ちょっとTea Time!? もっとまじめにしなくっちゃ(ヘッドホン測定、追試) 2020.3.12


前回、秋月で4個100円のコンデンサマイクをつかってヘッドホンの特性を測定してみましたが、
結構特性が暴れてしまっていて、マイクが悪いのか測定方法が悪いのかがよくわからず終いだったのですが、
今回はマイクを変更して再度測定してみることにしました。

前回のおさらい

前回の測定方法



コンデンサマイクロを板に取り付けて、ヘッドホンに
押し付けて測定。

測定結果は低域が盛り上がっています。また高域がかなり暴れています。


今回は
 ヘッドホンは前回と同じくオーディオテクニカなATH-M30Xですが、マイクは同じくオーティオテクニカのATM10aをつかいました。
測定方法と測定結果は下記の通りになりました。


ヘッドホンのスポンジの位置でマイクを固定しました。

この場合だと、低音が漏れてしまっていてレベルがかなり低くなります。

マイクを中まで突っ込んでみました。

マイクを押し込むとかなり低音が改善しますが、それでもレベル低めです。

マイクを板にとりつけて、軽くスポンジにあてています。

密閉に近い形にすると低音のレベルが平均レベルに戻っていました。

板の反射を低減するために、タオル布を2枚挟んでみました。
もちろん、マイクの部分は穴をあけています。

タオル布を挟んだ効果はほとんどないようです。

上の状態で、すこし手で押さえつけます。

ヘッドホンを押さえつけると低音が盛り上がってしまいます。すなわち、ヘッドホンは既定の圧力で耳に接しないと、
低音が不自然に大きくなるということかな?


ここまででわかったことは・・・・
密閉型のヘッドホンで低音を再生するには、やはり耳との閉空間にしなければならないこと。そして、その圧力は既定値、すなわちメーカのヘッドバンドに任せて軽く耳に接触する力とする
必要があるということでしょう。

もっとまじめにするには・・・・
どうやらここに測定に関する方法が書かれています。


測定の項目をみてみると色々と書かれていますが、単にマイクをあてるだけではだめで、カプラ又は擬似耳を持ちなければならないということのようです。

こういったもので測定するようです。正確にはかろうとすると、面倒なんですね。


引用:http://www.onsoku.co.jp/wp-content/uploads/OT-1003DH_jp.pdf

 
こういうカップラもあるようです。単純な形ではなく、内部に空洞を設けるなど結構ややこしい形になっています。

単にマイクを突っ込めばいいかと思っていましたが、やっぱりちゃんとしようと思えば、かなり大変なことがわかりました。
う〜ん、もっと勉強しなくては!

(おしまい?)