Renew DIV5142をつかった各種接続方法 2025.1.30
ここではRenew DIV5142ならびにCONTROLLER UNIT for RP2040をベースとして使用した、
ディジタルチャンネルデバイダーに関する情報を提供します。
2025.1.30 | 初版 |
ここで登場する基板は主に下記になります。
基板名 | 概要 | 製作資料 |
Renew DIV5142 | PCM5142のminiDSP機能をつかったディジタルオーディオのDSPユニット | RenewDIV5142Manual.pdf |
CONTROLLER UNIT for RP2040 |
Raspberry Pi PICOをつかったI/Oボード | ControllerUnitForRP2040Manual.pdf |
DAC4493-I2C | AK4493を用いたDAC。CONTROLLER UNITで制御可 | DAC4493_I2CManual.pdf |
DAC1795-I2C | AK4493を用いたDAC。CONTROLLER UNITで制御可 | DAC1795_I2CManual.pdf |
Precision DELAY | BCK毎にPCM(I2S)信号の遅延が可能 | PrecisionDelayManual.pdf |
D26902 | PCM(I2S)の相当量の遅延が可能。DSPの遅延機能との併用が効果的。 | D26902Manual.pdf |
目次およびソフトウエア
内容 | ソフトウエア:右クリックでDL 最新ver1.2 (*) |
|
1 | Renew DIV5142を1枚のみ使用した4WAYチャンネルデバイダー |
RD5142_4w_1b_lcd.uf2 |
2 | Renew DIV5142を1枚のみ使用した2WAYチャンネルデバイダー |
RD5142_2w_1b_lcd.uf2 |
3 | Renew DIV5142を1枚のみ使用した2WAYチャンネルデバイダー (ユニット間距離補正有り) |
RD5142_2w_1b_delay_lcd.uf2 |
4 | Renew DIV5142を複数枚使用した高次減衰率のチャンネルデバイダー |
RD5142_4w_4b_lcd.uf2 |
5 | Renew DIV5142を複数枚使用した高次減衰率のチャンネルデバイダー (ユニット間距離補正有り) |
RD5142_4w_4b_delay_lcd.uf2 |
A | 基本的な操作方法 | |
B | その他 i)既存のDIV5142を使う場合 ii)RenewDAI9211を入力に使う場合 |
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(*)DLは自由です。改編等は予告なく行うことがあります。また、本ソフトウエア使用により発生する損害については一切の責任を負いません。
下記にそれぞれに接続ならびに制御ソフトのインストール方法、操作方法を示します。
それぞれの設定で、重複している箇所は省略しますので、最初から一読ください。
(a)機能概要
CH1〜CH4の4WAY-BPF(バンドパスフィルター:LPFとHPF設定)
設定:カットオフ周波数(通過、20〜20 000Hzで1Hz毎に調整可)及び通過ゲイン(0〜-20dB、0.1dB毎)
フィルター減衰率:
E24選択時 -24〜-144dB/Oct、-24dB/oct毎 @44.1kHz〜96kHz
E12選択時 -24〜 -72dB/Oct、-24dB/oct毎 @44.1kHz〜192kHz
フィルター種類:
バターワース(Q=0.707)あるいはLINKWITZ(Q=0.5)
DAC、DAI制御:
DAC4493-I2CあるいはDAC1795-I2Cが接続されている場合はボリューム制御が可能です。
RenewDAI9211と接続されている場合は、入力制御が可能です。
その他: 赤外線コントロールなど
(b)接続
(i)CONTROLLER UNIT と Renew DIV5142との接続
下図を参照して接続します。
* CONTROLLER UNIT for RP2040とRenew DIV5142のCN1,CN2は共通接続.
