ちょっとTea Time!? ローコストCDプレイヤを買ってみた。 2020.3.11

書斎で音楽を聴くときはPCをつかってCDを鳴らしていたが、いちいちPCをつかって再生するのも面倒なので
安価でいいのでCDプレイヤを導入することに。CDプレイヤのアナログ出力をつかうことはないので、同軸出力が
あることだけ確認して、一番安そうなものを購入しました。ちょうど2500円くらいです。
 手元にとどいてびっくりするのは、そのつくりの簡素なこと。さらに軽いです。
本体が軽すぎて、ボタンを押せません。背面に押さえが必要です。いっそのことテープで固定したほうがいいかもしれません。



これを買ってみました。購入時の値段は2549円でした。結構値段の変動が大きいようです。


PCの上にローコストなCDプレイヤを設置しました。
あまりに軽いので、本体が動いてボタンが押せないので
裏にマグネットで吸着するスイッチングハブを置いて押さえています。

中身をみてみましょう!

どうやったらここまで安くつくれるのかを調べるために、蓋をあけてみました。
なお、ケースは上蓋も含めてすべてプラスチック製です。

中身の基板は2枚だけ(LED表示の基板は含まず)。
1枚はスイッチング電源(ベークライト基板)で、もう1枚が全体の制御基板(ガラスエポキシ基板)です。
制御基板にはCDのモータドライバも搭載されています。

簡単な構成は納得できますが、たてつけがやはり中華品質です。
スイッチング電源基板が斜めにとりついています。それもビス1本で。というか、もともとこの製品用の電源ではないような気が・・・
ネジのピッチとかも全然合っていません。途中で使用基板の仕様を変更したのでしょう。

スイッチング電源基板は傾いてとりついています。やっつけ仕事だなあ〜

制御基板は極めてシンプルです。どうやらFPGA(と思うけど)を核として、これですべての制御をおこなっているようです。
放熱板が中央に貼付されていないのが、お茶目です。

こちらはメインの制御基板です。めずらしくソケットのついた部品がありますが、フラッシュメモリーのようです。
放熱板のとりついたFPGAのプログラムが入っているのでしょう。左の大きな素子はSDRAMです。


つくりが簡素で、出力信号はほとんどICからの直だしなので、なかなか手を加えるのも難しそうです。
まあ、これは大人しくそのままでつかったほうが良さそうです。

使用は問題なし
安いし、中の基板のたてつけはそれなりですが、使用に関してはいまのところ問題なしです。
CDの同軸出力も75Ωで受けた状態で信号レベルは0.7Vppですので十分です。

SPDIFの出力レベルは0.7Vppあるので十分です。


ほんとに安いな〜。
まあ、安物感が満載ですが機能的には満足です。

他のCDプレイヤーにはない機能として、CD再生中に電源を一旦切って、再投入したら前回のつづきから再生します。
CDをいれたままの状態でこの機能が動作するのはいいとして、一旦CDを取り出して、再度同じCDをロードしても途中からの
再生になってしまいます。ちょっと余計なお世話という感じです。

(おしまい)