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まつかたさんからいただきました. 2023.2.4

未着手状態でずっと眠っていたNOSDACを何十年ぶりだかに組んでみました。
音出し優先で電源は三端子仕様にしたのですが、12Vのレギュレータを買いに久々にアキバに出向いたところ
三端子レギュレータがほぼ壊滅状態でびっくりしました。
三本足のトランジスタといい、部品がどんどん廃盤していますね。(汗
古店で何とかレギュレータを確保できたので、無事完成させることができました。
NOSDACは、ヒロさんが基板配布を始められた初期の頃のものですよね。
当時のことを思い出しながら、懐かしい気持ちを感じつつ製作を楽しむことができました。
感謝感謝です。


とのことです. 
ケースはタカチのYMシリーズをつかって厚手の化粧パネルを付けたものでしょうか.
パネルはアルマイト仕上げにもみえるので特注かな?
いや〜それにしても懐かしいです. NOSDACのリリースは今から19年前ですからね〜.

まつかたさんのブログはここ → https://matsukat.blog.fc2.com
https://matsukat.blog.fc2.com/blog-entry-1898.html

ちょっと前に、1704も作られたようです.
https://matsukat.blog.fc2.com/blog-entry-1870.html


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風さんからいただきました 2023.6.22

2件分の投稿です。どちらも物量投入で実装密度も高いです。アンプのフロントパネルのレタリング
の意味はなんだろう?

Renew DAC1704

初めての投稿です。ヒロさんのRenew DAC1704基板を中心に製作してみました。
構成は画像のDAC構成図のとおりです。

入力はUSBとSPDIFの2系統ですが、当方はCD(SACD)プレーヤーを処分しており、
音源はFLACやDSF(DSD)データの形で管理している状況なので、ほぼUSBを使用しています。

アイソレートを通した後、SRC4137で24bit384KHzPCM(49.152MHz/128fs)に変換して、
音屋とらたぬさんで頒布していたTIのLMK04805Bを使用したジッタークリーナー基板に流します。
LMK04805Bは130fs程度までジッターを低減できるICです。

Renew DAC1704基板は2枚使い、PCM1704を8個使用の4パラ(モノラル構成)。
IV基板は2回路オペアンプを使用するシンプルIV変換差動合成基板(Dual OP版)で、IVがOPA1656、
差動がOPA2604としています。

アナログ変換後のIV基板の音声信号が通る部品は、フィルムコンデンサがPanasonicのECHU、
抵抗が進工業のSMD抵抗であるRG/RRです。抵抗はスルーホールしか使えないところ、
リードフレームを利用して無理やり実装しています。

整流にはすべてSiCダイオード、LT3045-1/LT3094/TPS7A47などの低ノイズのLDOを使用しています
(ジッタークリーナーは大食らいなのでLT3081を使用)。アナログ系に使用するRA40-144のAC16-0-16Vを整流すると、
絶対定格内ではあるもののLT3045-1/LT3094の許容入力電圧を超えてしまうので、
LM317/LM337を挟んで許容入力電圧以下に降圧してからLT3045-1/LT3094に入力しています。

リソースを使う場所やバランスが悪い気がするし、小学校時代に工作関係がいつも最低点レベルだったことも
納得のはんだ付け・配線仕上がりで、正直投稿することがとても恥ずかしく感じたりもしていますが、
出てくる音は繊細でいて爽やかな高原の水を味わっているような心地よさがとても気に入っていますので、
ヒロさんに感謝をお伝えしたく恥を忍んで投稿します。基板の頒布や掲示板でのサポートをいただき、ありがとうございました。
大事に手直ししながら、当方のメインDACとしてできるだけ長く使っていきたいものです。


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高精度パワーアンプ

高精度パワーアンプも製作しましたので、こちらも投稿します。
もともとは2016年に製作を思い立ち掲示板で相談させていただいたところ、
福島の球使いさんから使用するトランジスタ関するご提案をいただいたところからのスタートでした。
初段2SK246(GR)・2SC2240/2SA970(BL)・2SC3421/2SA1358に対して、
ご提案いただいた中で2SC5171/2SA1930とSankenのLAPTである2SC2837/2SA1186を採用しています。

電源基板は高精度パワーアンプと対になるパワーアンプ電源基板(A,B)ですが、
使用する電解コンデンサは日本ケミコンでリプル性能が最上級のKZNシリーズを使うことで、
電流増幅段に対しても電圧変動の少ない電流を供給するようにした(?)ことが唯一の工夫です。
なお、パワーアンプに対応する電解コンデンサは70,000uF程度です。

FET、ドライブ段、出力段は、選別しているトランジスタを実装したこともあってか大変動作が安定しており、
オフセットの調整にもまったく苦労がありませんでした。
LAPTを使用したおかげもあるのかは分かりませんが、スピード感があり反応の早いパワーアンプという印象です。
歪感なくスピーカーを鳴らし切っているなぁと聞いていて思います(使用しているスピーカーはNautilus805)。とても良いです。
なお、バイアス電流を全体で250mA流していますが、ケースのヒートシンクが大型なので熱くなるという印象さえ
感じることはありません。もう少しバイアス電流を流すことも今後検討するつもりです。

