ちょっとTea Time!? また部品箱の肥やしか?(LCD,タッチパネルを調べる) 2022.6.17

出張帰りにデジットによってお買い物です.
今回は明確な目的があって、LED用の電源購入です. パワーLED用の定電流電源が安く売っているので
それが目当てです. この電源は300mAで40V-130Vの出力が出せるので、40W程度までの照明用電源に最適です.
家でも蛍光灯をいくつかLED化していますが、すでに5個ほどつかっています. 大体は3WのLEDを25個つかって
25Wで使用です. で、在庫がなくなったので保守も含めて追加で購入です. なんせ1個100円です!


目的はこれ. LED用の定電流用電源です. 300mAで最大出力40Wです.

本来はこれだけ買うつもりでしたが店内をめぐってLCDが安そうなので買ってみました.
安いというだけで買うと絶対に部品箱の肥やしになるので、一応は何につかうかを(無理やり)考えての
購入です(笑.
 購入したのは下記3点. 電源とあわせて900円でした. 電車賃のほうが高いなあ〜.

1. 16桁×1行LCD(バックライトなし) 100円 を 3個
  安いので使い捨て感覚で使えるかな〜と! ← これが一番悪い考え方だなあ.

2. 40桁×2行LCD(バックライトなし) 300円
  文字数も多く、細長いのでタカチのケースに組み込むのに最適です → 無理やりだなあ.

3. タッチパネル 100円
  リモコンのスイッチに使おうかな〜 → ほんとに使うのかなあ?


その他、目についた物を購入です. 一応、目的はあることにして----

タッチパネルを調べてみる!

タッチパネルは4線の抵抗式です. これをどうやって活用しようかと考えているかというと、
セグメントLEDを並べておいて、その上に重ねて使おうと思っています. LEDに文字や数字を
表示させて、その上を押して選択という感じです. よくある数字のパスワードの入力装置みたいなものですね.

パネルの有効部のサイズは83×61mmでした.


LEDの上にかぶせて、タッチ式のリモコンに使おうかと思っています.
このLEDだと大きいなあ〜.

配線パターンをチェック

タッチパネルの出力は4線ですが、出力が約1.2mmピッチのフレキ板なので、
SO8の変換基板をつかって2.54mmピッチで取り出せるようにしました.
そしてテスターをつかって各出力とパネル内の電極配置を調べます.

端子番号は右から1、2,3,4としておきましょう.


S08の変換基板を使って2.54mmピッチに変換です.

パネルでの電極配置は下記のようになっていました.
パネルの電気抵抗は長辺側で374Ωです. PICで駆動するとして5Vを加えると
約13mA流れます. PICの出力電流は最大で20mAなので問題はありません.
でも、結構流れるので実際に使うときは数100Ωの抵抗を挿入して流れる電流を抑えた方が
いいかもしれません.

4線式タッチパネルでの配線レイアウトです.

動かしてみましょう!

まずはタッチパネルの電極レイアウトもわかったことだし、購入したLCDとくみあわせて
動かしてみましょう. 簡単にブレッドボードを使って接続です.

動作させるためのプラットホームを作成です.


#眠たいから、ソフトは明日にしよ〜.

まずは16桁x1行のLCDをつかって表示させます。
このLCDですが表示には気をつける必要があるようで16文字連続では表示できません。
左8桁と右8桁では行を変える必要があります。すなわち、

lcd_position(0,0);
printf(lcd_cjar,"LEFT 8 ");
lcd_position(0,1);
printf(lcd_cjar,"RIGHT 8 ");


というように分けて表示させる必要があります。まあ、安いからいいっか!

で、パネルを動かしてみました。 PICのAD分解能は12ビットです。
問題なく動いているようですね。
タッチさていない状態だと入力はプルダウンされているのでゼロに近い値になりますが、
どこかをタッチするとおよそ100以上の値になるようなのでそれで検出します。、

タッチ位置 表示値
タッチせず。

入力は20kΩの抵抗でプルダウン
しているので、ゼロに近い値になるはずですが、
すこしだけ電圧が漏れているようです。
まあ、無視できる値です。


原点(左上)を押さえました。

(XMAX,0) (右上)を押さえました。
(0,YMAX) (左下)を押さえました。
(XMAX,YMAX) (右下)を押さえました。

ひきつづいて、40桁×2行のLCDに取り替えて表示させてみましょう。
こちらは、先ほどのLCDとは異なり40文字が一気に表示できるようです。


40桁×2行LCDでの表示です。コネクタでの接続になっています。

まとめ

DIGITで購入したLCDとタッチパネルを動かしてみました。
・タッチパネルの電極配置を確認して動作できました。パネルの抵抗値はおよそ400〜800Ω程度のようなので
 直接PICでドライブできました。
・16桁×1行のLCDは16文字連続では表示できなくて、行を変えて左8文字と右8文字を書く必要がありました。
・40行×2行のLCDはダイレクトに40文字かけることがわかりました。


とりあえず、通電して動作確認したということで肥やし扱いにはならないでしょう(笑。

備忘録代わりのテストプログラムのソースコードです。

(おしまい)