福島の球使いさんからいただきました。 2012.3.9

写真館44ページで紹介させていただいたパワーアンプを,配布いただいたA11基板で
置き換えたアンプが完成しましたので報告します.その他の変更点は普通のブリッジ
→ショットキーD15XBS6,MJ15003/15004→MJ21193/94です.基板上のパーツも,
2SA1015/C1815→2SA1015L/1815L,2SA1837/C4793→2SA1930/C5171に変えて
います.LEDは,20個ほど1mA流したときの電圧をはかり,2本あわせた電圧が同じに
なるように選別してみました.複数項目変えたので,何が音質の変化に効いているか分
からないのはいつものことであります.



小容量のコンデンサとして,表面実装のPPSフィルムコンを使いました.0.1uFは今の
パターン上にぴったり半田づけできるのですが,220pFは一方を固定して,片方をジャ
ンパ線で固定しようとすると,変な匂いがした後,端子がはがれて壊してしまいました.
そこで秋月の変換基板につけ,それを基板に指すことにしました.



 音質は,それほど変化はありませんでした.ノイズレベルが少し下がったかなという程
度です.余ったA6ですが,手持ちのトランス,終段2SA1941/C5198と組み合わせてアン
プを作ってみました.ケースはタカチのUS130Hです.一階にトランスをおき,アルミの
板で2階を作って終段のヒートシンク代わりにしています.もう少し平滑コンデンサの
容量を大きくしたいところです.



A11をリニューアルいただき,ありがとうございます.A6もいい基板です.


とのことです。写真で見ると大きくみえますが、基板サイズから考えてかなりコンパクトです。
PPSは熱に弱いですが、評判はいいので、私もつかえるところには使っています。


福島の球使いさんからいただきました。2012.3.17

 配布いただいたA11基板でNF型イコライザアンプを作成しましたので報告します.
A11の構成は,PAGE58冒頭のパワーアンプに組み込んだA11と同じです.イコライザ
の定数は金田氏が使っているものを参考にしました.
 基板間の裏返っている白いコンデンサは,multicapという真空管派の人にはよく知
られたものです.蓋を閉めるためにあ〜だこ〜だ位置を決めている間にひっくり返っ
てしまいました.
 電源は,写真館47ページで紹介させていただいたDACの電源部分から供給されます.
この共通電源をDAC,プリアンプ,イコライザにつないで使うという構想から2年もた
ってしまいました.
 ケースはタカチのUS130です.私の作例はサイズ感がわからないようなので,アル
バムと並べて撮影しました.


 木住野さんのこのアルバムを持っておられる方も多いと思いますが,これにはアナロ
グ盤がございます.


 アナログもいいものです..あと必要なのは,バーボンをダブルでロックでしょうか..
 いずれ,A11でCR型イコライザも作りたいと思っております.

とのことです。木住野さんのピアノとバーボンは最高のとりあわせですね。大いに賛同です(笑)。


hiroshiさんからいただきました。 2012.3.20

いつも楽しいキット有難うございます。
今更ですが高精度電子ボリューム、ジッタクリーナSI5317を作成しました。
電子ボリュームは赤外リモコン/エンコーダでボリュームコントロール
する構成としました。当初附属のPICのプログラムを変更して
赤外受信器を取り付けようとしましたが、外部にもう一つ
PICを使いD/Aコンバータ(MCP4922−E/P)で
高精度電子ボリュームを制御しました。
当初16F819でプログラムしたのですがボリューム表示をバー表示に
したりでプログラム容量オーバで16F88に変更しました。
(それでも@200、開発環境も@4000、本当に安くて便利でびっくりしました)
ラインセレクタ用にI/Oが1本しか取れなかったので入力は2ch、
ハードでクイックチャージ、スローディスチャージとしています。
カップリングコンデンサにはJantzenの47μを使いましたが
巨大すぎ.その分音質が上がったかは?
ジッタクリーナSI5317はRenewDAC1704に組み込みました。
普段DAC1704はメモリバッファー+SPDIF Freq.Checker V2で周波数
自動切換え(88.2kHz、176.4kHzにも対応)させ、
PCからfoobar2000で色々なサンプリングレートの曲をランダム再生で聞いています。
このためSI5317を入れるとの周波数切り替えノイズが載ってしまいます。
ジッタークリーナーのPLLロック信号をオリジナルのBclkでたたいて
これをセレクター信号としてクリーニング信号とオリジナル信号を
切り替えられないか思案中です。(ロックしていないときはオリジナルを使う)

とのことです。ジッタクリーナはロックするまので時間が結構かかるのが難点ですね。
それにしてもLCDの窓の加工も丁寧ですね。
いま作ろうとしているアンプもなんとかLCDを取り付けたくなってきました。




