myokoさんからいただきました。 2014.5.6

これまで基板配布を受けてもデッドコピーに近いことしかできませんでしたが、今回は自分流の
アレンジをしたDACができましたので、投稿させていただきました。
アレンジのポイントは、ディスプレーの追加と電子ヴォリュームの実用化です。
SDAとSCLの端子がそのままPICから外部に出されています(P5,P6)ので、これを使いI2Cの
ディスプレーをつなぎました。
また、Timer0の端子が開いていましたので、これを周波数測定に使いました。
それから、DSDとPCMの自動判別に未使用のRA6ポートを活用しました。
これらの改造は、実にジャンパー線2本で済んでしまいました。
(下の写真参照:基板がVer1のため、合わせて5本)

電子ヴォリュームはP7,P8を利用し、ロータリーエンコーダでコントロールします。
-30dBまでは0.5dB刻み、-38dBまでは1dB刻み、それ以降は適当(笑)に設定した減衰量に
対するパラメータを予め計算し、それをEEPROM領域に書いておくことで、実用的な使い勝手を
確保することができました。
心配した誤差ですが、-20dBまでは0.03dB、-30dBまでは0.1dB、最大でも-50dBの0.65dB程度
に収まりました。(あくまでも表示と計算上の値との誤差で、実測ベースではありませんが)
なお、ロータリーエンコーダはトグルスイッチの切り替えにより、PCMの入力モードの切り替えにも
使用しています。

ケースは、金がないので弁当箱のシャーシにアルミパネルをくっつけたもので、サイドウッドと脚も
リフォームの時に余ったフローリング材の切れ端の活用です。
ボール盤やトリマ、ヤスリくらいしか道具がないので、ご愛嬌ということで・・・
ツマミはこれまで愛用していたものが入手できなかったので、黒にしようかシルバーか思案中です。
いっそのこと、パネルと同じ色を塗装しようかとも考えてます。

いろいろ考えることが脳の刺激になりますので、この基板のように回路情報やチップの情報が全て
公開されていますと、いじりがいがあって本当に楽しめます。
これからも素晴らしい基板を提供していただくことを期待しています。


とのことです。ケースも自作とのことですが、アルミパネルに座ぐり加工もされており質感もあってグーですね。
※連休帰省で掲載が遅れてしまいました。





Yamadaさんからいただきました。  2014.5.18

Renew DAC8741-1.5

以前頒布いただいたRenew DAC8741-1.5の写真を投稿いたします。
ポイントは、DACと電源の分離、出川式電源、オーディオ用部品の採用です。
製作時はオーディオ用のOSコンがまだ手に入りましたが、現在は全く見当たりませんね。
甲斐あってか、このDAC、小型の割りには充実した音が出るように思います。
次は9018に着手したいのですが、完成はいつのことやら・・・。

とのことです。OSコンはどうなったんでしょうね?
一般の電解コンデンサではでない高周波特性がでたので重宝したのですが。
四角いコンデンサはSEでしょうか?





山ざるさんからいただきました。 2014.5.29

高精度パワーアンプを製作しました。±35Vをかけるので安全のため、耐圧の高い2SA970と2SA2240を使い、
トランスは製作開始時はRA200が品切れだったので、ノグチトランスの適当なも
のを使いました。それから出力リレーはMOSFETリレーを使っています、出力トランジスタは2SA
1941と2SC5198です。組みあがって試運転を始めたのですが発振に悩まされました。位相補正
コンデンサの交換やアースラインの変更などいろいろやりましたが効果なく仕舞いにはMOSリレー
まで壊れる有様で、結局2SA1015 と2SC1815にすべて交換することで発振はピタリと止まり、たい
へん安定したアンプとなりました。ハムノイズも無くたいへん澄んだ音で鳴っています。ヒロさんよい
基板ありがとうございました。

とのことです。電圧増幅段のトランジスタの選択はやはりノウハウがありそうです。
チラっと左端に写っている青い箱の上のトロイダルトランスが何に使われているのかが
気になったりします(^^)!。



