ちょっとTea Time!? マウスに連打機能を追加してみよう 2021.8.18

久しぶりにゲームをしていると、マウスの連打が必要な場面がでてきた。
しきりに左ボタンをクリックしていると、腱鞘炎になりそうです。
そこで、連打ソフトを調べてみると色々とでてきます。
「マウス 連打 ソフト」で検索です。


マウスの連打ソフトは色々とあります。

連打ソフトを使ってみて分かったことですが、連打モードになっているかどうかが外からわかりません。
そのため、連打モードになっているを忘れてマウスを動かしたりすると、色々なポップ画面が現れてきます。
またWINDOW画面ならまだいいですが、FULL画面モードのゲームだと連打の速度が変えられません。
 あと、連打のON/OFFにはキー操作が必要になります。
 マウス単体に連打機能があると便利だな〜。
 そう思い立ってマウスに連打機能を組み込むことにしました。

回路は簡単!
 回路はいたって簡単です。PIC1個にリレーとスイッチ、そして連打状態を示すLEDのみです。
PICは、古いタイプのものを消費です。PIC16F88を使いました。プログラムはあとで変更する可能性もあるので
ICSPの端子も取り付けです。プログラムといっても簡単です。PICでリレーを動作させて、マウスの左ボタンをONさせるだけです。
 ただ、PICやリレーを動かすためUSB接続のマウスを使わざるをえません。USB給電だと5V動作のリードリレーが
つかえます。リードリレーは秋月で売っているものをつかいました。動作時間は0.4msと高速です。数10Hzでの
連打もできるでしょう。


連打のための回路です。

組み立てましょう!

組み立ての順序は下記の写真の通りです。


まずマウスの上蓋をオープンです。内部はスカスカなのでリレーやPICの搭載スペースは十分に確保できます。
まあ500円程度で買ったマウスなので、中身はこんなものでしょう。


半田ゴテの先端をつかってマウスケースにSWとLEDのための穴をあけます(溶かします)。
不要なバリはカッタで切断です。柔らかい素材なので簡単に加工ができます。


スイッチとLEDを取り付けたあとは、ホットボンドで固定です。SWはボンドが取れないように、マウスホイールの支柱にまで
ホットボンドを流して反力を受けるようにしています。ついでにPICとリレーも近くにホットボンドで固定です。
PICには
あらかじめICSPの端子をとりつけておきました。



スイッチとLEDの取り付け位置です。普段の操作には支障のない位置に設けています。


全体の配線が完了しました。

ソフト作成
 連打ソフトの動作ですが、取り付けたスイッチを押すと連打を開始しますが、押す度に連打速度がOFF→3Hz→10Hz→20Hz→OFFと3段階で
変わるようにしました。そして、連打モードになっているときはLEDが点灯するようにしています。

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:00000001FF
;PIC16F88

PIC16F88でのバイナリーです。

これで、腱鞘炎にならなくて済みそうです。

感想は・・・・

 連打機能があるおけげでRPGでは無駄なおしゃべりが大幅にスキップできます。ただ、20Hzでスキップさせたら読解はできません。
結局、わけがわからないままにゲームが進行してしまい、なにが面白いやらです。ゲームの作者も、折角苦労して作ったシナリオなので
ゆっくり読んで欲しでしょうけどね。
 まあ、こういった改造は目的より手段(単に改造しかかっただけ)を達成したかったということなのでしょう。

(おしまい)