ポンタンさんからいただきました。2006.7.30


ADコンバーターキットです。
基板完成以来、バラック状態で長い間使用してきましたが、このたびケースに収納し完成となりました。
相変わらず皆様の美しい作例と比べると恥ずかしいくらい不恰好ですが、何かの参考になればと思い投稿させていただきました。

使用パーツは
フィルムコンデンサーにニッセイAPS、電解コンデンサーにニチコンミューズ
抵抗は金属皮膜0.5W誤差1パーセント、オペアンプはOPA2604を使いました。

電源トランスはRSコンポーネントの25VA、0−18V×2のものです。
ケースはもう一回り小さくても十分に入ると思いますが、放熱面と実装のゆとりのためにあえてこのサイズにしました。

制作上のポイントはやはりSSOPのハンダ付けでした。
SSOPのパーツが3つもあったので無事に完成できるか少し不安がありましたが、0.3ミリのハンダとフラックスをうまく使って、一箇所ずつルーペで拡大し確認しながらハンダ付けを行ったので大きな失敗も無く、意外とスムーズに完成できました。
途中で2度ほどハンダブリッジがおこって少し焦りましたが、ハンダしゅっ太郎(加熱機能付きの半田吸い取り器)を使って絶縁レジストや細いパターンを熱で傷めないように気をつけながらハンダを何回かにわけて吸い取るとうまく修復できました。
以前、表面実装部品のハンダブリッジにハンダ吸い取り線を使って大失敗した事がありましたが、
今回はそのときの経験から冷静に対処する事ができました。
表面実装部品のハンダブリッジにハンダ吸い取り線を使うと、ハンダ吸い取り線が基板表面やチップの足にくっついてしまい剥がれなくなるおそれがあります。
一度くっついてしまったハンダ吸い取り線はハンダごてで熱しながら剥がそうとしても、広範囲でくっついているのでそう簡単には剥がせません。
熱しすぎたり無理やり剥がそうとすると最悪の場合ICの足が取れたり、周辺の細かいパターンが剥がれ落ちてしまいます。
表面実装部品のハンダブリッジにはハンダ吸い取り線は絶対使うべきではないと思います。
SSOPのハンダ付けに失敗した経験がある者として、失敗から学んだ事をひとつだけ書かせていただくとすれば、経験の無い人がぶっつけ本番でいきなりSSOPのハンダ付けを行うのはかなり危険だという事です。
本番前にいらない安価な部品で練習し、何回か失敗を経験して自分なりに対処法、解決法を学んでおく事が必要だと思います。
今回のキット製作でハンダ付けに関して学ぶところは多かったです。

音質は輪郭がくっきりした、いい意味でいかにもデジタル的な音で、入力されたアナログ信号を精度よく忠実にデジタル変換しているという印象です。
この辺の印象は接続されているDACやアンプによる部分も大きいと思いますが、愛用のCDレコーダーに内蔵されているADコンバーターと比べてみても余計な付帯音の発生や劣化がおこっているという印象は無く、こちらの方が好印象でした。
現在はFMチューナーにつないだり、カセットデッキにつないで貴重な過去のアナログ音源をデジタル化する際に大活躍しています。
写真館を見る限り、ADコンバーターの作例は少ないですが、やはりADコンバーターは人気が無いのでしょうか?
趣味性、実用性からはそれなりに需要があると思うのですが・・・
小さい基盤のわりに部品点数が多く作りがいがありますし、音質的にもクウォリティーが高く、使用用途も色々考えられる楽しいキットなので、個人的にはかなり気に入っています。

(基板はまだあるようですし・・)作った事の無い方は、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

最後になりましたが
素晴らしいキットを配布していただき本当にありがとうございました。
これからも大切に使わせていただこうと思います。


とのことです。この基板は3つのSSOPパッケージの半田付けもあり、それなりの部品点数が多いのですよね。
それと使用目的(たとえばFM音源のディジタル化)をハッキリもってないと使えないアクセサリーなのですが、
反対に目的がハッキリしていれば結構便利だと思ってます。





Matthew from Hong Kong 2006.7.30

My HPA-Slim has been finished. :D

Power Supply : Type B-Mini (LM317/337)
Transformer : R-core Transformer
Input Coupling Capacitor : Jensen Electrolytic 22uF
Resistor : Cheap carbon film capacitor
Volume Control : Cheap 10k Ohm VR
Electrolytic Capacitor : Sanyo, Philips Audio grade, Elna Cerafine
Transistor : Toshiba 2SA1015/2SA1815
MOS-FET : IRF610/IRF9620
Bias Current : about 50mA(Voltage across R23 = 100mV)