* 電源はCONTROLLER UNIT for RP2040に5Vを供給し、JP2を接続
* Renew DIV5142の電源はCN1から供給とし、JP5を接続
* Renew DIV5142のI2Cポートは”1”を接続
* Renew DIV5142のJP1〜3はすべて”D”側を接続
CONTROLLER UNIT for RP204とRenew DIV5142とのCN1(A、B)、.CN2(A、B)は同一位置にありますので下図のように
コネクタによる接続ならびにフラットケーブルによる接続のどちらも可能です。
(ii)Renew DIV5142とDACとの接続
※ DACは既存のものでも構いません。
※ DACへの接続はCH1〜CH4を使用します。
※ DACにDAC4493-I2CあるいはDAC1795-I2Cを接続する場合は、下図を参照に接続します。
% DACへはCONTROLLER UNITのI2C6を使って接続します。
DAC基板のI2CアドレスのJP1,JP2はどちらも次の設定Noとします。
Renew DIV5142出力 CH1の場合 : JP1=0、JP2=0
CH2の場合 : JP1=1、JP2=1
CH3の場合 : JP1=2、JP2=2
CH4の場合 : JP1=3、JP2=3
% Renew DIV5142とDACの間にPrecision DELAY基板を挿入することも可能です。
Precision DELAY基板のI2CはCONTROLLER UNITのI2C5ポートに接続します。
この場合、Precision DELAY基板のI2Cアドレスの設定NoのJP1は次とします。
Renew DIV5142出力 CH1の場合 : JP1=0
CH2の場合 : JP1=1
CH3の場合 : JP1=2
CH4の場合 : JP1=3
DACとPrecision DELAYとのI2C接続
(CONTROLLER UNITのシルク入れ替え間違いがあるので注意:上図が正)
2. Renew DIV5142を1枚のみ使用した2WAYチャンネルデバイダー(ユニット間距離補正なし)
(a)機能概要
Renew DIV5142のCH2,CH4出力の2WAY用チャンネルデバイダ(CH2:LPF(ウーハ用)、CH4:HPF(ツイータ用))
設定:カットオフ周波数(20〜20 000Hzで1Hz毎に調整可)及び通過ゲイン(0〜-20dB、0.1dB毎)
フィルター減衰率:
-24〜-288dB/Oct、-24dB/oct毎 @44.1kHz〜192kHz
フィルター種類:
バターワース(Q=0.707)あるいはLINKWITZ(Q=0.5)
DAC制御:
DAC4493-I2CあるいはDAC1795-I2Cが接続されている場合はボリューム制御が可能です。
RenewDAI9211と接続されている場合は、入力制御が可能です。
その他: 赤外線コントロールなど
(b)接続
(i)CONTROLLER UNIT と Renew DIV5142との接続
下図を参照して接続します。
* CONTROLLER UNIT for RP2040とRenew DIV5142のCN1,CN2は共通接続.
* 電源はCONTROLLER UNIT for RP2040に5Vを供給し、JP2を接続
* Renew DIV5142の電源はCN1から供給とし、JP5を接続
* Renew DIV5142のI2Cポートは”1”を接続
* Renew DIV5142のJP1=CH1, JP2=D, JP3=CH3に接続
(ii)Renew DIV5142とDACとの接続
※ DACは既存のものでも構いません。
※ DACへの接続はCH2,CH4を使用します。
※ DACにDAC4493-I2CあるいはDAC1795-I2Cを接続する場合は、下図を参照に接続します。
% DACへはCONTROLLER UNITのI2C6を使って接続します。
DAC基板のI2CアドレスのJP1,JP2はどちらも次の設定Noとします。
Renew DIV5142出力 CH2の場合 : JP1=1、JP2=1
CH4の場合 : JP1=3、JP2=3
% Renew DIV5142とDACの間にPrecision DELAY基板を挿入することも可能です。
Precision DELAY基板のI2CはCONTROLLER UNITのI2C5ポートに接続します。
この場合、Precision DELAY基板のI2Cアドレスの設定NoのJP1は次とします。
Renew DIV5142出力 CH2の場合 : JP1=1
CH4の場合 : JP1=3
