福島の球使いさんからいただきました。 2015.12.8

大変ご無沙汰しております.先日頒布いただいた,DAC51X2 MINIと 高精度電子
ボリューム で音出しができましたので報告します.いずれも将来学生さんに作っ
てもらうための評価用です.自分で使うものはなかなか完成しません.




DAC51X2 MINIは,出力にあるフィルタ用のコンデンサに,PPSの表面実装
のものが手元にありましたので,それを使いました.秋月で発売された銅箔テープ
(No.831S)を適当に切り貼りして固定しました(PAGE58のリベンジです).現在
USB接続のWifiドングルを使えるようにしているところです.
ミニヘッドホンジャックは仮止めで,ケースが決まったら引越しします.

高精度電子ボリュームは,ヘッドホンアンプに使えないか検討するために作り
ました.


シグナルパスも極短で,入力端子ーボリウムーアンプ入力の接続でノイズに悩まさ
れることがありますが,その心配もありません.アッテネータ機能のみでテスト運転し
ているところで,入力が大きいからか,これでもヘッドホンは十分鳴ります.ゲインの方
はこれからテストです.
電源は+-12Vで,リレーは直に+12Vをつないでいます.アイドリング電流は10mAです.
固定抵抗と半固定を直接つないで,調整できるようにしていますが,少し物理的に不安定で,
もし作り直すことがありましたが考慮いただければ幸です.

とのことです。MUSES72320をつかったディスクリタイプのヘッドホンアンプいいかもですね。
ちょっと考えてみますね。
 でも、最近ほとんど手を動かす時間がとれずフラストレーション溜まるばっかりです(笑)。


Sさんからいただきました。2015.12.13

MOSFET MUTE パートU
先の真空管OTLがうまくいったので、気を良くして夏季用に同じ回路で終段の真空管を
SiCMOSFETにしたものを組んでみました。
どうもこの回路自体はポップ音が出やすいようなので、今回は初めからMUTE有りきで進め
ましたのですんなりと行き、こちらは3秒設定でほぼ無音になりました。
SiCMOSFETもなかなか良さそうです。
有り難うございました。


とのことです。SiCも気楽につかえるようにもう少し安くなるといい〜と思ってしまいます。






onajinnさんからいただきました。 2015.12.25
製作例が多く“Gainclone”とも呼ばれ海外高級機にも採用されているLM3886のアンプはどん
な音?と思い立ち、数ある基板の中からヒロさんのものを選んで製作しましたので完成報告
として投稿します。BTLでの音を聴いてみたかったし、部品のチョイスも楽しみで、何よりお気
楽(Easy)の名に合ってると感じたからです。当初一つのケースに入れようと計画しましたが、
納まりきれないのでケースもモノでいくことにしました。電源は80Wのトロイドと2200μF×8=
17600μFを正負に各使用するわりと標準的な内容です。当方のAC電源(環境)104Vでショッ
トキーバリアダイオード使用±34VDCとなりました。信頼性があればあまり特定の部品にこだ
わりは無いので、気分と見た目等テキトーに楽しんで選んでいます。OP-AMP電源供給用の
定電圧ダイオード(5V)を選別し3個シリーズで15Vに揃えたぐらいです。出力段位相補正の10
Ωに巻線と酸金を使い分けたのも特段意味はありません。赤い抵抗器が緑の基板上で期せ
ずしてクリスマス色(^-^*)となりました。秋月で扱っているルビコンの薄膜高分子積層コン
デンサ(4.7μF)も玉虫色が魅力で入力に使って見ました。トロイドの引きだし線がマグネット
ワイヤーそのままにチューブを被せただけで、特に一次は細くて単線そのまま配線するのは
不安なため3mm厚のベーク上に中継ターミナルをつけてマウントしました。みなさんも中継さ
れてる方多いですね。ベーク板だけだと強度不足なので2mm厚の特大径アルミワッシャーを
入れてナット留めしてます。ケース各パーツの導通(アース)に配慮しましたが振動対策はして
いません。又ヒートシンクをそのままシャーシ上にネジ留めして放熱孔は開けてません。
大出力で連続使用する訳でもないのでこれで十分と考えました。音質への感想としては“とて
も良くできた半導体アンプの音”につきると思います。当方の試聴環境と耳でのことですが低
域側の再生でベースGの主張がより明確に出てきた気がします。打楽器系はよりしまってむ
しろ控えめな印象です。欲を言えば演出色が無い分中高音域でもう少し音に厚みのような感
じが欲しい気もします。パラレル使用の作例が多いのも効果不明ながらそんな理由もあるの
かな〜。


