1.バグ情報
ご迷惑かけますが、下記を参照して修正ください。
12.ASRC基板のバグ(v1,v1a、v1b) 2006.2.12
IC7(74HC153)のPin2がフロート状態になっているミスがありました。
動作として安定しない状況になる場合があります(IC7に指を近づけると音がとぎれる)。
対策としてはPin2をGNDに接続しますが、隣のPin1あるいはPin3がGNDになっているのでPin2をどちらか(pin2あるいはPin3)に接続してください。
半田面でも部品面(直接ICのPin同士を接続)でも修正は容易だと思います。
11.DAC63S用のPCM1704変換基板のバグ (2006.1.22)
そのままでも小音量では問題ないのですが、大音量時にはノイズが出る可能があることが判りました。
修正必要な箇所はREF端子のコンデンサ変更とSERVO端子のコンデンサ追加です。
変換基板のご使用時には変更お願いします。
<修正方法>
まずはここのパターンをカットします。
コンデンサを追加します。右側のコンデンサは3.3〜100uF/10Vを追加ください。
左側は0.1〜100uF/10Vのコンデンサを追加ください(ここは高周波ノイズの除去が目的です)。
修正の様子です。ここでは47uF/10Vのタンタルを用いました。
こういう形でも大丈夫です。
ja1wbyさんから修正例をいただきました。ありがとうございます。
レジストを削ってチップCを取り付けるとさらに簡単です。
10.ヘッドホンアンプ基板の入力端子(P4)のGND誤接続 2005.6.28
2005.6.中旬に発送したヘッドホンアンプ基板のなかで、入力端子(P4)が部品面のベタグランドに誤って接続されているミスがあるものが判りました。
<ミスのある基板とその部分(赤丸印)>
<ミスパターン> <正常パターン>
P4回りがGNDに接続
対処方法
P4に接続されている部品面側のベタグランドをカットください(2カ所)。
カッター等で2本の溝を切り、真ん中の部分を半田ゴテの先等で暖めてこすれば容易にパターンは剥がれます。
<カットする位置:黄色の線の部分>
<切断方法のコツ>
1.PWRPCB(汎用電源基板)のパスコン抜け 2004.06.27
バグ内容 | IC6のパスコン(Cp)が2つとも入力側についている。出力側にパスコンが抜けている |
考えられる症状 | 出力側コンデンサにOSコンなどC6をつけず、負荷が軽すぎると発振する可能性がある。 (一般的な7805(低ドロップタイプでないもの)の場合は発振はまずありません)。 |
対処方法 | 余りのチップコンデンサ(所定数以上ありますので数個はあまります)を基板の裏からレギュレータのGNDと出力間に追加ください。勿論セラミックコンデンサ(0.1uF以上)でもかまいません。
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2.DAC4DのパスコンのGNDパターン抜け 2004.7.19
対処はこちらを参照ください。
3.DIR1703のリロック不良について
最近(マニュアル日付は2004年)のDIR1703/DIR1701のマニュアルにバグ情報があります。→ dir1701-bug
これは、DIR1703(オーディオレシーバ)が新しい周波数に変更されたときに、リロックできずにノイズが発生することが記載されています。通常のCDやDVDのみと接続している分にはまったく問題ないのですが、サンプル周波数が変わる機器と接続した場合には上記の問題が起こるようです。ご注意ください。
4.DAC4Dのユニバーサル部分の電源シルク印刷のバグについて 2004.08.22
VCCとGNDが反対になっていました。ご注意ください(ご指摘いただいた”マルチが好き ”さん、ありがとうございます)。
5.ディスクリートOPアンプ基板A−1のパターンバグ
C2コンデンサは本来Q9のC-E間に入るものですが、B-C間に入っています。下図を参照に修正ください。
修正個所: 黄色線がカット位置。赤線がジャンパ。
修正例
6.DAC4Dの部品表のコンデンサ耐圧表記バグ
マニュアルRev.3以前で
C14、15、20、21 は耐圧10Vとなっていますが耐圧20V以上の間違いです。破裂の危険性ありますので修正お願いいたします。
7.DAC1704−4Dのパターンバグ
DAC基板(2枚組のもの)のアレイ抵抗AR1のプルアップが抜けています。直接の動作には影響小ですが追加しておいてください。AR1のコモンを隣のIC12-Pin1に接続するのが簡単と思います
裏から修正する場合(赤線部がジャンパー)
表から修正する場合(赤線部がジャンパー)
8.DAC1704-4Dの部品表の記バグ
マニュアルp.2で
IC9-11がPCM134PAとなっていますがOPA134PAの間違いです。その他、シングルオペアンプなら使用可能と
思います。
9.NOSDAC2−A,B,CのLch−PCM1700のDCOM(PIN17)のGNDへの接続無しバグ(2005.5.2NEW)
(a)修正対象は下のLchのPCM1700です。
部品番号
NOSDAC2−A IC12,13 (電源内蔵型NOSDAC2)
NOSDAC2−B IC16,17 (ドータボード)
NOSDAC2−C IC12,13 (電源非内蔵型NOSDAC2)
NOSDAC2−A、Cでの対象IC NOSDAC2−Bでの対象IC
(b)バグ内容
PCM1700のPin17(DCOM)がGNDに接続されていません。実装状態では未接続でもGNDとDCOM直流抵抗が30Ωと低いために動作していた模様ですが、本来は接続必要です。
(c)修正方法
対象ICのPin17を近くのGND(Pin20)へ接続します。
あるいは、すでにケース等に収められて、半田面にアクセスできない場合はICを一旦抜いた上で、ピンに直接ジャンパーを飛ばした上で元に戻すと便利かと思います(ソケットからICを抜く必要はありませんが、半田付けしやすいのと、誤ってICソケットに半田を流しこまないためです)。
半田面から修正する場合の修正例
ICのピン間で直接ジャンパーを飛ばす修正例
2.製作ノウハウ
DAC1704S−N、DAC1704S−8
(1)3.3Vレギュレータの発振について
3.3Vレギュレータは入力側電圧が5Vと低いため低ドロップタイプのものが必要です。型名としては東芝のTA48033SやNECの29M33などが挙げられます。しかし、一般に低ドロップタイプのものは安定性が低く発振を引き起こす可能性があります。とくにレギュレータの出力側にOSコンデンサなどの極端に低ESRのコンデンサを接続すると容易に発振することが報告されています。レギュレータの負荷側となるコンデンサにはOSコンを使わないことが賢明です。可能であれば、追加的にレギュレータの入出力ピンに直接22〜47uF(耐圧は6.3V以上)の一般的な電解コンデンサを接続することをお勧めします。
購入いただいた方から下記の情報もいただいています。
「NSCの代理店のNSMのホームページです。LDOとコンデンサの関係について書かれています。
もし参考になれば、幸いです。
http://www.nsm.co.jp/products/bunya/ldo/cout.html
」
(2)DE−EMPHASISの機能のさせかた
一部のCDレーベルでは高音部の周波数特性を変化させたものあり、再生時に補正する必要があります(とくにクラシックの昔のレーベルなど)。これをDE−EMPAHSISと言いますが、DAC1704S−N、DAC1704S−8ではその機能をOFFにしています。自動的にDE−EMPAHSISの必要なCDを認識して、機能をONにさせるためには、下記の配線をしてください。
配線方法:
DIR(IC2)のPIN17 と DF(IC1)のPIN16をつなげる。 細かい配線ですが、細めの単線を利用してとりつけてください。
ご迷惑かけますが宜しくお願いいたします。