DACとPrecision DELAYとのI2C接続
(CONTROLLER UNITのシルク入れ替え間違いがあるので注意:上図が正)
3. Renew DIV5142を1枚のみ使用した2WAYチャンネルデバイダー(ユニット間距離補正有り)
(a)機能概要
Renew DIV5142のCH2,CH4出力の2WAY用チャンネルデバイダ(CH2:LPF(ウーハ用)、CH4:HPF(ツイータ用))
設定:カットオフ周波数(20〜20 000Hzで1Hz毎に調整可)及び通過ゲイン(0〜-20dB、0.1dB毎)
フィルター減衰率:
E24選択時 -24〜-288dB/Oct、-24dB/oct毎 @44.1kHz〜96kHz
E12選択時 -24〜-144dB/Oct、-24dB/oct毎 @44.1kHz〜192kHz
フィルター種類:
バターワース(Q=0.707)あるいはLINKWITZ(Q=0.5)
ユニット間距離補正:LRCK毎での時間差設定可(最大240LRCK)
48kHz時:空間分解能7.2mm(最大1.72m)
96kHz時:空間分解能3.6mm(最大0.86m)
192kHz時:空間分解能1.8mm(最大0.43m)
PrecisionDELAYとの併用でBCK単位(1/64LRCK)での遅延制御も可能。
DAC制御:
DAC4493-I2CあるいはDAC1795-I2Cが接続されている場合はボリューム制御が可能です。
RenewDAI9211と接続されている場合は、入力制御が可能です。
その他: 赤外線コントロールなど
(b)接続
下記と同じ
「2.Renew DIV5142を1枚のみ使用した2WAYチャンネルデバイダー(ユニット間距離補正なし)」
4. Renew DIV5142を複数枚使用した高次減衰率のチャンネルデバイダー(ユニット間距離補正なし)
(a)機能概要
Renew DIV5142を複数枚(1〜4枚の任意)を使用し、各基板はそれぞれ独立したBPFとして機能します。
設定:カットオフ周波数(通過、20〜20 000Hzで1Hz毎に調整可)及び通過ゲイン(0〜-20dB、0.1dB毎)
フィルター減衰率:
-24〜-288dB/Oct、-24dB/oct毎 @44.1kHz〜192kHz
フィルター種類:
バターワース(Q=0.707)あるいはLINKWITZ(Q=0.5)
DAC制御:
DAC4493-I2CあるいはDAC1795-I2Cが接続されている場合はボリューム制御が可能です。
RenewDAI9211と接続されている場合は、入力制御が可能です。
その他: 赤外線コントロールなど
(b)接続
(i)CONTROLLER UNIT と Renew DIV5142との接続
下図を参照して接続します。
* CONTROLLER UNIT for RP2040と複数のRenew DIV5142のCN1,CN2は共通接続.
* 電源はCONTROLLER UNIT for RP2040に5Vを供給し、JP2を接続
* Renew DIV5142の電源はCN1から供給とし、JP5を接続(すべて共通)
* Renew DIV5142のI2Cポートは1枚目は”1”を接続、2枚目は"2"を接続、
3枚目は”3”を接続、4枚目は"4"を接続、
* Renew DIV5142のJP1=CH1, JP2=CH2, JP3=CH3に接続(すべて共通)
(ii)Renew DIV5142とDACとの接続
※ DACは既存のものでも構いません。
※ DACへの接続は各RenewDIV5142のCH4のみを使用します。
※ DACにDAC4493-I2CあるいはDAC1795-I2Cを接続する場合は、下図を参照に接続します。
% DACへはCONTROLLER UNITのI2C6を使って接続します。
DAC基板のI2CアドレスのJP1,JP2はどちらも次の設定Noとします。
1枚目のRenew DIV5142出力 JP1=0,JP2=0
2枚目のRenew DIV5142出力 JP1=1,JP2=1
3枚目のRenew DIV5142出力 JP1=2,JP2=2
4枚目のRenew DIV5142出力 JP1=3,JP2=3
% Renew DIV5142とDACの間にPrecision DELAY基板を挿入することも可能です。
Precision DELAY基板のI2CはCONTROLLER UNITのI2C5ポートに接続します。
この場合、Precision DELAY基板のI2Cアドレスの設定NoのJP1は次とします。
1枚目のRenew DIV5142出力 JP1=0
2枚目のRenew DIV5142出力 JP1=1