The sound of this Headphone Amplifier is very good, in terms of comprehensive performance, I think it’s better than my Sound Valve-X Amplifier. Of course, interms of vocal music, Valve-X is better because it’s a tube amplifier. But for other types of music, especially Classics, HPA-Slim win Valve-X a lot.  :-)

And, again, you can see that, although I don't pay much attention to wiring, I can't hear any noise/interference when listening, it means the PCB layout still of Mr.HIRO is very good.

Thank you.

I'm very glad to hear that your HPA works well and sound is good.
I may recommend you bundle and arrange these wires in the case becase of increasing S/N by excluding inductive noises.








さいたまのWさんからいただきました。2006.7.31

ットが完成しましたのでご報告をかねて投稿させていただきます。

以前からヒロさんのDACキットには興味があったのですが、表面実装部品の半田付けと基盤の大きさで二の足をふんでいました。そんな時に写真館のぐっち〜さんの投稿と「DAC63S mini残り8枚」という記述を見て、背中を押されるような感じで大慌てでメールさせていただきました。
(実はぐっち〜さん使用のと同じケースでヘッドホンアンプを組んでいるので、できれば同じケースで並べたかったのです。)
他の投稿者の方と比べると稚拙な出来ですが、背中を押していただいたお礼と思い投稿させていただきます。

使用パーツはケースはタカチHEN110520S、トランスはRSコンポーネンツのトロイダル15Vの7VAです。
電解コンデンサは交流平滑用とオペアンプ周りがMUSE−FX、それ以外はOSコン。
DAC出力以降のIV変換とLPFにはDALE CMF−55とERO KP1830の組み合わせです。オペアンプは、現在はJRC 2114DDですが、これはいろいろ取り替えて聞き比べをしようと思ってます。

ケースへの実装に関しては、ほとんどぐっち〜さんの真似になってしまいました。ただ、レギュレータをケース底面にねじ止めして放熱させる構造で、放熱穴無しで蓋を閉めれるようにしたことだけが、工夫といえば工夫です。
(おかげでメンテ性は最悪ですが・・・)

肝心の”音”の感想ですが、「ナンか見通しがいいというか、広がるというか、今まで何を聞いてたんだろ」という感じです。ボキャブラリーが貧弱なので、上手く言えませんが、今の”音”が非常に気に入っています。
それと、「自分の手で何かを作るというのは非常に楽しい」ということを再確認させていただきました。
DACが出来上がったばかりなのに、「次は何作ろうかなー」などと考えてしまう今日この頃です。

最後になりますが、今回は良いものを配布していただきありがとうございました。


とのことです。最初写真をみたときに「レギュレータはどこ?」と思いましたが文章を読んで納得です。
インレタ(だと思いますが)も綺麗で、末永く使っていただけそうで嬉しいです。小さく作ると、オフミとかにも持って行きやすいですから、良いですね。

 



Hさんからいただきました。 2006.8.1

初めての投稿になります。
遅くなりましたが「お気楽アンプ2/LM3886BTL」制作しました。

ほとんど部品表のパーツです、改造点はバランス入力と、BTL出力は今のシステム?に共存は難しいのでリレーを使った切り替え方式としています。
お気楽アンプ2を使用しないときはスルーで信号を出しています。
上段が他のアンプからの入力で、下側が出力になります。

せっかくのBTLなら、どうせなら入力もバランスにしたくなったので・・・
HOT側はそのままINを使用、COLD側は隣のGNDベタパターンをはがして使っています。(分厚くなっていて剥がしにくいので彫刻刀で削りました(爆))
入力にカップリングコンデンサーを乗せる位置が欲しかったので裏のパターンをカットして乗せました。
後は非反転回路側を反転回路に変えただけで出来るなんて、すばらしい!

