カニさんからいただきました。 2012.5.19
このDAC、頒布頂いてから5年ほどかかってようやく完成しました。
DAC1704−4Dです。
 
私はあまり厚みのある音は好きではないので、PCM1704は2パラにとどめました。
そして、PCM1704のデジタル±5V/アナログ±5Vを分離して供給することにしました。
データシート上「デジタルとアナログの電位差は0.1V以内」とありますので、
デジタルとアナログで消費電流を揃えたり、ダイオードで電位差を吸収したり、なんとかそれに対応しています。
 
デジタル段は、DAI-DFの下流でデジタルアイソレートし、Bckをジッタクリーニングする構成としました。
ジッタクリーナは、ロックするまでのノイズ音が気になったので、
ジッタクリーナのアンロック状態を検出してDF1706へミュート信号を出すようなサブ基板を設けました。

アナログ段はディスクリートLH0032回路を採用しました。
アッテネータも仕込んだのでケースの中がギュウギュウで、メンテが大変そうです。
 
無計画な増築改造が祟って見た目はあまり宜しくないですが、音は、今まで作ったどのDACとも隔絶した素晴らしいものです。
毎晩、自宅にミュージシャンが来て、自分のために音楽を奏でてくれる、そんな気分を味わえます。
DAC9018Dを申し込みましたので、それと比較するのが楽しみです。
  
もうひとつは「ミニアンプ基板A12」を使ったパワーアンプです。

PCM1704DACとバランス接続し、フルレンジスピーカー(Alpair10)をBTL駆動しています。
アンプ回路が4個必要なのでケースの中に収めるのが大変でしたが、基板が小さいのでなんとかなりました。
終段にはMJ21193/21194を使ってみました。
 
ひとつ失敗したのが、「ケースの中央にトランスを配置してしまった」こと。
唸り音が増幅されてしまいました。
 
これを作るまでは電流帰還アンプを使用していたんですが、それとは比較にならないほど音場が広大で定位が明確です。
オーディオ的な快感を感じますね。
 
最近、無帰還アンプを自作してこれと聞き比べているんですが、無帰還と帰還でそれぞれ特徴があり、とても面白いです。
ヒロさんも無帰還アンプはいかがですか?

とのことです。無帰還アンプは製作経験ないですね。昔つかっていたメーカのアンプの中には無帰還のものがあった
はずなのですが音は忘れてしまいました(笑)。


てにえさんからいただきました。 2012.5.19

新談話室で、ヒロさんを初め何人かの方から励ましと助言を戴いたDAC9018Sがお蔭様で稼動するようになったため
ケースに収めましたので、ご報告いたします。

写真館のPAGE57に投稿したElectrArtさんのUSB-Audio基板とDAC1242-2を収めていたケースを再加工しました。

電源部はそのままDAC1242-2のものを残し、USB-Audio基板は、最新のUDA基板(DoP版、録音機能なし)に替え、
DACを1242-2を9018Sに替えました。このDAC9018Sには、オプションのPICとクロック逓倍基板を搭載してあります。
IV変換はA7型バッファ付き作動合成基板です。トランジスタは2SC959を用いました。
たくさんあった手持ちの959も、これで使い切りました。

また、UDA基板とDACの間にジッタ・クリーナを挿入してあります。

以前のDAC1242-2はDSD専用にしてあり、PCMを再生するにはジャンパ・ピンを差し替える必要がありましたが、
このDAC9018Sは、オプションのPICを載せていることもあり、ボタンを押すだけで切替られて、とても便利です。

また、設定項目変更(UPとDOWN)は、マニュアルでは2つのスイッチで示されていますが、ON-OFF-ONの中立ロックの
スイッチを採用し、上にするとUP、下にするとDOWNとしています。(LCDの右のスイッチです)。

便利であることももちろんですが、芯のあるしっかりした音は心地良く、聴くのが楽しくなります。

IV抵抗は、当初はDALEのRS-5Bにしていました(新談話室で2Bと書いたのは誤りで、大きい方の5Bでした)が、
HOLCOに替えました。DALEもなかなか熱っぽい音で悪くはありませんでしたが、HOLCOの方が、雑味がなくなり、
すっきりします。もっともその分、熱っぽさはなくなり、やや冷たい感じになりました。

それから、DAC9018SとIV変換のA7型基板の接続に、初めは普通の(?)シールド線を使っていましたが、古いウェスタンの
エナメル線(蝋含浸被覆)にシールド処理を施したものに替えてえてみました。これが、かなり音質改善に効きました。
ウェスタンのケーブルは、加工にとても時間と手間が掛かりますが、音を聞くと、やはりこの手間は掛けざるを得ない、
と云う気になります(ただし、placebo効果の可能性も大きい)。

