ちょっとTea Time!? 小型グラフィックOLEDで遊んでみる 2019.10.3

秋月でこんなものを見つけました。
グラフィックOLED(有機ELディスプレー)ですが、ものすごく小さく、またI2Cで制御できるようです。
それに加えて580円と安いです。おもわず1つポチっとしてしまいました。



秋月電子にあった小型のグラフィックLCDです。

周りにあるLCDと比較してもそのサイズは小さいです。
これってまともに視認できるのだろうか?ちょっと心配です。


他のLCDに比べてもとても小さいです。

さっそく動かしてみましょう。
制御チップはSSD1306というものをつかっているらしく、秋月のHPにもマニュアルが掲載してありました。
ssd1306.pdf

どうもマニュアルはあるメーカにNDAを結んだ上で渡されたもののようですが、
まあ時効になっているのでしょう。ちなみに、私の場合はESS社から得たマニュアル類には
下記の同じように、Confidentialの文字が打ってあります。さすがに、流出は不味いだろうな〜。

なにより便利なのはI2C通信なので、基本的な配線はSCLとSDAの2本だけです。
なのでPICもピン数の少ないPIC16F1827をつかって動かしてみました。

制御コマンドもさほど多くなく、あっさりと動きました。
でも、なんか違和感が・・・・・

PIC16F1827を使って動かしてみました。

逆なの?

接続ピンのシルクにあわせてOLEDの向きを決めましたが、どうやら逆のようです。
接続端子が下にくるのですね。

接続ピンのシルクにあわせたら表示が逆になってしまいました。

気をとりなおして

接続を変更しなおしまた。変更といっても電源含めて4本だけなのでとても簡単です。
で、どの程度の表示速度が得られるのか調べてみました。I2C通信なので、あまり期待はしていませんでしたが、
画面にすべての文字を表示させることを繰り返して、大体1画面あたり0.1秒程度のようです。
全画面表示しなおして10回/秒ですから、そこそこ早いですね。
 通常の画面の変更は一部分だけなので、問題ない表示速度が得られそうです。
ただ、PICの動作速度は32MHzにしています。


結構表示も速いです。リフレッシュレートは10回/秒程度。

有機ELは見やすい!

なにより、この表示器ですが、かなり見やすいです。角度をつけてもまったく問題ありません。
でも、買ったOLEDの一部はドットに欠けがありました。残念!でも、気にすることもないでしょう。

9の真ん中のドットに欠けがありました。

消費電流も少ないです

PIC込みでの動作電流も14mAでした。これなら電池駆動もOKです。


消費電流も少ないです。

これはいいですね!これから色々と遊べそうです。
ちょっとしたスペースに組み込めますし、I2Cなので配線もすくなくてOKです。
ちょっとしたデバッグに効果を発揮することが期待できます。

便利なものが増えましたね〜


(つづく)