羽曳野のNさんからいただきました。 2007.5.5

連休を利用し、DF1706E仕様のDAC1704-4Dタイプがついに完成しました。
CS8416のモード設定はすべて、デフォルトで東京のTさんと同じ仕様になっています。
作る順番が反対になりましたが次回は標準のDF1704バージョンを製作し音の違いを比べたい
と思います。

 
今回の製作は目の悪い私には、この手のICの半田付け及びジャンパー線処理はかなり無理が
ありました。老眼鏡を二つ重ねて半田ごてを握るような常態です。(笑)
使用部品はベテランのみなさんがお使いのような高級部品は使用せず、製作してみました。
ケースはタカチ製を使用、入力は同軸1と光1で後面パネルのトグルスイッチで切り替えるよ
うにして前面パネルはシンプルに照明付電源スイッチだけにしました。
しかし、大型インシュレーターを使用して完成後の重量はDACで10kgにもなりました。
 
配布いただいているヒロさん製の基板ユニットは完成度が高く、いつも一発で動作します。
今回も何のトラブルもなく見事に完成しました。
 
気になる点といえばDAC用5V電源はミニディスクリ電源を使用していますが−側の消費電流
が大きいようで放熱器がかなり熱くなりますがこんなものでしょうか+側は問題ないです。
いいのかダメなのか確認のため、教えていただければ精神的に落ち着きます。
 
肝心な音質ですが、いきなり出た音にびっくりしました。うまく表現できないけれど空気感
と言うか、聞いた感じのSN、ダイナミックレンジがすごいし、臨場感がものすごいです。
特性などは測定していませんがそんなことはどうでもいいように思います。
ノイズも全くなく、とになく音楽的に鳴ってくれています。
すでに製作されたみなさんが冷静でおられるのがふしぎと思っているのは私だけでしょうか?
 
以前に製作したASRCを途中に入れて周波数を変えてみましたが私の駄耳では多少変化はある
もののどれがよいのか判断できませんでした。
つい、うれしくなって投稿させていただきました。

とのことです。
トランスをセンターに配置されていますが、これは重量バランス重視ということででしょうか。
-5Vのレギュレータは熱くなりますが、問題のない範囲だと思います。気になるようでしたら、
放熱板の上に、同じ放熱板を耐熱性のある接着剤(シリコン系)で取り付けてはいかがでしょうか。
私の作例「DAC1704-4D製作記」では、熱を分散させるために+5Vもレギュレータの放熱板と銅板で結合しています。











和歌山県日高郡在住のM.Wさんよりいただきました。2007.5.6

 今回、配布戴いたDAC63S−miniがようやく完成しましたので、投稿いたします。
 
今までに、真空管アンプ等の自作経験はありますがDAC等の製作は、初めての経験でしたので
このコンパクトなDAC63S−miniは、私にとってピッタリのお勉強DACになりました。
 
 製作過程で困ったこと、ケミコンが少し大きくて部品面に取り付け出来ずに一部を半田面に取り付け
しました。 又ケースの高さも5センチ程度にて部品とは、数ミリしか間隔が取れませんでした。
 後はSOPICの半田付に少し苦労しました。(今までにこの手の部品はさわるこたがなかったので)
 
 使用部品は、通販にて購入した物ばかりで特にこだわった物はありませんが、トランスだけはケースが
小さいのでRSコンポーネンツの30VA(15V×2)のトロイダルにしました。
 
 製作途中でヘッドホンアンプがあればいいなあと思い、お気軽HPA基板を配布戴いて組み込みました。
HPAの電源回路は、(3端子レギュレーターICにて±15V供給)ユニバーサル基板で作製しました。
 
 音出しの瞬間は、緊張しましたが音が出た瞬間!やった!!(^¥^)と思わず声を出してしまいました。
 
 それからはゆっくりと好きな曲に浸ろうと思ったのですが、何故かDAC,HPA単体での使用ならフルボリューム
でもハム音は聞き取れないのですが、DAC出力HPA入力と接続してフルボリュームにするとハム音が出てしまいます。
 色々アース配線等変更してみたりしているのですが・・・・・まだ取りきれていません。HPAボリュームを3時以上に上げなければ分からないので、今はそのままにしています。
 
