ちょっとTea Time!? デジットのジャンクで遊んでみる! 2021.5.13
大阪への宿泊出張の折にデジットに寄ってみました.通販サイトでは気になっていたのですが、
現物をみたかったものや、少量欲しかったものがあったからです.
ちなみに自宅から大阪(日本橋近辺)までは1時間ほどですが、最近は新しいホテルも朝食付でも
安く宿泊できるので移動の負荷や通勤電車の蜜を考えると、近くでもホテル宿泊が楽です.
1)放熱板は諦めました
さて、気になったものの一つが大型放熱板です.
これを分割切断してPA3886T用に使用かとおもいましたが、現物をみて諦めました.
寸法は分かっていましたが、実物はそれ以上のサイズでした. それに重い! 電車で持ち帰るのは拷問になりそうです.
車で行ったときに買いましょう.
これが欲しかったけど、手にとった瞬間、その重量で諦めました. 電車じゃもって帰る気がおきませんでした.
2)LED用電源
工作用のCNCの照明用にと考えましたが、通販だとケース(25個)売りです.でも、店頭なら1個(200円だったかな?)からでも買えます.
定電流出力で300mAと350mAのものがありました.出力電圧が44V〜130Vまでなので、1WのLEDを15〜40個程度で
つかうことを想定した電源のようです.
通販だと25個入りで3000円ですが、そんなに要りません、店頭なら割高ですが1個単位で購入できます.
出力電圧から考えるとVF=3〜3.3VのパワーLEDを15〜40個の範囲で使えそうです.
さっそく、手持ちのパワーLED(3W、白色)をつかって25個を直列接続です.このLEDも1個20円で買ったものです.
安くなりましたね〜. なお電源に接続するACケーブルもデジットで購入です. かなりの年代モノですが
安かったです.
で、実際に動かすとほぼ300mAの定電流で動作しました.25Wの電力なので、相当に明るいです.
ちょっとまぶしいくらいかもです.
3WのLEDを25個繋げました.電流測定用に10Ωの抵抗もつけています.
ACケーブル(3m)も同時に購入です.すごく年代モノのです. 20円でした.
こりゃ古いわ〜
とても明るく光ります!
電流値はほぼ300mAのようです.
3)予定外のDCファン
12Vのファンが安かった(100円くらいだったかな?)ので、思わず買ってしまいました.
SANYO DEKIとあったので、一流メーカ品です.気になったのは配線が4本あります.
単純に12Vを繋いで動くかどうか心配でしたが、とりあえず安かったので買っておきました.
家に帰ってネットで調べますが、型番からデータシートがヒットしません.どうしよう?
12Vファンです.SANYO DENKIのものですが、
型番でデータシートがみつかりませんでした.
DCファンなのになぜ4本もケーブルが必要なのだろう?
とりあえず、赤黒のケーブルに12V、GNDを接続したら動いたのでホット一安心です.
でも、その他の黄色と茶色のケーブルが気になります.
ということで、色々調べてみて用途が分かってきました.
整理すると下表のようです.
回転パルスがあると、回転が停止しているのを検出することができます.
また回転数もPWM制御できます.低速で動かすと風切り音もほとんど聞こえません.アンプにも使えそうです.
これだけの機能のあるDCファンが100円程度で買えるなんてびっくりです.
こんど行ったらもっと買っておきましょう(それまで在庫あればいいですが).
黒 | 電源GND | |
赤 | 12V電源 | |
黄 | 回転パルスのオープンコレクター出力 どうやら1回転で2パルスでるようです.. フルで127Hzなので3800rpmかな. |
|
茶 | 回転数制御のPWM入力 | 100%で127Hz(3800rpm) 50%で83Hz(2490rpm) 0%(GND)で44Hz(1320rpm) |
4)予定外の16x32LEDマトリックス
これも200円くらいだったかな? 面白そうなので1つ買っておきました。
これって、どこに使われていたものなのかな?
最初はパチンコ台かな〜と思いましたが、ちょっと発色が地味な感じです。
となるとエレベータの階数表示とかかな?
32×16ドットのLEDです。
こちらは駆動回路です。
ドライバICはROHMのBD7851FPという素子ですが、すでにメーカにもデータシートはありませんでした。
類似のICから信号のタイミングは調べました。セットアップタイムは200ns、クロックパルス幅500ns(@5V)です。
こういったジャンク品を購入するときの決め手はデータが入手できるかどうかです。
ありがたいことにデジットの売り場では接続のための資料1枚が用意してありました。
駆動自体は割と簡単なようです。
こんなデータシートがついています。
動かしてみましょう!