とのことです。LM3886はほんとに非常によく出来たパワーアンプ用のICで、私もマルチアンプ用に
シングルですが、6個つかったものを使っていました。とても小型にできる点もGOODです。
最近秋月でも扱い始めているので入手製もよくなりましたね。








やまばとさんからいただきました。 2016.1.8

R-2R DACの音出しが無事出来ました。

構成は
Dir9001→R-2R→PGA2311→電流駆動アンプ
の一体型です。

フルレンジ単体のスピーカーが好きで使用しているので、電流駆動もアリかなぁ〜と思っています。

R2Rの抵抗は10kΩ,20kΩの金属箔のモールド型にしてみました。
ダンピング抵抗に金皮薄膜型
チャージ抜きの抵抗に100kΩのZ201
と、熱雑音を重視した選定にしました。
R2Rの抵抗が、ハンダゴテでの作業が困難の為、ペーストハンダを使用し、鉄板焼きしました。
ペーストハンダでの表面実装ハンダは、簡単でキレイにし易いです。
でも、片面実装しか出来ないのが難点です。

電源は、TPS7A3301とTPS7A4700のみを使用し、DAI 5V,3.3V DAC 5V volume 5V,+-5V 全て個別にしました。

R2R DACは、普通に良い音と、評価される事が多い様ですが、想い入れ(金額?)の為、普通以上だと思ってしまいます。

撮影が下手ですが、写真を添付します。
これからも、基板のリリース期待しています。


とのことです。R-2RはDACの原点みたいなものですから、シンプルさがおもしろいですよね。






ジャンさんからいただきました 2016.1.12

高精度電子ボリュームが完成しましたので報告します。
3入力、赤外線リモコン対応の電子ボリュームプリアンプです。

電子ボリューム部
高精度電子ボリュームはMUSES72320のGAIN部を使っていません(厳密には0dB固
定で使用)ので、
LH0032アンプ部はGAIN部との接続を外してゲイン+8.2dBのDCアンプにしまし
た。従って、ボリューム
可変範囲は+8.3dB〜−103.2dBです。トラ技によると、GAIN部と接続してGAINを
得るとF特が悪化する
らしいので、この方法でGAINを得るのも悪い方法ではないと思います。
信号ラインのコンデンサは、入力部の1か所のみでフィルムコンです。前段の接
続機器からDC漏れが
あると、ゼロクロス検出があってもボリューム操作時に切替ノイズが出るらしい
ので、ここは省略しませんでした。

初段差動FETはIdss選別した2SK246BLを熱結合
定電流TRは寄生振動防止のためhFEの小さい2SC943
2段目差動TRはhFE選別した2SA726Gを熱結合
カスコードTRはhFEの大きい2SA872E
カレントミラーTRはアーリー電圧の高い2SC2240BLをhFE選別し熱結合
出力段TRはアイドル電流安定度の高いらしい2SC1775Eと2SA872Eのコンプリ
出力段エミッタ抵抗を47Ω→10Ωとしたので、熱暴走防止のためバイアスTR
2SC1775Eと出力段を熱結合

LH0032回路の特長のひとつは、2段目差動TRのVceが0.5Vと飽和領域ぎりぎりで動
作していることで、
この電圧ができるだけ低くならないよう、特にhFEに注目してTRを選択・選別し
ました。

出力段アイドル電流は4mA程度にしました。(オリジナルのハイブリッドOPアン
プLH0032のそれは1mA)
電源ONの5秒後以降は±0.1mA以内の変動で安定、且つ漸減傾向で温度補償もバッ
チリ。

