Renew A11をつくる! の巻き 2012.9.16

RenewA12をヘッドホンアンプや差動アンプとして使用して、いい結果がえらたのでA11アンプ基板も
同じ端子配列でリニューアルしてみました。

リニューアルしたA11基板。


コードネームはRenew A11です。

試作基板があがってきたので、早速部品を実装です。
まずは抵抗から。部品面から抵抗をどんどん挿していって、部品面から半田付けです。
この方法は長短ありますが。
長所はなんといっても製作時間が短くて済む点なのでお気楽です。
短所は、部品の熱負荷が高いのと、フラクスが部品面に流れるので見栄えがすこし悪くなります。
ということになりますが、ついお気楽なほうに日和ってしまいます(笑)。

部品面にどんどん抵抗を挿して、その後に半田付けです。

あらかた完成!

必要な部品はほぼ実装が終わりました。NPNトランジスタは2SC1815、PNPは2SA1015をつかいました。
入力のFETトランジスタは2SK246BLです。

ほぼ完成です。

出力段のトランジスタは汎用品のTIP31C,TIP32Cです。Ic=3A、PC=30W程度のものなら何でもOKです。

出力トランジスタを取り付け。

調整は
調整箇所はバイアス電流の設定とオフセット電圧の調整です。私はあまりバイアス電流を流さない方なので
今回のアンプでは20mAとしました。このため、15V電源でも消費電力は300mW程度ですから、小さい放熱板
でも、熱容量的には十分です。

調整時の様子。

調整が終われば、発振器の出力を接続して出力の確認です。
1kHzと100kHzの入力を入れてみましたが、問題なさそうです。
 
1kHzの入力時の出力波形        100kHzの入力時の出力波形

一気に試聴です!
ヘッドホンに接続して、入力はDAC1795を接続して試聴です。
RenewA12はホットな音調でしたが、こちらはものすごく端正な音調です。
ものすごく正確な音がでている感じがします。なにが違うのかな?
まあ、音質なんて主観の塊だから、単なるイメージだけかもしれません(笑)。

試聴時の接続

いつものお出かけの写真をパチリです。

お出かけ用の写真です。

回路図は、

実回路図

オペアンプに見立てた場合。

(つづく)