 音質は、手持ちの少し古いですがサンスイのDAーα607iと比べても遜色無い様に思います。
 
 これを機会に、よりアップグレードなDACにトライしたく思っています。

とのことです。
DAC63S-miniは電源部もあって、これ一つで完結するので取っつきやすいと思います。
難点は主要構成部品の大半がディスコンな点なところですが。
さて、ハムでお困りとのことですが、対処処としてはGND強化もあれば、反対にGND配線の削除も有効ですよ。
2重に(冗長な状態で)接続されているGND線を1つづつ切り離して様子をみてはいかがですか?
(要はGNDループの排除です)。




T.Sさんからいただきました。 2007.5.8

頒布してもらったDAC、電子VRの製作ができたので投稿します。
久しぶりの電子工作でいろいろとトラブルがありましたが何とかここまで製作できました。
はじめにDAC63S−mini製作してから、DAC63-4D 、1704−4D、電子VRの製作を行いました。
使用している部品は、一般品で特に凝ったものは使用していません。
秋月の特価品なども使用しています。

DAC63-4D は最も製作したかったもので完成後にはじめて聞いたときは大変感動しました。
DACとしては使用部品もDAI基板を除いて扱いやすいものばかりで特に難しいとは感じませんでした。
構成は、参考例とあまり変わらないもので行いましたが、ケースのサイズがかなりきつく収めるのが大変でしたが、
結果はうまく収まりコンパクトに出来上がっています。
音質は、1704-4Dとは異なるようですが、一長一短で捨てがたいところがあります。

1704−4Dは、投稿や掲示板を見て、どうしても作りたくなって製作したものです。
ケースはタカチのものを使用し、DAC63-4Dを組んだときの経験により板厚の薄い部分を前後のパネルとして利用し、
大きさも余裕のあるものにしました。
投稿されたものを参考にしながら製作し、現在のメインDACで聴く音楽によりDAC63-4Dと使い分けをしながら使用しています。
音質の印象はダイナミックレンジも大きく臨場感もあり大変すばらしいものです。
一般品ではない部品を使用していればもっとよいものになったのではと思います。
DAI基板にDIR1703とCS8416の両方を使用して比較しましたが、DIR1703の方がよいと感じたので1703を使用しています。
リクロックは、部品の準備できたので近いうちに取り付けるつもりです。

電子VRは、OPアンプで組んでいたプリと入れ替えるために製作しました。
ケース内の配置は、基板製作時の意図から外れた配置になっていますが、今のところトラブルもなく動作しているようです。
トランジスタは、テスターでhfeを測定し選定したものを使用しています。
検討時に話題となっていたチリチリノイズは少し出ていますが問題はありません。
ICはすべてソケットを使用して取り付けています。R-2Rの抵抗の組み合わせは910、1.8kを使用しました。
電子VRの製作でLEDを取り付けるケースの穴あけが難しかったのですが今回は裏技により今までより少しましなものになりました。
出力のレベル表示は4桁のLEDで行い、パネル面はスモークのアクリルパネルを加工してはめ込んでいます。
電源トランスはRSのトロイダル52VA 15Vを使用し、アクセサリーとしてADCも組み込んでみました。
音質は、OPアンプより繊細でやわらかいものでした。



とのことです。一度に3作品の投稿有り難うございます。
DAC1794-4Dはすべて基板を平置きにされているようですが、基板間隔もほとんどなく1枚物に見えてしまうあたりが、
凄いです。プリのボリューム表示もLEDにすると暖かみがでますね。私も交換しようかな〜。
でも、電子ボリュームのLED穴加工の裏技が気になりますね。よければBBSに投稿ください。








TADSINさんからいただきました。 2007.5.14

パワーアンプ基板2製作

今現在は初代電流帰還アンプBTL版×2台の製作に没頭していたのですが、オーディオ仲間に懇願され、
FETとバイポーラの音質の差にも興味があったので引き受けた「頼まれ物」です。
基本的には写真館のPAGE21の「電流帰還アンプ2台同時製作」と同じ仕様ですが、コーリアンは使っていません。
依頼者の希望で50kΩのボリュームを入れています。

ただ基板が相当でかいので、RSのトロイダルは120VAしか使えません。左右方向もギリギリです。
この取付け方だと、基板の電源とSP出力の端子回りのハンダ付けが、ケミコンが邪魔で苦労しました。
整流ダイオードブリッジはA&R Labの100V12A、線材はアコースティックリバイブの楕円単線、オヤイデPA22、
オヤイデPA02、0.9mm金メッキOFC線などです。抵抗は総てソリスト、フィルムコンはWIMAです。
R.さんの指示でC1は無し、C2は100pF、C3、4は330pFのディップマイカ、半固定VR1は500?にしています。
これで一発で音出し、バイアス電流は100mA、DCオフセットは0.8mVでピタッと動きません。
(初代電流帰還アンプは10〜20mVでふらつきます。)