良いこと尽くめのこのDAC9018Sですが、入力を切り替えると、オフセットのDC電圧が変わってしまいます。
私は、このDACでは主にDSDを聴くので、その状態でオフセットの調整をすると、PCM-INに切り替えた場合、
左右とも数十ミリボルトのオフセットが出ます。また、SPDIFにすると1000ミリボルト以上のオフセットが出ます。
そこで不本意ではありますが、出力端子にカップリング・コンデンサ(BLACK GATEの無極性6.3V47uF)を挿入しました。

しかし、このように高機能、高音質の基板を開発し、廉価に配布されるヒロさんには、本当に幾ら感謝してもし切れないほどです。

ありがとうございました。


とのことです。オフセットがDSDとSPDIFで1Vでるのは気になりますね。音楽信号入力時の事象でしょうか?



ピーターとアンディさんからいただきました。 2012.5.20
ヒロさん、皆さん いつもお世話になり、大変有難うございます。
良かったら掲載してください。
DAC9018Sの2枚組みとFFASRCが一応出来上がりました。
一応というのは、DAC9018Sが2枚共通接続思案中です。
構成は、FFASRCは、単独設置で、DACには、同軸コードでつなぐことになります。
当たり前ですが、ASRCの周波数を変えればDAC側のLCD表示が変わって自分でLCDを使ったのが初めてなので、
感動しています。
内部は、殆んど電源(正負15Vが2台、3.3Vが4台、5Vが1台)で、DAC、ASRC基盤がチョコンとあり、
将来HPAを収納する場所に懐かしいDAC1704-4D用に作ったIV、合成アンプ(2枚大い)が急遽入りました。
写真撮影前に持病の腰痛がひどくなってしまい、写真がボケてしまいました。
音質判断はこれからですが、楽しみです。
宜しくお願いします。
お近くの方が居れば聞いてもらえるのですが。(暑いぞ)

とのことです。いつもながら重厚なケースですね。
腰痛は早く治るといいですね。






tezzinoさんからいただきました。 2012.5.20

おかげさまで2作目のデスクトップアンプが無事出来上がりました。参考にはなりませんが写真館に投稿させてください。
ミニアンプA12でSP駆動、NEW-A7でHP駆動という仕様です。ミニアンプはこのサイズからは想像できない良い音です!
NEW-A7も少ない部品構成なのに素晴らしい音なんですね!電源基板は平滑コンデンサ非搭載の正負出力定電圧電源基板です。
この電源基板は高性能でしかも自由度が高いのでレイアウト時には大変重宝しています。
この基板、先に何枚か頒布していただいていたので助かりました!
実はこのアンプ2台作りまして私の大好きな友達とお揃いにしたんです!音楽好きな友達がPCから気軽に曲が聴けるように以前製作していたDAC-2702USBとUSBデジタルアイソレーターをセットにしました!SPはヒロさんから紹介のあったオンキョーのD−108Mです。
私みたいに知識も無く、オシロも持って無い者が作っても間違いなく動くんですね!
ヒロさんの電子回路の知識と基板を作り上げるセンスには感心させられます!今まで何点か作りましたが全て完動です!
掲示板でミニアンプのアイドリング電流調整用抵抗の質問の時にはヒロさんから最速にお答えいただき感謝いたしております。
翌日には抵抗値を換え希望どおりの電流値になりました。ありがとうございます。
しかし信号系の配線これでいいんでしょうか?まぁ良い音がなっているのでこれで良しとしちゃいます。
ヒロさん!まずは身体を大切にしていただきまして、大変でしょうがこれからもワクワクするような基板をお願いします。
ありがとうございました。


とのことです。コンパクトかつ綺麗な仕上がりですね。
写真の背景が溶け込むーような白でどのように撮影されたのか興味あります。




Matsukataさんからいただきました。 2012.5.20

DAC9018Dが完成しましたので写真館に投稿させていただきます。

以下、簡単ですが、構成です。

・電源基板
 ディスクリート電源基板MINI (+−15V)
 ディスクリ電源MINI-PLUS(3.3V)
・IV
 ディスクリIV変換差動合成基板

これらを毎度おなじみのタカチOS 70-32-23SSに詰め込み、フロントパネルも
いつものルックスで仕上げてます。

IV基板のTrは、全て三菱のPC900mWのものを使用してます。
IV回路の終段Trがかなり熱を持つので、アルミ片を抱かせて放熱対策してます。

懸念されていたデジタル3.3Vの放熱ですが、Trを底板に取り付け、底板に熱が
逃げるように加工したため、思いのほか熱くなっておりません。

現在、放熱の状況確認を含め、テストRunning中です。
非常に安定しております。

参考までに、ワットチェッカーでこのDACの消費電力を測定してみたところ、
18Wでした。(44.1K再生時)
192Kのソースを鳴らしたら、20Wを超えるのではないでしょうか?
機会があればハイレゾ音源再生時の消費電力も測定してみます。