ボリュームもなくシンプルにスイッチのみです。
精度のある4連ボリュームなんて手に入らないので入力側でコントロールしています。

ハムですが入力信号無しで最大ボリュームにしても何も聞こえません。
いい音で鳴っていますが、一チャンネル分だけDC漏れが少しあるようです。
20mVくらい出ています、他は4〜6mV位です。

オペアンプは4580Dを使用しています。
Rさん推薦のM5238Aも持っているので、しばらくしたら交換してみます。

ヒロさんの基板は大変作りやすく、楽しく作れます。
次は散財モードのDAC1704-4Dを作ることにします、ケース加工&部品調達は終わりました、後はMINI-PLUS待ちです。

写真館が20ページになりましたね!
制作時に大変参考になるので大助かりです。


とのことです。意外と差動入力に変更するのも簡単だったようですね。
SPのリレー切替えSWが無いようなので、おそらくこのBTLアンプの電源と連動しているのでしょうね。なるほど!
DC漏れはFET入力のオペアンプ(OPA2134など)に変更すれば小さくなると思いますよ。次回作の投稿もお待ちしております。

  

 


小林さんからいただきました。 2006.8.2

はじめて、写真館に投稿させてもらいます。
ヒロさんの配布キットではありませんが、掲示板にて歓迎しますよ。と返事をもらったので投稿させてもらいます。

特徴はエミッター抵抗レスです。
ドライバー段をMOS-FETにして終段トランジスタのVBEの変化を相殺するようにしてあります。終段をカスコード接続にしてトランジスタの発熱を低くしております。気温の変化で多少終段のバイアス電流が変化します。熱暴走しないか心配で精神的によくないアンプです。

電源にはスウィッチング電源を使っておりますので、写真にはトランスが写っておりません。


配布キットではありませんがとおっしゃいながらもディスクリ基板MINIが見えたりします。
SW電源をつかうと、実装に余裕ができますね。地球温暖化防止にも役立つし、ってアイドル電流高いと駄目ですが(笑)。




Iさんからいただきました。2006.8.7

お気楽ヘッドホンアンプがやっとできましたので写真を送ります

お気楽HPAという事で一番お気楽なのは電源でしたが、当初24VのSWレギュレータから±12Vを取るお気楽構成としていましたが(oldinside.jpg)、BB以外のOPアンプで挙動がおかしいので12V2台に変更(newinsied.jpg、newinsied1.jpg)しました(結局あまりお楽でなくなってしまいましたが。。。)

その他の使用パーツは
ケース:タカチ US130H
電源:イーター電機工業 BNM12SA-U×2
出力TR:2SA1360/2SC3423
ボリューム:アルプス ミニデテント
(このTRとVRを購入したのは確か15年以上前だったような。。)
抵抗:DALE CMF(出力保護抵抗、4.7Ω以外)
入出力コネクタ:ノイテック(RCAコネクタは白赤が無かったので付け替え)
OPアンプ:OP275(Analog Devices)


とのことです。電源を2枚重ねても薄く仕上がるのはSW電源の恩恵ですね。小さいツマミがパネル面にツライチになるようにVRも引っ込めて取り付けてあるなど、工夫があります。基板類も一旦ベーク板で浮かしてあるのかな?

 
               oldinside.jpg                                      newinsied.jpg


                          newinsied1.jpg


 


Nさんからいただきました。2006.8.19

今回発表されたD-Amp基板を使ってPre-AmpとPhono-Equlizerを製作しました。

★考慮した点
・主なパーツとして2SK150、C1845、A992、C1627(終段)、A817(終段)、板抵抗などを使用する。
・LEDには、緑色(Vf≒1.7V シリコンハウス共立で300円/100本)のものを使用する。
・入力側のカップリングCを無くしDCアンプ構成とする。
・ケースは、タカチのカスタムタイプKCSを使いコンパクト化をはかる。
・プリは、入力(4入力)周りの配線を短く、スッキリするためリレー(松下)切替方式とする。
 電源をRS基板用トランス、ディスクリート・ミニ×1とする。
・フォノイコは、MM/MC対応としNF抵抗(47Ω)と入力抵抗(220Ω)をリレーによって切替式とする。
 電源をカットコアトランス、電源基板B-MINI×2とする。

