ヒロの作例です。 2008.1.1

HP管理人の特権を生かして(笑)、今年最初の投稿です。

DAC1242をつかった改造前と改造後です。
改造前はDAC1242単体をつかった構成です。下から電源基板、DAC基板、そしてDAI基板になります。
ケースはタカチのOS99−26−16SSをつかっています。
改造後はDAIの代わりにメモリーバッファーをつかっています。前面のSWで44.1と48kHzを切り替えています。


このくらいコンパクトにつくれば置き場所の自由度が高くなるのでいいのですが、他の機器(アンプなど)には
ちょっと厳しいサイズかもしれません。

検討期はこちら


BEFORE


AFTER


T.Sさんからいただきました。 2008.1.13

頒布してもらっていたAMP、DACが完成しましたので投稿します。特別な部品を使用せずに製作しています。

1作目は、LM3886 BTLアンプです。
これは、マルチチャンネルのアンプを入れかえようと思い3台製作し、しばらく使用したのですが結果がもうひとつなので今はマルチにしていません。
1台目はレイアウトに失敗したようで、単体ではよいのですが、チャンデバと接続するとハムが出てしまい完全に除去できなかったので、チャンデバにあわせてバランス入力にしました。これによりハムは改善されましたが、用途が限定されてしまいました。写真館にも同じような配置にされている方がおられますが、ハムは出なかったのでしょうか。
2台目以降は、1台目の結果によりケースとレイアウトを考え直し製作したのですが、どうしても入力から遠くなるユニット側に少しハムが出て完全に除去できませんでしたが、実用上問題のないレベルです。

2作目は、ASRCとDAC1794−woDAIです。
ケースに入れて単独使用をするつもりで製作していたASRCがそのままになっていたのとPCM1794使用したDACも作りたかったので製作しました。いろいろとパネルに表示させたかったのですがシンプルなものにしました。満足できるものでサンプルレートを96kHZに切り替えて使用しています。

3作目は、DAC1794−Vとメモリバッファーの組み合わせです。
製作後、DACは動作したのですがメモリバッファーがうまくいかずICのハンダチェックとLED1・2の点滅に同期してノイズが入ったため対策と原因を見つけるために少し時間がかかりました。ICのハンダ不良がまだ残っているとは思いたくないのですが、メモリ基板の電源入力マイナス側をシャーシに落とすことでノイズは完全に消えています。DCサーボは、動作が安定しているようなので使用していません。
ターミナルブロックを使用したため、基板の端子番号が見えなくなりましたので、今回チェックしやすいようにシャーシに端子の番号を記入したシールを貼り付けています。トランスにもスペックを書いたものを貼り付けました。
以前製作した1704−4Dと比較するとこのDACは、ディスクリートの差動アンプのためか、きめが細かくやわらかい音だと思います。OPアンプの音より、どちらかというとこちらのほうが好みです。


とのことです。一挙大公開!って感じですね。ケース内の配置も整然としていて見ていて気持ちいいですね。
BTLアンプのハムは気になるところですが、みたとろこ平滑コンデンサのユニットを見たときに、
ブリッジから平滑コンデンサの入り側とアンプへの出側が同じ側になっていませんか? 
そうだとすると入・出側から遠いコンデンサの出力インピーダンスが上がっているはずなので、
互いに反対側になるようにすれば、改善するかもしれませんよ。















宇都宮市のNさんからいただきました。 2008.1.26

NOSDAC3完成のご報告
今更と言われそうですが、随分前に配布していただいた、NOSDAC3のケーシングが完了しましたので、写真を投稿させて頂きます。
ケースは、リードの安いものを買ったのですが、フロントおよびリヤのパネルがあまりに貧弱でしたので、2.6mmのアルミ板で作り直しました。
音はすごく柔らかい感じで、私が使っているP-610DB+指定箱の、ちょっとヒリヒリしていた高音を聞きゃすくしてくれます。
このDACを製作した結果、今まで持っていたCDが良い音で鳴ってくれて、大変得した気分です、ありがとうございます。
次回は、DAC1242を製作してみたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

金属板の加工ドリルについて
以前、スーパー武蔵ドリルの記事をみかけました。
私が通常のドリルを加工して使っている一文字ドリルと呼んでいる物がありますので紹介させていただきます。(もうご存知でしたら失礼)
主に薄物〜厚物の金属穴加工に使っておりますが、通常のドリルを購入して来て、固定小型グラインダーで刃先をこの形状に研磨します。
研磨時に刃先に焼きが入らないように注意が必要です。
当然、再研磨することが可能です。


とのことです。なるほど、ドリル先を削ってエンドミルみたいな形状にするのですね。
径の小さいドリルだと、研磨のテクが必要そうですが、再研磨できてお財布に優しそうです。








がぁぐさんからいただきました。 2008.1.27

配布いただいた基板を使用して6chアンプが完成しましたので、投稿します。

高域用:お気楽でないPA(アイドリング150mA)+AD電源基板  右側取付
中域用:LM3886BTL+NON−NFB電源基板  左側取付
低域用:お気楽でないPA(アイドリング200mA)+裸電源  上カバー裏取付

構想1年、製作に半年もかかってしまいました・・・。3WAYマルチに使用したかったのでこのような構成となりました。なんだかすごく重いです(笑)
売りは全てのアンプが同じアースを共有していることです。
トランスはRSの225VAを3個、パーツはそれなりに選んだつもりです。抵抗は一般のカーボン抵抗、金属被膜ですが、音の要となりそうなところにはソリストを使用。

ケースは当初フロントパネルがヘアラインだったのですが、もっとケバくしたかった
ので根性磨きで鏡面にしました。6chマスターボリュームのノブはゴールドリーフ
(金箔)で仕上げてあります。 
リレーを入れていませんので、フロントの6つスイッチ(3つは電源スイッチ)で
各ユニットをON−OFFしています。

配線がごたついていますが、LM3886BTL、低域用お気楽でないPA共にノイズは皆無です。一番楽観していた高域用お気楽でないPAにノイズが入ってしまいます。
配線を少しやり直したものの入る時と入らない時があります。
2基のお気楽でないPAで共に若干のドリフトがありますので、高域用には出力にコンデンサをいれる予定ですが、低域で回避する方法で何かご助言願えませんでしょうか?

