プチオフミ 2004.09.23 at Ksさん別荘
(ええ〜と、完全に私の目線で物をみていますので、注意して読んでくださいね)
○参加者
Ksさん、Aさん、私の3名(ちなみに私が一番若かったです)
第一会場
この部屋には大型のスピーカがあります。
低音もバコバコでて、それでいて全然破綻のない音で、まるでモニタースピーカですね。
これを駆動するのはなんと真空管アンプ。しかし、全然真空管らしく無い音です。
スピーカにまけていません。ひょっとして中身はMOS−FETではないだろうかと疑ってみたりして・・・・
いいな〜、こういった低音の出るスピーカほしいんだけどな〜。
でも6畳間にはおけないよな〜(独り言)。
さてさて、話は最初からいきましょう。
○いきなりDAC1704とDAC1794のブラインド比較
私が到着したときには、すでに機器類はセットしてありAさんもおられました。
で、いきなりDAC1704とDAC1794のブラインド比較です。
もちろんAさんも、私もどちらがどうかしりません。
ソースはAさんが持ってきた生録ソース。じつはAさんの持ってきた生録ソースはK式
DCマイクでとった弦楽でして、それはもう普通のオーケストラ録音とはまるっきりちがって
生々しいものです。しかも96kHzの24Bit!
もう、Kさんも私も垂涎もので、ひとつ間違えばそのままAさんをどこかに閉じこめて
ソースを強奪する気配でした(笑)。さて、話はそれましたが
比較試聴結果です。ここで2つのDACをそれぞれX,Yとしますと
X−DAC: 線が細い感じもあるが、芯はしっかりしている。いいね〜
Y−DAC: うーん、Xにくらべると空気感がある。こっちの方がいいぞ(ksさん、Aさん)。
私自身はどちらかというと遠景的に聞こえる方がすきなのでXのほうが好みだったんけどな〜。
でも確かにYの方がホットでしたね。
で、どちらがどっちかというとXは1704でYが1794。一応私はどちらがどっちか当たりました(まあ1/2の確率ですがね)。
一応製作者としての面目約如かな。
で、その後、Aさんの持ってきたDAC4Sと私のもってきたDAC8Dを聞いてみました。
「PCM61Pは中音域にエネルギー感あつまっているね」とAさん。これは私も同印象です。
これがたぶんBBの18Bitの特徴だと思っています。
この後はAさんの持ってこられた色々とソースを聞きましたが、
「やはりオーディオはソースだ!!!!」 とKsさん。全くその通りです。
なぜか、そんなソースを一杯持っているAさんがうらやましくなりました(やっぱり、あのときソースを強奪すべきだったか・・・・・)。
第二会場
まずコーヒブレイクということで、Ksさんの煎れていただいたコーヒをよばれながらお菓子をぼりぼり。しばし雑談。
私は横に座っていましてお二人のお話を聞いていました。
「C1400は、まだあるぞ・・・」「B○○は昔たくさん買いましたよ」
トランジスタの話というのはわかりますが、なんでそんなに型番にこだわるの?