まずは単純にクロックだけ送り込んで、全灯表示です。問題なく点灯しました。
ただ、結構な消費電流です。このとき800mA近く流れます。
とりあえず簡単に全灯表示させてみました。
全灯させると800mA近く流れます。
今頃気づくなよ!!!
点灯できることは確認できたので、もっと複雑な表示をさせようとプログラムを組み始めました。
組み始めて、あることに・・・それも致命的なことに気づきました。
このマトリックスLEDでは、任意の点を点灯/消灯させることはできないんだ〜
というのも、コモン側とカラム側のデータは同時に送り出して、両方が1の場合に点灯することになります。
ということは、縦線や横線は引けても、斜め線は不可ということです。
こりゃ〜まいった。
こんなこと今頃気づくなんて・・・・・・
致命的なことを見落としてました。これだと任意の点を点灯・消灯させることはできません。
結局簡単な表示しかできないようです。複雑な表示をさせるとすればダイナミック点灯をさせるという手ももありますが、
そうなると明るさが足りそうにありません。 なんせ今の照度からすくなくとも1/16になってしまいます。
とりあえず、このLEDは保留だなあ〜。
とりあえずこんな表示くらいだなあ〜(動画です)。
一応、ダイナミック点灯も試してみましょう 2021.5.15
でも、よく考えたら任意の表示ができることを前提に商品化しているわけですからダイナミック点灯時でも
問題ないはずです。最初から暗いと思い込まずに、一度ダイナミック点灯を試してみましょう!
ををを! 意外とコントラストいいですね(動画です)。
さらに半透明黒色アクリルを通すとさらにコントラストアップです(動画です)。
動作プログラム
これならば使えそうです。というか、色々と遊べそう!
ちなみに、ダイナミック点灯での1行の表示時間は1msなので全体は16ms、すなわちリフレッシュレートは約60Hzです。
マイコンは1ms毎に割り込みをかけていますが、表示にかかる処理は60us程度なので、CPU占有率は約16%なので
十分低い値です。ちなみにPICは64MHzで動いています(1命令は16MHzなので約60nsです)。
まだ在庫あれば買っておきましょう。・・・・そしてゴミが増える(笑・・・・。
性懲りもなく・・・ 2021.8.23
先日、移転後のデジットを初訪問したときに、またまたこのLEDが目についてしまい2個ほど買ってしまいました。
まったくもって性懲りもないな〜・・・ちゃんと使うのだろうか????
気持ち的には結構大きな表示なので、オーディオショップにあるような選択されたスピーカの番号表示なんかに
つかおうかと思っているのですが・・・・妄想に近いものがあります。
またまた買ってしまいました。
とりあえず実用的なものを
とりあえず、形あるものを1つでもいいので作ってみましょう!ということで、RTCをつかった時計に仕上げてみることにしました。
DS3231という素子をつかったRTCユニットを以前買ったのを思い出して探し出してきました。これはI2C通信で行うので、配線数も
少なくて済みます。それに、ユニットが結構安いです。300円前後で入手できますので、お気楽に時計をつくることができます。
RTCはAMAZONでも300円前後で購入可能です。
DS3231をつかったRTCモジュールです。EEPROMも搭載されています(使いませんが・・・)
ソフトを書いてみる!
キャラクター文字がLEDに表示できるようにすれば、RTCのレジスタを読み出して表示させるだけです。
あとは、日時を変更できるような操作プログラムも追加です。ついでに00秒の調整機能もとりつけました。
完成しましたが、使うかといえば使わないだろうな〜。すでに部屋には時計あるし、それに5V電源も必要だし。
電流も200mAと大喰らいだし・・・・。 実用性低!! まあ、作ることが目的でもありますしね、まあいいか。
一応時計用のプログラムができました・・・・。でも、すでに時計は部屋にあるんだよな〜。
月日と時分を表示しています。秒は右端のバーで表示するようにしました。
ちなみに、DS3231に内蔵されている発振器は高精度を謳っているので実際に周波数を測定してみました。
端子に32.768kHzの出力がでているので測定してみると誤差は0.017Hz程度です。誤差0.5ppmといたところですね。
時計にすれば月差1秒といったレベルです。
結構正確な発振器を内蔵しています。誤差は約0.5ppm程度です。
備忘録
今回の動作につかった回路図です。
テストに用いた回路図です。PICのバイナリーはこちら。動作保証なんてものはありません(笑。
(つづく?) まだまだ色々と買っています(笑)