ヒロさんが気になったトロイダルトランスは
コントロールアンプの電源です。

もともとボリュームボックスであったものを改修して
高精度電子ボリウムに入れ替えました。
箱の右側にあるものは最初についていた東京光音の
アッテネーターです。

トランスは以前に使っていたプリアンプのトランスです。
中に入らなかったので外付けにしました。


なるほど、そういうことだったんですね。
大きなVRなんですね。




イッチーさんからいただきました。 2014.6.4

楽しい基板ありがとうございます。
FN1242とPCM1794を入れたDACを作りました。
構成は
メモリーバッファDAI――DAC1242−1.6――Renew A11―――出力1
同上      ――DAC1794−3.5――シンプルIV合成――出力2
です。プリの入力切替で選択します。

私はPCM1794の音が大好きなのですが、時々ほかの音も聞きたくなるので、このような構成にしました。
最近、ケースの天板を強化ガラス(1800円かかりました)にして、内部の様子が見えるようにしました。

メモリーバッファの動作状態もわかるので便利です。
沢山LEDがついているA11基板を使っているのも、動作状態を目で確認するためです。


PCM1794はワイルドな感じの音で私もお気に入りです。それにしても強化ガラスの天板はいいですね。
全面強化ガラスでシースルーなアンプが面白そうと妄想したりします。




Sさんからいただきました。 2014.7.8

DAC9018Dその後
先のDAC1242-5 FN1242AにおいてAC電源のMT管IVがなかなかだったので、
予定通りDAC9018DもAC電源のMT管IVに乗せ換えました。
改造ついでに、一度試してみたいと思いながら、ついつい先送りになっていた事も試してみました。
初段はMT双3極管の差動で電圧受けしていまして、その定電流回路はMOSFETなのですが、

これをMT5極管にしてみました。
ここに何を使うかで微妙に音が変わりますので、好みの問題ですが選択肢の一つとして

古典的な真空管も十分有りですね。
今までDSD再生はFN1242A、ES9018Sや原理基盤で音の違いを楽しんできましたが、
不思議というか面白いのは、このAC電源MT管IVにしてからは、音の違いがあまり分からなくなり、
もう何でもござれ状態です。
独特な色付けがあるような音ではなく、聴きやすくて極々自然な音なのですが、凄く存在感が
有るというか、影響力が大きいようです。
当面、電圧モードの標準回路ですね。 ☆二つ半です!
しっかり楽しませてもらっていまして感謝です。


ふむ〜・・・進化を続けていますね。真空管の個性の前には半導体の個性などは関係ないということでしょうか。
真空管も面白そうです。




東京「ブンとオト」さんからいただきました。 2014.7.8

ヒロさんが「Renew DAC1704」と「Renew DAI for DF1706」をリリースされたのが、確か2010年の初秋だったように思いますが、
私も直ぐに領布のお願いをし、基板を入手させて頂きました。当然直ぐに部品を集め組み立てはしましたが、当時「DAC1794-5」
を作成中で時間的余裕が無く、簡単なテストをしただけでお蔵入りになってしまいました。
ただし、構想はそれなりに固め、エイ!ヤ!でアルミ削り出し(特注)ケースだけは、「DAC1704」用と一緒に作りました。

あとは組み込むだけなのに・・・時間だけが悪戯に・・。その間にヒロさんの開発ペースは加速し、「ディジタルアイソレータ」
や「ジッタクリーナ」のリリース、ついにDF1706は「New DAI for DF1706」へバージョンアップするに至り、流石にこの辺で組
み立てないと、大枚をはたいて手に入れた、PCM1704-K(16個)が無駄になりそう。・・・で、ついに重い腰を上げました。
(実は腰が重かったのはでなく、「Dual Jitter Cleaner」や「Renew FFASRC」など組み込みたい基板がどんどん増え、ケースを
先に作ってしまった罰で、どうやっても基板が入りきらず、収拾がつかなくなっていたのです)

・・で結果、構成をどうしたかと言うと、「FFASRC」をD-Dコンバータとして独立させ、『やなさん』のサイトで見つけた小型の
単電源基板を組み込み、穴あけ1mmの誤差も許されない加工の末、何とかケースに納める事に成功しました。(苦笑)

