ちょっとTea Time!? うわ〜またやってしまった(7SEG-8桁DISPLAY)、の備忘録 2023.7.26

小型の7SEG-LED(SL-811)が貰い物で沢山あるので、できるだけ使えるように基板を作ったのだけど、
アノードコモンとカソードコモンを間違えてたことがありました。このときは、なんとか基板の修正で使えるようになりました。

SL-8111 アノードコモンタイプの7SEGーLEDです

前回作ったのは6桁2行のものでしたが、周波数カウンタなどは8桁あったほうが良さそうなので、
遊びで8桁のものを作ってみました。適当に回路図に書かずに、さらに泡の出る麦茶を飲みながら
CADを弄ったものだから、またまた間違えてしまいました。ほんと、学習しないなあ〜。
いや、今回はアノードコモンは意識していましたが、頭の中で向きがカソードと反対になっていたようです。
これも泡の出る麦茶の影響かなあ〜(笑.


7SEG-LEDが取りつく面です。


部品面ですが、なぜか違和感がありました. あ、アノードコモンとカソードコモンを間違えています。
そのためLEDドライバーのSOURCEとSINKが逆になります。

LEDドライバーのSOURCEとSINKを入れ替えるには

アノードコモンとカソードコモンを間違えたのなら、LEDドライバのSOURCEとSINKを入れ替えればいいだけの話なのですが、
面倒なのがデータラインは同じなのですが、電源ピンが反対になっています。



ソースタイプの電源ピン配置


シンクタイプの電源ピン配置(ソースタイプと電源が反対です)

修正には電源ラインを入れ替えればいいのですが、どうやったら一番簡単に変更できるかを暫し考えました。
結論としては、PIC側の電源を反対にするのが一番簡単そうです。

ということで修正の備忘録です。


部品面のパターンカット箇所


半田面のパターンカットとジャンパー配線方法


修正結果

さて、ここらで回路図でも書いておいた方がいいのですが、回路図にするほどのものでもなく、
必要なのはプログラムを書く時のPICのピン配置だけなので、それだけを整理しておきました。

PICのピン配置

LED1 C5
LED2 C6
LED3 C7
LED4 B1
LED5 B0
LED6 C3
LED7 C2
LED8 C1
a B4
b B5
c B6
d B3
e A3
f A5
g A4
DP B7

端子配置

1 VCC
2 C0
3 A6
4 A7
5 GND
6 A2
7 A1
8 A0

とりあえず、動かしてみましょう!


まずは動くかどうかを確認するために部品をすべて実装です。


LEDを取り付けた状態です。


PICの左側はSINKタイプのドライバです。


PICの右側はSOURCEタイプのドライバーです。

超簡単なプログラムを書いて、パターン修正が問題ないかを確認しておきましょう。
ああ、また酔っ払い状態なので、また明日以降かなあ〜。

とりあえず 2023.7.27

以前つくったプログラムを少し修正して動かしてみましょう。
で、電源ONしたら無事カウンタとして動作して、表示できました。
めでたし、めでたし。

問題なく動いてくれました。すこし修正が必要ですが、基板を廃棄せずに済みそうです。


5Vで動かしていますが、ディジタル系は3.3Vでも動かすことがあるので、
どのくらいの明るさかも確認です。3.3Vにすると、やや暗くなりますが、視認性は十分でした。


3.3V動作時です。すこし暗いですが十分視認できます。


5V動作時です。やっぱり明るいです。

懸念は・・・・

この基板を使うにあたって、1つ懸念があります。LEDの電流制限抵抗にはチップ抵抗を使っているのですが、
耐容量は1/8Wしかありません。ダイナミック点灯なのでパルス状の電流になりますが、すべてのLEDの桁が
点灯するともろに電流が流れます。
 LEDドライバの電圧降下がゼロだとして、LEDのVf=2Vとすると、電源電圧5V時で最大で3Vの電圧がチップ抵抗にかかります。
そのときの消費電力は0.18Wになるので、チップ抵抗の耐容量0.125Wを超えてしまいます。


LEDの電流制限には2012サイズの51Ω抵抗をつかっています。耐容量大丈夫かな?

ということで、実際にチップ抵抗に作用する電圧を測定してみました。
測定結果は最大で2.8V程度となりました。想定より0.2V低いだけです。
LEDドライバの電圧降下は小さいなあ〜。流石DMOSです。
ちなみに2.8VということはLEDに流れる電流はパルスで55mAです.8桁なので.
見かけ上は7mAで点灯していることになります.高輝度タイプだったら眩しいくらいでしょうが、
昔のLEDなので、本来はもっと流すべきなのかなあ〜とおもったりです.

で、元にもどって2.8Vで計算するとチップ抵抗の最大消費電力は0.15Wです。まだ定格0.125Wを超えてしまいます。
でも、このくらいなら燃えることもないだろうし、それに全点灯することもないだろうし大丈夫でしょう〜。
と、楽観しましょう。

51Ωのチップ抵抗の印加電圧は最大でも2.8V程度のようです。

なお、8桁すべて数字(0〜9)を表示させた場合には、ランダム表示
とするとsegmentCの点灯確率は90%です。消費電力が9割になるとすれば
0.15W x 0.9 = 0.135Wです。 なんとか定格ギリギリといったところでしょう。


まとめ
 SL-8111をつかった8桁のダイナミック点灯用の基板を作成しました。
またまたアノードコモンととカソードコモンを間違えてしまいましたが、基板の修正で
対応できそうです。 一つ懸念していたチップ抵抗の容量についても、
ギリギリなんとかなりそうです。

(おしまい)