オフセット調整は、DCゲインを持たせたせいもあり、10kΩの単回転型半固定では
難しく、調整ドライバー
を乗せただけで数mVも変動してしまいました。そこで、初段FETの選別前提です
が50kΩの25回転型
半固定に変更し、調整感度が1/200程度に下がった結果、段違いに調整が楽にな
りました。
ウォームアップドリフトとしては、電源ONの10秒後以降は±1mV以内の変動で安定。

入力切替部
3入力をリレーで切替です。当初はこのためにリレー切り替え基板も手に入れま
したが、これ以上マイコンが
増えるのもなんだかなぁ、ということでユニバーサル基板で組みました。リレー
駆動回路はクイック・チャージ、
スロー・ディスチャージ回路でハード制御して確実にショーティングタイミング
が得られるようにしています。
ショーティング時間は200〜300msです。


電源部
TYPE-I基板を使用。積層セラミックコンの替りに積層フィルムコンを使用しまし
たが、その耐圧が25Vなので、
トランス16V−0V−16V巻き線をそのまま接続すると耐圧オーバーする可能性が出
てしまいます。そこで、
巻き線からの出力に抵抗を入れて見かけ上銅損を増やし、さらにブリーダー抵抗
を入れて電圧を下げました。
ブリーダー抵抗の発熱(ΔT=55℃)から電解コンデンサを守るため、近くの電解
コンデンサには輻射熱を
反射するためのアルミテープ(反射率97%)を巻いてみました。



赤外線リモコン部
わたなべ企画さんのマイコンで赤外線を受信し、秋月電子さんのDRV8832使用DC
モータードライブキットを
使ってアルプス製100kΩBカーブのモーター駆動ボリュームを動かしています。わ
たなべ企画さんのマイコンを
使うとチョー簡単に高性能なリモコンが出来るようになりますし、8チャンネル
も受信できるので、消音機能も
追加して電子ボリューム部のリレーをON/OFFできるようにしました。

LED表示
音量レベルのLED表示は、サイズ、色ともに視認性抜群です。音量レベルは、離
れた試聴位置からしっかり
確認できるものが欲しかったので、これはいいですね。市販製品のLED、LCD等の
表示は、高級感を出す
ためか小さいので、確認のためいちいち近づかなければいけないのは不満です、
年寄りの私には。

ケース
タカチのOSケースはアルマイト加工されているので、普通に組み立てただけでは
どのパーツも導通せず、
等電位ケースにならないため、いつも導通処理には苦労します。
LED表示部の角穴は今回もドリルとヤスリとサンドペーパーで頑張りましたが、
これは大変な難行苦行で、
うまく出来たのは奇跡だと思っています。


特性
残留ノイズ30μV以下(Unweighted 帯域500kHz)、CH間クロストーク
−100dB@1KHz −90dB@20KHz
(Rg=0Ω Unweighted)、LINE間クロストーク106dB以下(Rg=0Ω 
Unweighted)、歪率 0.0019%@100Hz
0.0019%@1kHz 0.0026%@10kHz(出力1Vrms  帯域500kHz)、周波数帯域
200kHz(−0.5dB)、
最大出力9.2Vrms、最大ゲイン8.2dB、CH間ゲイン差0.01dB以下と非常に優秀です。

前作のDAC9018Dは1年半、本作は1年と完成までに時間はかかりましたが、その間
十分に楽しませて
いただきました。感謝感謝です。

とのことです。すばらしい仕上がりですね。頭が下がります。


マイペースさんからいただきました。 2016.2.25

この程、頒布頂きました”お気楽でないPA”を使ったパワーアンプが
完成しましたので報告させて頂きます。
終段にトランジスターを使い、Tsさんなどのブログを参考にました。

使用トランジスターは手持ちの中から選びました。
Q1、Q2〜Q9、Q10 ・・・2SA970/2SC2240(GRランク)
Q11、Q12    ・・・2SA1360/2SC3423(Yランク)
Q13       ・・・2SC1567
Q14、Q15    ・・・2SA1930/2SC5171(hfe120)
Q16、Q17    ・・・2SA1386A/2SC3519A(Pランクhfe100)

なおQ14、Q15は別府さんの推奨されているトランジスターです。
終段はサンケンのLAPTにしました。秋月で1ケ180円でした、安い。
抵抗、コンデンサーなどは推奨に近い値です。
バイアス抵抗は変更してあります。