さて
●DACの全体構成は、
「HDMI受信基板(FIDELIX)」→「Dual Jitter Cleaner」→「New DAI for DF1706」→「(b)D-ISO」×2→「Jitter Cleaner」×2
→「Renew DAC1704」×4(4パラ差動)→「ディスクリIV変換差動合成基板」としました。

●主要部品は、
「Renew DAC1704」には、[PCM1704-K] 当時MOUSERで4000円強?、BPO/DC 部分に秘蔵品の[Black Gate NX] 100uFを投入
「ディスクリIV」には、 オールメタキャンで NEC 2SC943,2SA603 パワー用 NEC 2SC97A,2SA571 抵抗はVishey Z201,Ohmite巻線
フィルター用のコンデンサには、サンリングの銅箔PPSを使っています。(黒くて細長いやつ)
その他では、電解コンはサンヨーSEPC、チップコンには、Panasonic ECHU または ECPU、一部に ルビコン PMLCAP

●電源部は、
「定電圧電源(TYPE-D)±15V」×2・・・・三菱2SC2320,2SA999 パワー用東芝2SC5171,2SA1930 2次側電解コンにBlack Gate NX 680μF
「定電圧電源(TYPE-D)±5V」 ×2・・・・トランジスタは同上、2次側電解コンにBlack Gate 3300μF、平滑用はニチコン HE 3300μF
「TPS7A4700デュアル電源基板」×2・・最近話題のSICショットキーダイオードを試しに使用、ロームSCS106AGC(600V/6A)

とにかく限られたスペースにこれだけの基板(大小20枚+仕切り銅板3枚)を入れ、かつ配線するために、パズルのような作業を強
いられ、大変苦労しました。・・・が、出来上がりには大満足。またまた、自作オーディオの楽しさを満喫することが出来ました。
以前作成した、「DAC1794-5」と「DAC9018D」と合わせ、今回のマルチビットDACの雄「Renew DAC1704」は生涯使い続ける私の大
切な宝物となると思います。
キットを提供して下さったヒロさん。大変ありがとうございました。

補足
写真にCDPと二段重ねにしたものがあります。物はSONYの「CDP-X5000」という機種で、20年ほど前に購入したものです。現在
は偶にしか使っていないのですが、ある時、ネットでこの機種の改造が流行っていることを知り、大切に保管していました。
今回のDACは、このCDPとセットにすることを目論んで、同一サイズでケースを作ったのです。スペースに余裕がなくなったのは
そのためでした。
もちろん、これから「CDP-X5000」の改造にも着手する予定です。


ただただすばらしいの一言です。個人レベルで作れるものではないような気がします。
おもわず製作コストが気になったらりします(^^;)。
SONYのCDPもいいですね〜。オフミ等で聞いたことがありますが、趣味性も高くて好みの一品です。



chandlerさんからいただきました。 2014.7.22

DAC1242−1.5を少し手直ししました。(ページ63参照ください)
 
ジッター50psのDIR9001(デジット・キット)に変更いたしました。
フォーマット 右詰め 配布基板通り
 
プリアンプ基板(千葉のSさんにゆずっていただきました。)
 
どの基板も安定して動作しているようです。
高価なパーツは使っていないのでそれなりの音です。
素直な音だと思っています。
 
実験写真全景 右の黒い箱はTDA1522Qパワーアンプです。
工作としてはまったく面白くないICですが驚くような特性でいままでなにをしてたんだろうと作ったときは思いました。
 
私は電子工作を楽しむレベルなのでピュアとかハイエンドとかは90年代後半真空管を卒業してから無縁です。
ひとつひとつは石ころのようなパーツを半田づけして信号を入力すると音が出たり動いたり光ったりするのが楽しいです。
うまくいかなくてのそれなりに楽しんでいます。星の数ほどの失敗してきました。
そして一握りの成果です。
 
とのことです。
趣味ってそんなもんですよね〜。趣味に無駄な失敗ってほんとにないです。










京都のK村さんからいただきました。 2014.7.23

◆New DAI for DF1706 & 1704-4D
です。

いまだにDACの最高峰の内の一つ、と思われますがシステム全体では、とりあえず感のあるものになってしまいました。
ここの凝りまくりな人たちからは、もったいない、との言葉をいただきそうです。
基板は作り直す気は無いので気合は入っています。基板だけは・・・