しかも型番からいえば、比較的古いものが多いようで、全然話がわかりません。
どうやらK式につかうアンプの石らしくて、このお二人さん
かなり昔からオーディオをやられているようで、K式アンプにかなり精通しておられます。
「ベースで定電流用トランジスタを変えると全然音がちがうで〜」 (Aさん)
「え〜、ほんまかいな」(私)
「まあ、OPアンプを変えるようなもんやな」(ksさん)
ん〜ん・・・・・・ OPアンプを変えたら音が変わるのは納得いきますが、なんで定電流用の
トランジスタが効くねん、と疑惑一杯の状態でした。
やはり経験不足がたたっているようです。
で、お腹もすこしこなれたところで部屋にポツンとあるSONYのスピーカを鳴らしてやろう
ということで、アンプやCDPを運び込んでオフミパート2です。
さすがに第一会場のSPに比べると低音はでませんが、浪々と鳴って広い部屋(30畳くらいある)を
音で一杯にしてくれます。で、このときにアンプの比較をするため、私が持ち込んだLM3886とUHC-MOSアンプを聞き比べ。
私の結論。どっちでもいいや〜(どちらもいい感じで鳴ってくれました)。
そのあとksさんのK式アンプの登場。なにや発振等を起こしやすいとのことで、最初に音がでるまでは
通電をいやがっておられましたが、音がでてからは
「やっぱり音いいやん」ということでした。これにはNFBの帰還量を調整するつまみがついていて、
低音の出方がコントロールできるとのことです。たしかに、ボリュームを回すと、低音はでるけと少し音像が広がるところと、
低音が出にくくなるけど音像がシャープになります(不思議だ・・・・)。
○1fsと8fsの違いは
楠DACの1fsはオーバサンプリングとは全然違うぞ!と主張されるAさんでしたが
DAD8Dで1fs/8fsを切り替えてみましたが、ほとんど変わりません。
ちょっとAさんの期待をうらぎっちゃったかな?
で、ちゃんと1fsになっていることを確認する点からもテストCDとオシロを繋いで波形を確認してみました。
10kHのsin波をみてみると8fsでは綺麗なsin波ですが、1fsでは階段上のギチャギチャです。
「こんな音きいてるんか〜」とAさん。で、次にインパルス応答を入れてみると
8fsではパルスの前後にリンギングが一杯あります。「これがオーバサンプリングの音を変えているところだと思う」というのはAさん談。
で、1fsでインパルス応答をみてみると、文字通りのインパルスでした。
でも、音に変化は見られなかようで・・・・・・ まあ、難しいですね(と私自身は一言で片づけちゃいました)。
で、この後は、オフミのおきまりコースですが、自作機器の内部拝見です。
いや、みなさんの実装は工夫があります。AさんのDAC4Sは薄いスペースに押し込むために
OIトランスが採用されてました。KsさんのDACは構成は普通なんですが、つかっている部品が豪華です。
ちょっと私のは恥ずかしいので、すべて蓋をしたままで、お二方の中身を眺めることに注力してました(汗)。
今回のオフミは13時から始まって19時過ぎまでおじゃましちゃいました。
私にとっては、すばらしい機器とすばらしい場所、そしてすばらしいソースに出会えた貴重な経験でした。
みなさん、おつかれ様です。次も是非やりましょうね。
クソ〜!自分も専用オーディオルーム欲しいぞ〜!!!!
<第一会場> でかいスピーカです。2台のCDPの間がDACと金田式プリ。
<第一会場> この真空管アンプでスピーカを駆動しています。全然真空管らしくないので
MOS-FETかと思いました。
<これ私です>
<第一会場> Aさんの持ち込んだ録音機。ソースが欲しいよ〜
<第二会場> いや〜広いです。で、機器を広げて開店です。
<第二会場> ん〜ん。1fsと8fsの違いはやっぱりわからん(私)
<AさんのDAC4S:セラミックを嫌ってすべてフィルムになっています>
どれどれ
<AさんのDAC4S用電源。出力にはすべてFUSEがついています>
当日電気通した機材です。
CDP
PHILIPS CD-PRO2M(ks製作)
A氏持参の編集機のCDP部
DAC
DAC8D(ヒロ製作)
DAC4S(A氏製作)
DAC1704S-8-NOS(A氏製作中)
DAC1704S-N(ks製作)
DAC1794D(ks製作)
プリアンプ
金田式 No-168(ks製作)
パワーアンプ
SIEMENS F2a-PP(特注)
LM3886(ヒロ製作)
UHC-MOS(ヒロ製作)
金田式 No-167電源遮断型保護回路搭載大電流型UHC-MOSパワーアンプ
スピーカー
WESTLAKE BBSM-10,
SONY
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