★製作した結果
・部品点数が多い割には組み立てが簡単で今回は3組6枚製作しましたが、何れも直ぐに動作
 しました。
・8個のLEDによって回路の動作状況が簡単に判定でき中々便利です。今回使ったLEDだとあまり
 明るくなくホタルの光みたいな感じです。
・オフセット調整VRを無くしてR22、23を100Ωに変更しましたが3mV程度に収まっています。
 100Ωの片側に3〜5KΩをパラにすると0mV付近まで調整ができました。
・Q10とQ12、Q11とQ14についてですが動作が安定しているので熱結合なしでも十分と思います。
・CRは、R25=2.7K,R27=1K,C1,C5=47PF,C6=12PF,C8=Short、その他の定数はオリジナルのままで
 Id≒13mAとなりました。
 なお、フォノイコの定数は、Rさんの提案されたものですがC2(100PF)を外さないと高周波発振
 します。イコライザ・コンは、4700PF(スチコン)、10000PF(SEコン)+7500PF(ディップマイカ)

★音質はA基板とは一味違う感じ
・プリアンプ⇒素直な音で情報量が多く本格的なPre-Ampらしく艶があって音です。
・フォノイコ⇒A4基板で作ったものと比べてナチュラル、おとなしいながらも生々しい音です。
 何れも市販の高級機と比べても遜色がないと思います。

とのことです。VRがなくてもオフセットが小さいのなら省略したほうがいいですね。
このケースって長細くて銀行の貸金庫を連想してしまいそう(って映画でしか見たことないですが(爆))。





 


東京のTさんからいただきました。 2006.8.28

ところで早速、CS8416バージョンのDAI組み立てました。
とりあえず何も変わったことをせず、DIR1703の物と同じ様な部品を使い素のまま組んでみました。
DIR1703の物は高解像度、CS8416の物は低域よりで幾分緩やかに聞ける感じです。
DF1706も入手していますので、今度はこれで組んでみたいと思います。


とのことです。早速の動作報告ありがとうございました。DF1706は私もつかったことないので人柱になってください(^^; ←オイオイ)。


NKDさんからいただきました。2006.8.31

プリアンプ基板です。NOSDAC2-LITE PCM58Pに搭載しました。
共立で扱っているユニバーサル基板(TK-63117)を利用して2段重ねにしました。
コネクターからプリアンプ基板への配線が見えないので良い感じです。
プリアンプ基板は現物合わせのため、左右不均等に取り付けられています。
電源基板とDAC基板を動かしてでも均等取付すべきか悩みましたが・・・私は横着者です。
使用部品は一般用ばかりで、役物?!は無しです。(付属の2SK150BLが一番高価)
マニュアルの定数で良いのか不安(A6基板使用時は帰還抵抗の定数が違う)でしたが、無事に動いてくれました。
使用時間は24時間程度ですが、非常に心地の良い音に満足です。

とのことです。実装を見たいリクエストにお応えいただきありがとうございます。ローハイトに仕上げてあり、余裕をもってケースの中に収まっています。
こうやって見ていると、プリアンプ基板をディスクリ基板と同じサイズ(すくなくともPinコンパチ)にすれば、良かったと思ったりしますが・・・実装密度がそこまで上がらないですね。
 


東京のTさんからいただきました。 2006.9.02

早速ですが、人柱を仰せつかりましたDF1706E版のDAIが完成しましたので、写真をお送りいたします。
DF1704EからDF1706Eへの変更点は次のとおりです。

11Pin(MD/CKO)=L
13Pin(ML/RSV)=L
15Pin(/MUTE)=+3.3V
21Pin(x4)=L
27Pin(SRO)=L


21Pinのx4はDF1704EではNCになっています。
DF1706Eでは、この端子をHにすることで8fsではなく4fsに設定できるようです。

基板上のジャンパは
JP1=+5V
JP2/3=+3.3V


CS8416のモード設定はデフォルトです。

最後にヒロさんからアドバイスをいただいた、RESET回路のR1(製作マニュアル回路図の点線の配線)の追加です。
これは意外な盲点でした。DFを換えた事ばかりに気をとられていました。

ちなみに動作確認はCDプレーヤとの接続のみです。ASRCなどとは接続確認していません。

一時はマジやばいかも!?と思いました。(笑
ヒロさんからアドバイスを無事音だしをすることが出来ました。ありがとうございました。

では、よろしくお願いいたします。

とのことです。人柱ありがとうございました(笑)。つぎはDFの4fsモード、CS8416の128fs設定で192kHz動作宜しくお願いします(←悪のりモード)。


 



NOSDAC3 by ヒロ 2006.9.9

詳しくは検討記にあります。




IV変換とダイヤモンドバッファー(サーボ回路有り)