◆各部説明
I/V ・・・AD845、2013年9月鈴商にて。
フィルタ・・・AD797、多分1998年秋にotecにて。今回初めて(!)使用。
ケース ・・・DAC用ケース(1994くらい? PCM61Pを数多く使用したものの・・・)
→パワーアンプの電源部(1995年?)
→今回のDAC(2014年)・・・あ、何気に20年!
ということで穴ぼこです。
DAC電源 ・・・汎用電源基板TypeA。トランスの電圧が高めのせいか、
ヒートシンクがアッチッチ!
負側はヒートシンク2階建て。DACトランスは正負左右別の4つです。。
アナログ部電源・・・1994〜95ごろに作成したプリアンプの電源部。
まだ活きてますね。

デジタルボリューム、各スイッチは背面に着けました。
またプリ、ヘッドフォンアンプなどを繋げられるように出力は2系統にしました。
イヤホンも直接接続できます。

歴史を感じる(?)システムになりました。
電源部はいずれ作り変えたいところです。熱い・・・

◆今になってあわてて(?)造り始めたきっかけは、
去年、部品を整理していて基板を発掘。
ふと、基板を見ると、2004 Oct・・・今は2013。あと一年で10年(!)
いくらなんでもそれはあんまりだ。キーデバイスも8年前には揃えている、というのに
(もちろん新品のまま眠ってました)。

ということで・・・
2013年 7月 周辺部品集め始め、DAI(一応)完成
2013年 8月
1704-1D 後で修正できるようにデカップリングコンデンサをセラコンのみ。
このころ、ハンダ付け失敗のためかDAIRからの出力しか確認できなかったとこ
ろへ、ヒロさんが、New DAI for DF1706の設計を始めてることを知り、なんとす
ばらしいタイミング!、ということでこの段階ではDFは諦めてました(^^;

2013年 8月 1704-2D 平面的だが、奥行きが感じられる!?
2013年 8月 1704-3D おお!3次元的に音が広がる・・・!?
2013年 9月 1704-4D 時空を超えた音楽再現(ウソ)・・・すいません。

徐々にDACを増やしていくと、コンデンサのエージングで徐々に変化
していくせいもあって、出てくる音を普通と感じてました。PCのマザーから音声
出力を直接取るととあまりにも低音が無いので、接触不良かとジャック何度も挿
し直しました(ホント)。

2013年 10月 動作不安定から修正を繰り返すうち
・・・DF1706(と基板のパターン)が・・・!(T_T)
・・・よし!NOSで行こう(笑)! 時代はハイレゾ!!
むしろNOSの方が(逃げ)
2013年 1月 電源部を別ケースにするためにまずDAC基板をタカチの弁当箱に収納。
かなり無理があり、修理も難しく、さらに電源部が
かなりの大きさになることにこの時になって気づく(^^;
2013年 4月 結局、
New DAI for DF1706を製作。デジタルボリュームも
試してみたかったのです。せっかく購入しましたし。
昔の鈴蘭堂(だったかな)のケースに全部収納。
なんとしても10年経つ前に、ということで
昔のプリアンプの電源部を使用。78xx, 79xxですが今は無きBGを使
用。
2013年 5月 (不)安定稼働中。出力抵抗は100Ωですがイヤホンも
直接接続してます。イヤホンによっては低音モリモリ。

この投稿も含めて、10年経つ前に完了できました。
(電源部は電圧の低いトランスに置き換える予定ですが)
9年近くブランクを空けておいて書くのもなんですが、使用部品を考えていると
き、基板が出来上がっていくとき、すごく楽しませていただきました。
ありがとうございます。

最後に
10年以上、これだけの活動を続けておられるヒロさんの熱意、姿勢はすごいです。
これからも末永く頑張って・・・いや、お気楽に続けていってください。

とのことです。そういえば基板頒布をはじめて10年以上になっちゃいましたね。

それにしてもPCM1704はいいですよね。今後もこれを越える素子はでない気がします。
お互い、大切に使っていきましょう!