3枚目のRenew DIV5142出力 JP1=2
4枚目のRenew DIV5142出力 JP1=3
5. Renew DIV5142を複数枚使用した高次減衰率のチャンネルデバイダー(ユニット間距離補正有り)
(a)機能概要
Renew DIV5142を複数枚(1〜4枚の任意)を使用し、各基板はそれぞれ独立したBPFとして機能します。
設定:カットオフ周波数(通過、20〜20 000Hzで1Hz毎に調整可)及び通過ゲイン(0〜-20dB、0.1dB毎)
フィルター減衰率:
E24選択時 -24〜-288dB/Oct、-24dB/oct毎 @44.1kHz〜96kHz
E12選択時 -24〜-144dB/Oct、-24dB/oct毎 @44.1kHz〜192kHz
フィルター種類:
バターワース(Q=0.707)あるいはLINKWITZ(Q=0.5)
ユニット間距離補正:LRCK毎での時間差設定可(最大240LRCK)
48kHz時:空間分解能7.2mm(最大1.72m)
96kHz時:空間分解能3.6mm(最大0.86m)
192kHz時:空間分解能1.8mm(最大0.43m)
PrecisionDELAYとの併用でBCK単位(1/64LRCK)での遅延制御も可能。
DAC制御:
DAC4493-I2CあるいはDAC1795-I2Cが接続されている場合はボリューム制御が可能です。
RenewDAI9211と接続されている場合は、入力制御が可能です。
その他: 赤外線コントロールなど
(b)接続
下記と同じ。
「4. Renew DIV5142を複数枚使用した高次減衰率のチャンネルデバイダー(ユニット間距離補正なし)」
A.基本的な操作方法
(1)PICOへのソフトウエアのインストール方法
下記の手順にておこなってください。
(i)基板類に電源を投入(*1)
(ii)PICOへUSBケーブルを接続
(iii)PICOのBOOTスイッチを押しながらCONTROLLER UNITのSW5(RUN)を押す
(iv)PCのエクスプローラにPICOの仮想ドライブが現れるのでDLした制御ソフト(UF2)をマウスでドラッグ
→ソフトウエアがインストールされたら仮想ドライブが消えます。
(v)USBケーブルを抜く
(*1)基板類に電源を給電する前にUSBを挿した場合、USBから基板に電源が供給されるため
USBハブの電流容量を越える場合があり、正常に動作しない場合があります。
(2)初期化
ソフトウエアをDLした場合は、最初にかならず初期化をおこなってください(*2).
初期化はCONTROLLER UNITのSW1を押しながら、リセットあるいは電源立ち上げを行います。
画面にINITIALIZEと表示されれば、SW1を離してかまいません。
(*2)初回のソフトウエアのインストール時には自動的に初期化を行いますが、
2回目(他の制御ソフトウエア含む)時においては、過去のデータが保持されたままになるので、
念のため初期化を推奨します。
(3)赤外線リモコンの学習
赤外線リモコンの学習はCONTROLLER UNITのSW4を押しながらリセットあるいは電源投入を行います。
IRR LEARNING STARTと表示されますので、対応する機能にあわせて、
赤外線リモコンのボタンを短く押す(タップ)します。学習と確認(VERIFY)の2回ボタンを押しますが、
その内容に相違がある場合は、学習から繰り返します。
学習する内容は下記の9キーです。
SW1(TERM-) SW1と同じ。項目戻しにつかいます。
SW2(TERM+) SW2と同じ。項目送りにつかいます。
SW3(PARA-) SW3と同じ。パラメータ戻しにつかいます。
SW4(PARA+) SW2と同じ。パラメータ送りにつかいます。
VOLUME INC DACのボリュームUP
VOLUME INC DACのボリュームDOWN
INPUT INC DAIの入力切替送り.。
INPUT DEC DAIの入力切替戻し.。
MUTE RELAY DACのMUTEリレーのトグル動作
赤外線リモコンの学習が終われば、通常の動作に戻ります。
(4)操作
LCD画面に現れる"<"が現在調整可能な項目になります。
項目の変更はSW1(戻し),SW2(送り)で行います。
パラメータの変更はSW3(戻し)、SW4(送り)で行います。
項目によっては長押しにより早送り、早戻しが可能です。
No | 画面 | 備考 |
FRONT PAGE |
このページはI2Cでの接続DAC (DAC4493-I2C,DAC1795-I2C)あるいはDAI(RenewDAI9211)が接続されている場合のみ表示されます。 |