音量調整にただの可変抵抗を使うのは嫌だなぁと思っていたこと、一方パッシブな音量調整をしたいと
トランスや抵抗を使ったロータリースイッチ式の音量調整を検討していたところ、ちょうどよいタイミングで
Relay Attenuator(MOS2)がリリースされましたので、気に入っている進工業のSMD抵抗である
RG/RRシリーズを使って製作しその代わりとしました。何も足さない何も引かない素直な音が気に入っています。

DCオフセットが万が一変動してしまうリスクに備えて、new_western_elecのたかじんさんが頒布している
プロテクト基板(PRT-01)を最終出力に配置してあります。

ケースに収めるところで工作能力の低さと雑な性格が露呈してしまうのですが、それでも、今まで使っていた
LUXMANのL-550AXというA級アンプをすでに売却してしまったほどにこのアンプを気に入っています。
基板頒布や掲示板でサポートいただいたヒロさん、部品選定で素晴らしいご提案をくださった福島の球使いさん、
本当にありがとうございました。



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せんべいさんからいただきました。 2023.7.3

おしゃべりBBSでは、色々とご指導ありがとうございました。
お陰様でなんとか完成させることができました。

今回は、「タカチ電機工業 MBH型放熱穴付アルミケース MBH24-18-29」を使っての3階建ての構造としました。

事前にトランジスタやFETを、中華製チェッカーを使って選別を綿密に行った為か、温度ドリフトは最小の様です。
回路定数等は入力のカップリングコンデンサだけ、10μFにしてありますが、他はヒロさんご推薦のままです。
出来上がったアンプはとても広帯域でエネルギー感があり、テスト用のP610B(+指定箱)が、まるでスタジオ
モニターさながらに鳴ってくれます。
とてもシングルコーンとは思えない音に、このアンプの底力を感じます。

各所の発振防止や位相保証のコンデンサ等をもっと細かく設定すれば、今よりももっと広帯域に仕上げられる
かもしれませんが、私には十分の性能と安定性にとても満足しています。

とりあえず、DDSサイン波入力と、オシロスコープにより、周波数特性図を作成してみました。
素人なので間違っているかもしれませんが・・・・。

いつも玄人はだしの素晴らしい基板を配布して戴けてとても感謝しています。
ヒロさんのご厚意により、私達のような老人オーディオマニアでも、とても有意義にオーディオライフを過ごせています。

これより2台の高精度アンプをエージングさせた後に、ヒロさんのデジタル2WAYチャンネルデバイダーを使って、
初めてのマルチアンプ駆動を行う予定です。


とのことです。P610Bとは懐かしいスピーカユニットですね。マルチにすると、クロス周波数やレベル設定など
パラメータが多いので、収束に時間がかかる(諦めると一瞬ですが・・・)のですが、それも楽しいと思います。
また、ご投稿お待ちしております。


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f5.6さんからいただきました。 2023.9.8

2010年6月に掲載して頂いたDAC1242-1.5以来、実に13年ぶりの投稿です。
今回はここ10年ほど使用しているEtymotic ER4PT用のヘッドフォンアンプとして、
HPA6120を製作しました。

トップの画像はバラックの状態から初めて完成したケースに組み込んだ時のもので、
音源ファイルを収めたNASからイヤホンまでの構成は以下の通りです。

1. NAS: QNAP HS-210-D (SSD 2TB) →WIFI
2. PC: ThinkPad X260 (HDDはSSDに換装済み)
3. DDC: CM6631 + TPS7A4700(秋月プログラマブル可変電源キット)
  ※CM6631はBRZHiFi製リニア電源(50W/12V)で駆動。
4. DAC: DAC 1242-1.5 (OPA627AUx4)
5. HPA6120 (OPA627AUx2)
6. Etymotic ER4PT (手前左の変換アダプターを使用すればER4S相当の特性に)

ER4PTはインナーイヤータイプということもあって殆どのユーザーは外出時に
使用する事が多いとおもいますが、私の場合は元々外出時にイヤホンを着ける
習慣が無いので、もっぱら自宅のオーディオ機材やPCに繋いで楽しんでいます。

今回も特別な事は何もせず、ただヒロ氏のマニュアル通りにパーツを集めて
作っただけですが、それでもこれまで聴いていた音より雑味が無くなった印象で、
例えるなら水道水と石清水の違いみたいなもので、どちらも同じ水だが清涼度が
まるで違う、といった感じです。

しかし10年間のブランクのせいか、これまでのように一発でバラックでの音出しに
成功したものの、翌日には電源基板からのケーブルを接続する際に+−を逆接
してしまい、瞬時に2個のPICをお釈迦にしてしまうという大失敗もありました。
その時も含めて今回は何度もヒロさんにアドバイスを頂きましたが、それが無ければ
途中で頓挫していたかもしれません。この場をお借りしてお礼申し上げます。

