(PAGE82に戻る)

長野@ユイさんからいただきました。 2024.12.8

6chスピーカーセレクターを組み立てました。
趣味と小遣い稼ぎでオーディオ機器の修理をやっているのですが、修理したアンプは
必ずリファレンスとしているアンプとの比較試聴を行います。
比較を正確に行うには音量を合わせておいて試聴位置で瞬時に切り換える必要がある
のですが、BTLアンプが接続できてリモコンが使える切換器はFX AUDIOのPW−6J
しかなく、これを2台直列にしてアンプ2台とスピーカー2台を切り換えていました。
しかし、切換器2台が直列になって4個のリレー接点を経由することと、50mΩ強の端子間
通過抵抗の影響が気になっていました。
いずれ自作と思いながらも1年半ほどが経過したある日、リモコン対応6chセレクター基板
の頒布を見つけ、早速3台分を手配して組み立ててみました。
ケースはタカチのUC26−5−18BBです。電源はコーセルのLFA−10F−12(12V0.9A)、
SWはAmazonで購入した○国製の照光型ですが、明らかにOMRON B3W(製造中止品)
のパクリ品です。(ボタンはバリだらけの○国品質です。)入出力端子も安価な○国製ですが、
端子とスプリングワッシャ、ナットが鉄の金メッキなので捨て、JISの圧着端子と真鍮のSW
及びナットに変えています。
パネルは黒塗装されたアルミなのでレーザー彫刻機を使って文字を入れました。(アルミは
反射率が高いためそのままではレーザー彫刻できません)
リレーは全部で36個必要ですが¥150の942Hは不安です。だめならOMRONのG2Rか
松下のAJWにすればと、・・・取り敢えず秋月から942Hを14個購入して1個分解してみました。
期待?に反して以外としっかりした接点で接触抵抗は7〜8mΩ、繰り返しのON/OFFでも
抵抗値は安定していました。残り2台分の24個を購入して調べたところ、7〜8mΩで大丈夫でした。
今後どう変化するかわかりませんが、当面は問題なく使えそうです。
完成時の端子間通過抵抗はch1−ch6間が32mΩ、ch3−ch4間が24mΩでちょっと差が
あるのでφ0.65の単線で裏打ちした結果、同26mΩと23mΩになりました。
フロントパネルSWと裏面パネルの端子配列を正面から見て左からch1・ch2・・にしてありますので、
プログラム設定のアンプ定義がSW6、リモコン学習がSW5、リモコン有無がSW4になっています。
リモコンはaitendoのKEYES38K01が小さくて¥218と安いのですが、在庫切れだったので
PW−6J用(¥1160)のものを別途購入しました。

今のままでも大きな不便はありませんが、出来ればということで改善点を記しておきます。
@ スピーカー選択の排他制御
アンプの排他制御は必然ですが、スピーカーも排他的使用が殆どでしょうし、昨今のスピーカーは
6Ωが主流なので2台並列の3Ωは不安があります。排他制御と非排他制御を設定で変更できれ
ば良いと思います。(PRG−ch4で非排他時ランプ点灯等)

A チャタリング吸収時間
SWのチャタリング吸収時間が短いようでオルタネートが飛ぶことがあります。一般的にタクトスイッチ
はチャタリングが長くなる傾向にあるので2度読み照合間隔は10mS程度必要と思われます。

B プログラム時のランプ
設定時にランプが点灯した方が迷わなくて分かり易いと思います。

とのことです。色々とアドバイスありがとうございます。
低ON抵抗を狙うならすべてMOSFETにする手もありかな〜と思ったりですが、
BTL対応までしたら、超お財布に厳しそうです。


(画像をクリックするとオリジナルサイズになります)


(画像をクリックするとオリジナルサイズになります)


(画像をクリックするとオリジナルサイズになります)


(画像をクリックするとオリジナルサイズになります)


(画像をクリックするとオリジナルサイズになります)


(画像をクリックするとオリジナルサイズになります)


(画像をクリックするとオリジナルサイズになります)


(画像をクリックするとオリジナルサイズになります)