しましたので、GPS信号に切り替えました。
発振出力が-10dBm以下のため動作しなかったのか不明です(原因を調べてみます)。また、COXの発振周波数を安定動作させるため
別途電源を作成し(変動は±2mV以下)供給しましたが3ppb近い変動と突片的に100mHz台の値が変動する事象があり、1μHzまで
計測するタイムベースに利用できないかと思いますので他の発信器を検討したいと思います。
なお、GPSの場合設定バックアップ電池に充電が出来ない状態なので、機器立ち上げの都度NEO-6Mの発振出力を10MHに設定する
不便があります。また、受信する衛星が3個以下の場合、発振周波数が不安定になり表示周波数がパラパラ変化する事象があります。
まだ、表示の意味する数値や外部参照信号について完全に把握しておりませんので運用しながら調べてみたいと思います。
現在24時間連続試験運用中です。
ヒロ様の回路に増設した回路は以下のとおりでした。(別途小基板にて製作追加しました)
@入力回路のPre-Amp(簡易型なので電流帰還形Ampに変更予定です)
ANEO-6M GPS基板追加
ありがとうございました。
写真撮影はピンボケのところがありますが、表示(外観は黒色塗装のシャーシを使用しましたので傷が目立ちます)と内部写真を添付しております。
とのことです。ちょっとTea Time!? の記事がお役に立ちました。
(写真をクリックすするとオリジナルサイズになります)
(写真をクリックすするとオリジナルサイズになります)
たごさんからいただきました. 2023.1.14
DAC1241-2とデータ変換基板およびPCM1704とフルエンシDACを製作しました。
今どき24bit、48kHzまでしか対応?と思いきやサンプリングコンバータがあれば
音楽ソース関係なくなるだよなぁと。フルエンシとマルチビットDACの最高峰の
音の誘惑に勝てませんでした。(笑)
PCM1704周りは完全に自作でバーブラウンの評価ボードと回路は同じです。
昨今のDACと比べると音は控えめな感じがします。
48kHzだとしてもフルーエンシのデジタルフィルターとPCM1704の組み合わせって
個性的で面白いと思うのですよね〜. いつも、PCM1704の後継機が出ないかと
期待しているのですが、無理かな?
(次ページ 81項)