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クロスオーバ 周波数、ゲイン 設定 |
4Way版の場合 2Way版の場合(不要な部分は変更できません) |
HPF、LPF 通過及び20〜20000Hzで調整可能です。キーの長押しで早送り、早戻しが可能です。 GAIN 0〜-20dBで調整可能 4WAY、2WAY版で表示が異なります。不要なところは変更できないか、変更できてもその意味はありません。 |
フィルタ 条件設定 |
FLT フィルタ次数 最大次数は構成によって変わります。本来の最大設定次数を越えた場合は、超過分は無視されます。 TYP フィルタ種類 バターワース、リィンクウィッツから選択 FRQ 周波数応答 AUTOにすると周波数に応じてフィルタを自動調整します。固定にすると設定周波数でのフィルタ値になります。 FMT miniDSPの入力フォーマットです。 I2S,LJ,RJ16RJ24から選択。 REL ONでクロスオーバ周波数のLPFFとHPFを連動させて変化させます。 ELM miniDSPの構成を12素子,24素子を切り替えます。使用ソフトに応じて12素子固定になる場合があります。 |
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ディレイ設定 |
DELAY miniDSPのディレイ設定値(LRクロック単位) 0〜240 大文字Dは実装有り、小文字dは実装無しです。 PRECISION DELAY 外付けPrecision DELAY基板の 設定値(ビットクロック単位)0〜63 大文字Pは実装有り、小文字pは実装無しです。 |
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DAC設定 | DF DACのディジタルフィルタ設定 SHARP-rolloff,SLOW-rolloff および NORMAL-delay,SHORT-delay の組み合わせ FMT DACの入力フォーマット ATT DACのATT(VOLUME)設定方法を選択。VRをつかうかENCを使うかを選択 |
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機器接続 状況表示 |
I2C-6に接続されたDACの接続状況表示 I2C-1〜6に接続されているすべてのI2Cデバイスの表示 |
これはほぼデバッグ用の機能です。 |
バージョン情報 | バージョンならびにソフトウエア内容表示 |
B.その他
i)既存のDIV5142を使う場合
Renew DIV5142と既存のDIV5142は基本構成は同じです。そのため、DIV5142を使うことも可能です。
その場合の接続方法について説明します。
※I2C接続
I2CラインはDIV5142のIC10(未実装のはず)のランドを使うのが便利です。
接続先 SDA:IC10-Pin5、SCL:IC10-Pin6
CONTROLLER UNITのI2C接続ポートは上述の接続にて行ってください。
(DIV5142が1枚のみはI2C1、複数枚使うときはI2C1〜I2C4)
※実装素子の取り外し
PICは取り外してください。
R9,R10はI2Cのプルアップ抵抗なので、マスタ(CONTROLLER UNIT)と重複しないように取り外してください。
※パターン修正
DIV5142を1枚のみでつかう4WAYの場合:パターン修正ありません。
DIV5142を1枚のみでつかう2WAYの場合:2WAY版の資料5章に基づいて修正ください。
DIV5142を複数枚つかう1〜4WAYの場合:2WAY版の修正5章に加えて、CH3も同様の
修正をして全てカスケード接続にしてください。
ii)Renew DAI9211を入力につかう場合
Renew DAI9211を使うことで、SPDIF0〜1、AUX0〜2(PCM、I2S)x3、ADC(96kHz)の入力が可能です。
※I2C接続
I2CラインはSLAVE UNITとシルクのあるU4,U6を使います。
接続先 SDA:U6、SCL:U4,GND:GNDのどれでもよい。
CONTROLLER UNITのI2C接続ポートは"I2C5"を使用します。
※実装部品の取り外し
PICは取り外してください。
※新規に作成する場合
新規で作成する場合は、実装部品はハッチング内でかまいません。
PCM9211をリセットを解除するため下記位置に1〜2kΩ程度の抵抗を実装ください。
リセット解除のための挿入抵抗の位置