今年の夏はこのアンプの製作に没頭していたので趣味のマウンテンバイクにも
乗らずにずっと屋内に居ましたが、おかげで体調を崩さずに秋を迎えられそうです。

とのことです。
ケースはタカチのYMシリーズでフロントにアルミパネルを追加された感じでしょうか。
私は夜はもっぱらヘッドホンですが、つい横着してノートPCのヘッドホン出力を使ってしまったりします。
投稿を頂いて、ベッドサイドに置ける小さい、専用アンプが欲しくなったりしました。


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大阪の出羽かずひろさんからいただきました 2023.11.25

 今回,抵抗等は一般用途の部品で組みましたが,唯一オーディオ的なところとしてトランス出力
であることが挙げられると思います.トランスを使えば簡単に平衡出力が得られますし,GNDと信号
ピンの片方を短絡しても回路に負担がかからないという利点があります.何よりもAD1680のレトロ
さとよく合います.具体的な実装方法としては,出力にシリーズで入っている100Ω を 50Ω に変更
して,1000uF の os-con を挟んだ上でタムラのライントランス tpc-3(だったと思います) を繋いで
います.トランスの負荷は適当に 880Ω です.そのうち f 特を測ろうとは思っているのですが,
ものぐさなものですからずいぶん先になりそうです.また,配線は,試しに方眼紙を使ってあらかじめ
長さを決めておいたのですが,なぜか余ったり足りなかったりと現物合わせ以下の結果となってしまい
ました.それに加え,白い配線材を撚って使っているので,どちらがどちらなのかよくわからなくなる
大変さがあります.ケースは適当にやすったりして全ての金属パーツの導通を確保しています.
 音は...客観的には普通だと思います.少なくとも悪い音,つまり明らかに歪んでいる音ではありません.
ノイズもありません.最新の DAC に比べれば性能的には大したことないのでしょうが,野菜嫌いでも
自分で作った野菜なら美味しく感じる現象的な感じで,不思議といい音に聞こえ,なかなか気に入って
使っています.元々デジタルオーディオは好きなんですけども.


とのことです.AD1860は今のDACから比べるとレトロですが、それはそれで味もありますよ。
なんせ、数少ないマルチビットの仲間ですから。


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まつかたさんからいただきました。 2023.12.24

PiDIT9211+ラズパイ+MoodeAudioで、お気楽ストリーミングサーバを作ってみました。
電源部にSimple Power Unit for LM317 基板を使いましたが、レギュレータはLM317
ではなく、最大3A出力のLM350を使ってます。
高さ44mmのHENケースに同軸デジタルアウトのRCA端子を付けるため、電源ON,OFFの
スイッチを省略したのですが、
基本的に電源を入れたら入れっぱなしにするので、かえって都合がよかったかもしれません。
現在、ラズパイ2を使ってますが、試しにラズパイ3を繋いでみたところ起動しました。
電源部に LM317を使った1号機では、ラズパイ3は起動しなかったので、今回、電源部を
強力にして良かったと思います。

ヒロさん、いつも楽しい基板キットを提供いただきありがとうございます。
このサーバで快適な年末年始を迎えることができそうです。

とのことです。やはり上蓋をしていないのは、電波が届かないためかな?
コネクタの隙間とかから電波が漏れてこないかな〜と期待したりです。
でも、WIFIがドングルで外付けなら大丈夫ですね。


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池のねぐらさんからいただきました。2023.12.30

高精度パワーアンプを制作しました。

もともとは、10年以上前に頒布いただいていたものを今年の夏になって制作しました。
出来上がりの音に驚いたのですが、その後、先月になり左右独立電源化に至りました。

利用部品はあまり工夫がなく参考にならないと思いますが以下のものです。
初段は2SK246、2SC2440/2SA970、ドライバはTTB004B/TTA004B、終段は2SC5200/2SA1943です。
電源はTYPE-A/Bを利用しています。
電源コンデンサは一般品で容量は3300μF/50Vで、計52,800μF×2Ch分です。
電源トランスはRA200です。

ケースはタカチのOS88-43-43SSを利用していますが、
左右独立電源化の際に無計画にヒートシンクを大型化したためセミオープン状態です。
バイアス電流は200mA程度流しています。
オフセットもドリフトせず全体的にとても安定しています。
大きなケースなのでアース処理は念入りに行いました。いずれ、OS133に変えようかと考えています。

出てくる音は定位・音像感が増した気がします。電源の重要さを再認識しました。
使っているスピーカーからこんな音がするのか、と再度驚かされています。

素晴らしい基盤を頒布いただきありがとうございました。

とのことです。 アイドル200mAなら結構発熱するかと思うので、このままの方がいいかもですよ。
バンドソーがホームセンター等で借りられれば放熱板を切るのが簡単かも。
アルミなのでノコギリがあれば、切削油をつかえば切れると思います。ただ、めちゃ疲れそうです。


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