LCDの機能切り替えはロータリースイッチで行います。
スイッチ右側 パラメーター変更 送り 戻し
スイッチ左側 メニュー 送り

こんな感じにしました。
使い心地はなかなか良いです。

音は、DAC9018Sとの比較では、音場形成が外側にワイドに広がり、独特な空気感を
醸し出すすばらしい音です。
若干、9018Sよりも大人しい音に感じます。

現状ではそんなところですが、ディスクリIVの慣らしに時間がかかりそうなので
暫くするとまた音調が変わってくるかもしれません。

以上、いつも楽しいキットをありがとうございます。
また何か作りましたら、写真館に投稿させていただきます。


とのことです。そうなんでよね、とにかく電力は大喰らいです。節電が叫ばれているなかなんでがね。
ディジタルの電源の放熱はケースに行うのが、よさそうですね。




「てっ こ」さんからいただきました。 2012.5.27

ジッタクリーナ SI5317

ゴールデンウィークの工作に、届いた基板を作成させていただきました。
用途は決めていまして、使用しているベリンガー製のSRC2496のクロックラインに
入れて使用しています。クロックは三田の発振器で発振させて、この基板を経由
して製品基板のクロック回路に注入しました。

 
2種類の水晶回路がある製品ですが、デジタル入力-デジタル出力で使用していて
製品のサンプリングレート出力は96KHzしか使っていないので24.576MHzの
クロックのみ改造しました。(フォーマットのビットレートを16bitから24bitに変更しています)
24576÷256=96
ということで、おそらくこの水晶を換えるのが良さそうと考えた次第です。

もともと発振にUHC004というICが使用されていましたが、パターンカット後バイパスして後続の
回路につなぎました。


右隅の銀色の小箱の中に三田の発振器が入っています。


上・基板入力と下・基板出力です。
BBSに書かせていただきましたが、観測する中では少し位相が
ズレているように見えるのですが。原因はよくわかりません。
ココの位相差は今回の使用回路では重要ではないと考えていますので
とりあえずはスルーしました。

交 換後は、弦楽器や管楽器の響きがすごく変わった気がしています。

今回はじめてキット作製させてもらいましたが、HPを非常に楽しみに拝見させてもらっています。
もっと勉強して、今後DACなども挑戦してみたいと思います。
これからもこのような魅力的なキットの配布を、誠に勝手ながら期待させていただきます。

とのことです。位相差は論理素子の遅れですね。数nSはあります。


愛知 Sさんからいただきました。 2012.5.28

DAC9018D

アナログ回路は最近金田氏が進めている電流伝送DACタイプとし、
IV変換せずに電流出力のままラインアンプを飛ばしてパワーアンプ又は
チャンネルフィルターに入力する形を試してみました。
色々変わっているので何がどう効いているか分かりませんが、
音は素晴らしいの一言です。
バッテリーなので、3.3Vデジタル回路の消耗が気になりますが、実測値は
無入力時約400mAで、10〜12時間程度は使えそうですから、1個予備を
用意しておけば、まず実用上の不便は感じないかな‥‥‥?
ありがとうございました。


とのことです。バッテリーは鉛蓄電池でしょうか?
ランニングコストも考えると充電タイプですよね。




山ざるさんからいただきました。 2012.5.28
いつもたいへんすばらしい基板ありがとうございます。
DAC9018D 早く音が聞きたかったので、アルミシャーシの上に臨時に組み上げ一週間通電して
問題なく作動しているので写真館に投稿させていただきます。 

構成は 、 
DAC9018D........アナログ用3.3V     TYPEーE電源 
          デジタル用3.3V     TYPEーE電源 
 ( 標準抵抗 7.5KΩと24KΩで3.3Vとなります。) 
POWERーIV.........±15V TYPEーD電源
エレアトUDA........5V LTー3080レギュレーター 
ディスプレイ........5V  3端子電源  

電源やTVについては、できるだけ電流に余裕のあるものを使い後で問題とならないようにしました。
そのため、発熱などについては適当です。ジッタークリーナーやDAC9018Sなどを作ってきたので
製作について困難な部分は特になく、高性能の割には容易にできたと思います。

 SPOIF  PCM(I2S.  スタンダード右づめ) DSDすべて完璧に作動し、音についても安定感、
ステレオ感、自然感すべてパーフェクトです。 
特にワンポイント録音したものをヘッドフォンアンプ(ヒロさんのリニューアルHPA)で聞くと、
広い空間の真ん中で聞いているような現象がおこります。
このようにすごいDACができてしまうと、写真館PAGE56で一生懸命作ったDACの使い道がなくなって
しまいます。どうしましょう。

とのことです。これだけの分量を1ケース内に収めるためには結構なサイズが必要になりそうです。