DAC1795-1.5を製作する!の巻き 2011.4.23
FFDAC1795の製作にあわせて簡単に遊べる1.5シリーズのPCM1795版DACもつくってみました。
簡単なミスは2カ所ほど発見しましたが、通常つかう分には修正は必要なさそうです。
5Vレギュレータは電流を沢山消費する可能性があるので放熱器をつけました。
いつものは電源から組み立てていくのですが、今回は気分を変えて電源以外からつくりました。
単に実験用の定電圧電源があるので、それをつかった方が確認が早いからですが・・・・
まずは最小限組み立てて動作の確認をおこないました。
電源以外の動作は確認完了!
最後に電源部分を組み立てて、トランスと接続して最終確認です。
トランスを接続しての動作確認もパスしました。
ボリューム表示LEDもとりつけよう!
このDACにはボリューム表示出力とLR信号出力もあるのでSPDIF Freq Checkerも接続可能にしています。
まずはLEDからとりつけてみましょう。
今回はLEDは秋月から新しく超高輝度タイプのものを購入しました。@100円と安いです。
今回つかって見る予定のLED。
なぜ超高輝度にしたかといえば、電流値を抑えることができそうだからです。
あまり電流を流すと5Vレギュレータの発熱が心配になります。
LED表示器の組み立てはマニュアルにあるように下図のように配線すればいいのですが、
抵抗の取り付けが必要になす。
ここで抵抗は超高輝度LEDをつかうとうことから1kΩと少し値の高いものを選択しました。
さらに取り付け安さを狙ってチップ抵抗をつかいました。チップ抵抗は秋月電子で1リール500円の
格安のものをつかっています。
チップ抵抗をあらかじめLEDの足に取り付けておいて、あとでICソケットを半田付けする作戦です。
LEDは背面に実装済みです。チップ抵抗も取り付け済みです。
上の写真ではわからないと思うので、さらに拡大写真が下図の通りです。
「102」とあるのが1kΩの抵抗です。
あらかじめLEDの足に抵抗器を片側だけ半田付け。
つぎにICソケットを取り付けます。
ICソケットを取り付けて完了!
最後にプログラム済みのPIC(PIC16F819)を差し込めば完了です。
LED表示コントローラが完成しました。
あとは、本体基板に接続して動作の確認をおこないます。こちらも問題なく動作しました。
これで一通り基板ハードウエアに関しては完成です。
一応完成したDAC1795-1.5
この1.5シリーズではMUTE用リレーとかはすべて省略していますので、無信号時のノイズをださないように
CS8416のUNLOCKを検知してPCM1795をMUTEさせるようにプログラムを少し修正したほうがよいようです。
このあとはソフトの作業です。
試聴してみましょう!
ソフトの修正もおこないいよいよ試聴です。
今回も耳タコのラフマニノフから選曲しました。
FFDAC1795と比較すると、なんとなく小振りな音がするような気もしますが気のせいでしょう(笑)。
ノイズもなく、ご機嫌に鳴ってくれます。
電子ボリュームの操作感も良好です。
このくらいのDACは、作る上では大作(FFDAC1795)を作ったあとのデザートに持ってこいですが、
性能面、機能面でもメインディッシュにもいいかもです。
ディスクトップヘッドホンアンプと組み合わせて小型のシステムを考えたくなります。
微妙な差? 2011.4.29
DAC1795-1.5ではFFDAC1795と同様にフィルターの切り替えスイッチをつけていますが、
この差は微妙です。というか私の耳には変わったような変わらないような(笑)。
Shapr roll off のインパルス応答 Slow roll off のインパルス応答
まあ、これは聞いてのお楽しみです。
(つづく)