完成して一昼夜通電してから、別のオーディオ仲間で、38cmウーファーの大型システムを、LUXMAN M7を2台
BTLモノラル仕様で駆動している所に持ち込みました。
予想に反して低域の伸びと厚みが物凄く、エージング途中にもかかわらず、M7 BTL仕様の低域を
ローエンドの伸び、解像度共に凌駕しています。ボーカルの鮮度感も上々です。
中高域の切れや解像度は、初代電流帰還アンプ(FET)には及びませんが、クラシックの弦の艶はなかなかの音です。
相手が高能率SPということもあって、部屋を揺らすような大音量で鳴らしても、非常に安定感のある
ピラミッドバランスを保ちます。
R.さんの言うFETとバイポーラの素子による音の違いが良くわかりました。

誤解を覚悟で大雑把に言うと、
「少し硬めだが、全域で高解像度、中高域から上の粒立ちと切れが良いFET」
「どっしりとして安定感があり、中低域の量感と中高域の艶が魅力的なバイポーラ」
と言った感じです。

さあ次は自分の「初代電流帰還アンプBTL版×2台」です。


とのことです。電源周辺の配線が太目の単線で、直線配置で基板に供給されているのがポイントですね。
バイポーラとFETの違いについては、FETが真空管にたとえられる場合があるようですがイメージは反対で、
私もFETのほうが高域の立ち上がりがいいように思います。どちらがいいかは好みですけれどね。
しかし、TADASINさんのお仲間はみなさんデカイSPをお使いですね。やはり、最後は38cmに行き着いちゃうのかな?







くわとろさんからいただきました。 2007.5.16

こんにちは
以前分けて頂きましたNOSDAC3が完成しましたので投稿させていただきます。
部品選び以外は特に工夫したところもなくヒロ氏の作例そのままという感じになりました。

主要な部品は

IV変換部 DALE RS-2B + BB OPA627AU
DCサーボ部 WIMA 1μF + AD823
アナログ部抵抗 ニッコーム
フィルムコン ニッセイAPS

です。プチ成金構成ですね。
もっとも、ニッセイAPSは通販だと普通のフィルムコン買うよりも安く済みますし、
ニッコームはあまり癖がなくDALEのCMFより安価なので採用しました。
電解コンデンサは平滑用とアナログ部にニチコンKWを試しに投入してみました。
デジタル部分は低ESRのものを適当につけています。
リクロックについては100MHz 偏差±50ppmのオシレーターが安く売っていたのでこれを利用しました。
ただし、外形が正方形だったので5Vをジャンパで付けています。
ケースは奮発してタカチのOSシリーズを使いました。

A6H-SLIMのHPAで聴いていますが、音の方は素晴らしいというほかありません。
非常に落ち着いた音で何もないところから音が浮かび上がってくるような感覚です。

素晴らしい基板を頒布していただきありがとうございました。


とのことです。ヘッドホンアンプの電源の放熱板はCPUクーラを切断されたもののようですね。
フィンがたくさんあって、放熱効果が高そうです。RS-2BはIV変換抵抗の標準品みたいになってしましたね。
使った事がないのは私くらいのものかな?



羽曳野のNさんからいただきました。 2007.5.16

ヒロさん、こんばんは
 
スピーカー保護リレーで言いだしっぺの私がヒロさんに基板の配布、検討お願いしたのですが、、、
BBSにて、いろいろ考え方のお話を楽しく拝見(勉強)させていただきました。
 
現在、ヒロさんに配布いただいておりますミューティング基板のユニバーサルエリアに
簡単なDC検出回路を組込み各アンプに採用していますが好調です。
実験ではそこそこ応答速度も満足できるものですし、非常に製作も簡単です。
正直、もっと手抜きでTrを2個くらいで行ったけれど負側のDC検出の感度がやっぱり
悪くてだめでしたので最終回路はTrが4個になりました。
 
友人のオーディオマニアが製作した自慢のDCプリアンプを私の電流帰還アンプに接続
したところ、どうやらDCが少しもれているようでミュートリレーが作動したままでした。
自分のメインアンプではどうもないのにと悔しがっていました。
ちゃんと調整が必要ですよ! と言ってやりました。
 
参考にもならないと思いますが回路図と写真を添付させていただきました。

とのことです。この回路設術の発想は私には真似できません。単一電源でとてもシンプルです。参りました。

DC漏れ検知の回路図(PDFファイル)