前段は無負帰還型の定電圧、終段は裸電源で47000μFのケミコンです。
トランスは前段用はタンゴCT-20、終段用はタンゴMG-200です。
調整はすんなりとできました。ドリフトは少しありますが1時間後には安定
しています。出力値は5mVくらいになっています。
アイドリング電流は150mAとしてあります。もう少し増やしてもいいかも。

シャーシは30年前の管球用を転用、ベースシャーシを新規に作りました。
ですので外観はオールドスタイルです。
シャーシにテスター棒を差し込む端子台をつけ、アイドリング電流を測りやすく
しました。

音は・・・・うーーん最高です。
今まで金田式、窪田式などを製作しましたが今回のアンプが一番よい音が
しています。(少しプラシーボ含みます、笑)
特にピアノ、バイオリンなどの高音の伸びがすばらしいです。
大パワーを望まなければこのアンプで十分かもしれません。

すばらしい基板を頒布いただきありがとうございました。


とのことです。久しぶりのオープンタイプのアンプですね。最初は真空管アンプかと思いました。
放熱性もよくパワーが出せそうです。





宮城のブンとオトさんからいただきました。2016.3.9

機器の中核は、ヒロさんから領布頂いた基板によるDACとなります。
@自作PCトラポ(4500枚のCDやハイレゾ音源)⇒DDC(エレアト+お気楽)⇒DAC(お気楽)⇒ラインアンプ(お気楽)
ACDP⇒SRC(お気楽)⇒DAC以降は同じ
BLPプレーヤー⇒フォノイコ(フェデリックス)⇒ラインアンプ以降は同じ
終段は、パワーアンプが自作とEsoteric S1、スピーカーはJBL Everest DD67000でかなり豪華版。
ですが、ヒロさん基板のものもハイエンド仕立てで製作していますので、中身は勿論見てくれでも決して引けを取
らないと思います。

『機器詳細』
・スピーカー    JBL Everest DD67000
・パワーアンプ   Esoteric Grandioso S1
          自作180Wデジタルアンプ ×2台
・プリアンプ    自作パッシブプリ & 自作ラインアンプ(リニュープリアンプ基板他)
・CDトランスポート Sony CDP-X5000
・PCトランスポート 自作(ケース含め)
・アナログプレーヤ Linn LP12 & SME 3010-R & SHURE M111E他
・フォノイコ    Fidelix Leggiero
・DDC       自作(ElectrArt USDA_MINI基板+お気楽基板)
          自作(ElectrArt P2D基板+お気楽基板)
          自作(Renew FFASRC他お気楽基板)
・DAC       自作(DAC9018D+Jitter-Cleaner+POWER-IV他お気楽基板)
          自作(DAC1794-5×2+メモリバッファ+POWER-IV他お気楽基板)
          自作(RenewDAC1704×4+DF1706+Jitter-Cleaner+ディスクリIV他お気楽基板)
・チャンデバ    自作(フィルターモジュール他お気楽基板)※調整途中
※その他製作途中のもの、計画中のもの多数あり。

の布陣で、ご覧の通り「お気楽オーディオキット資料館」領布のものが大半を占めます。
また、ヒロさん以外のものでも「新談話室」等で度々登場する“お馴染み品たち”です。

ジャズ喫茶の場所は、首都圏でも関西圏でもなく、宮城県北部と少々遠い所ですが、オオハクチョウの飛来や
ハスの花で有名な伊豆沼を見降ろす高台にあり、眺望バツグンの観光スポットにもなります。
(近隣にサンクチュアリセンターや宿泊施設ウエットランドもあり、夏にはハスの花見物の船も出ます)
何かの都合で東北地方に来られたら是非おより下さい。
私は勝手に「お気楽オーディオ」の東北ショールームと考えています。
(ヒロさん、お気に障ったら御免なさい)

名称 カフェ・コロポックル(3月19日オープン予定)
URL cafe-korpokkur.com

※詳細はホームページ(予定)をご覧ください。


とのことです。オープンおめでとうございます。
ちょっと遠いですが、行きたいですね〜。