音質はどれも素晴らしいのですが、特にお気楽でないPA+裸電源が好みです。
スピーカーから今まで経験の無い音が飛び散っております。

すごくキレイな基板なので、右側のカバーはアクリルにして覗けるようにする予定です。
この度はすばらしい趣味をいただき、ありがとうございました。
もうすぐADCも完成予定です。


とのことです。ヘアラインのパネルの鏡面化はすごいですね。考えただけでも手間がかかってゾッとしそうです。
研磨後にメッキでもされたのかな?
ドリフトについては、一番の方法はカップリングCですが、どこまで抑えたいかによりますね。
100mVくらいだと大きいですが、10mVくらいだったら気にする必要もないと思いますよ。
私も高域(ツーイタ)もアンプ直結です。オフセットなんか全然気にしていないです(笑)。










がぁぐさんからいただきました。 2008.2.3
 
ADCが完成、動作確認できましたので投稿します。
制作例があまりなく、制作上情報集めに苦労&はじめてのSSOPに愕然としましたがなんとかカタチになりました。
 
アナログレコードをデジタル化してデジタルチャンデバへ送りたかったので、窪田式のフォノイコと共にケーシングしてあります。
 
電源はフォノイコにAD電源基板、ADCには汎用電源基板Bにて供給。
ADCの入力にゲインを持たせ、ソフトンのボリュームを使用。
出力は24Bit/96kHzに設定しました。
フォノイコは基板を作る知識も技術もありませんでしたので、1.6mm、2.0mm銅単線&ポイントtoポイントで作りました。
光出力(TOTX179)も取り付けたいと思っているのですが、どこから信号を拾ってくればよろしいのでしょうか?
+5V電源はレギュレーターの足から拾う予定です。
 
前回のアンプ、そして今回とはじめての自作でしたが、こうして無事理想のシステムが完成に近づいていることに感謝感謝の今日この頃です。

とのことです。光出力するならDIT4192のPin18からとればいいでしょう。C23の基板端の反対側のピンから取るのが良いでしょう。
同軸と同時にとれるかどうかはわかりませんが、たぶん大丈夫でしょう。
確かにADCは作例がすくないですが、アナログソースがある場合は意外と便利な機能ですね。
 





和歌山のNさんからいただきました。 2008.2.11

これまでのDACがB.B.のみなのでヒロさんのフルーエンシー型FN1242Aを使ったものを製作しようかと検討中に売り切れとなってしまいました。
後発予約していたものが今日昼過ぎに届いたので早速DAC基板のみを製作しました。
既製作のDAC1794 wo DAI+ASRC+MemoryBuffからDAC基板を外して換装することにしました。

@     抵抗がDALE RN60、コンデンサが手持ちのDM、フィルムなど混在しています。
A     電解コンはC3,C5以外はOSコンデンサを使いました。
B     トランジスタは殆んどマニュアルどおりでノン・サーボ構成としました。
C     電源基板は、お勉強DACVのもので±5V→+5V、+3.3V ±15V→±18V(Non-NFB)に改造しています。

部品点数がDAC1794-3に比べるとかなり少なく所要時間は基板製作、基板の換装を含め7時間程度であっさり完成しました。
オフセットもVR 1,2で1mV以内に収まっています。 なお、Q28〜30のIcは約20mAです。

完成直後なので音質などの詳細な評価は控えますがDAC1704などと比べて爽やかな感じでB.B.、FN何れも捨てがたくこれからは二本立の気配がします。


とのことです。たしかに部品点数はDAC1794-3に比べると少ないので、案外さっくり作れますね。
よければ音質評価についてもご投稿ください。

(追記:2008.2.15)
DAC 1242Aを連続通電してから数日が経過したのでじっくりと聴いてみました。
このDACは、全域に亘って分解能が優れているようです。「FAKIE」では指で弾かれるギターの弦が微妙に震えるのが良く伝り、Keikoのボーカルも眼前に迫ってくるようです。
千住真理子のバイオリンではストラディバリウスからの倍音がはっきりと聴いてとれ、エルビン・ジョーンズのドラムでも巧みなスティック捌きが手に取るようでシンバルの金属音もリアルに聞こえます。
低域はDAC8D-Sや1794-3より厚み不足に感じていましたが良く聴くと分解能が良いためベースなどダブツキがなくすっきりと再生されています。
高音とか低音が良いというような評価ではなくこれまでのDACとは一味違った気分爽快で楽しく聴ける一品だと感じています。
これからはDAC8D-SとDAC1242Aの2台を使い分けることになりますが多分1242Aの出番が多くなりそうです。

Dレンジの広いクラシックなどでもS/Nが気になるようなことはないと思いますが、FN1242Aデュアル化したものもリリースして欲しいものです。

[使用したシステム] SP→EXCLUSIVE 2402+ET703 、Pre-Amp→電子VR、Power-Amp→HPA-2

 &We300B pp管球アンプ、Transport→ESOTERIC P-2、比較用DAC→DAC8D-S(1704Ver)&DAC1794-3