Nさんからいただきました。 2012.3.23

DAC9018Sの製作
 
・ACUPHACEのCS-PCMチューナーを入手したのでケース部分のみ流用して組み込みました。
・ESOTERIC(P0S-UVK)のデジタル出力には、LchとRchの2系統のモノラル出力(Fs=88.1KHz)があり、この出力を9018基板(v1)を2枚使用し、1枚をLch、もう1枚をRchのPDIF-1にそれぞれモノラルで入力するようにしました。
・通常のPDIF信号は、FFASRCを経由しPCM信号をI2Sフォーマットに設定してBCKにジッタークリーナーがかかるようにしました。
・9018基板のPDIF-1とPCM(I2S)の切替は押しボタンSWにより行いPDIFを使うときはパネルに「Po」と表示します。
・2枚の9018基板には逓倍クロック基板を取り付けており、LOWESTでも安定に動作しています。
・アナログ部は、構成がシンプルな電圧出力としDAC基板から2KΩの抵抗を4本/ch使いA12基板2枚にそれぞれ接続しています。
・A12基板のトランジスタは、C1222、A940、C959、A606とし抵抗はビスパの0.5%タイプを使用しました。
・電源部は、40VAのトランス2台使いアナログおよびデジタル部とも左右独立の構成としました。
・同軸ケーブルにより音がかなり変化するため、内部の同軸ケーブルには三菱電線(銀線)を採用しました。
 
モノラルPDID×2およびASRC(PCM)とも正常に動作しています。前者の音は、厚みがあってしっかりとしており後者は高域の抜けが良くスッキリとしており楽しく使えるものと思います。


とのことです。市販のケースのプッシュスイッチを活用すればパネルもすっきりしますね。
またケースが大きいと平置きできますからメンテ性もよそうそう。私の場合は、なぜか多層階にしたくなります(笑)。






とmoさんからいただきました。2012.3.25

いつも素晴らしい基板を頒布していただきありがとうございます。
このたび、DAC8741-1.5 v2を製作しました。

基板は小柄でケースに余裕があったので、電源を一工夫してみました。
整流部を外に出して、その後にツェナーダイオードとトランジスタを使った電圧
レギュレータを設けています。
この自前のレギュレータの出力を基板に入力しています。
電力効率はかなり悪いですが、電源としての質は良くなっているはずです。

基板のアナログフィルタ部には下記の部品を使っています。
抵抗: タクマン電子 REY
フィルムコンデンサ: ニッセイ APS
オペアンプ: 新日本無線 NJM2114

音はこってり系ですが、それでいて解像度が高く、楽しく聞けます。

とのことです。かなり電源が強化されていますね。



愛知 Sさんからいただきました。 2012.3.25

FFDAC9018SパートV

真空管式2種はFFDAC化のため、バラしましたが、先のパートUの結果が
非常に良かったので、改造ついでに真空管式も躊躇していた基盤2枚(モノ仕様)
に合体して組んでみました。
何となく電流モードとした方がパラ効果が大きいようなイメージがあるのですが、
今の回路では終段に最大60mA強流れますので、真空管ではもうパワーアンプの
世界に突入です。ひとまずここは直球勝負を避けて、電圧モードで扱いました。
DAC基盤はパートUと同様に、バッテリー、レギュレータをそれぞれとし、
左右独立電源の形にしています。
危惧していた電圧モード扱いですが、半導体式と同様なパラ効果が得られ
パワフルで素晴らしく、半導体式とはまた違った音質で楽しめます。
やはりパラは基本的にパワーアップということでしょうかね。
また、逓倍クロック基盤のおかげで、Lowestのロック外れは無縁となりました。
真空管式での多パラ扱いは、一つの手として電圧モードも有りではないかと‥‥‥
ありがとうございました。

とのことです。真空管はよくしらないのですが60mAでもパワーアンプクラスになるのですね。
電圧が高いから小電流でも電力が大きくなるからですね。






堺市のIさんからいただきました。 2012.4.20
今回は、DAC1794-5を制作させていただきました。
メモリーバッファー回路は、ヒロさんの所で制作終了していた時期なので
別途手配しまして挿入しました。
A7回路・差動アンプ合成基板を使ってIV変換、バッファーアンプを制作いたしました。
DAC・ICを4つも使ってあるので少し多めに電流を流しましたら、放熱器を付けても
アツアツです。藤原さんのパワーIVの意味が解りました。
電源回路は、正負出力タイプが制作終了時期でありましたため
正出力定電圧電源基板を4回路使用して制作しました。
負出力は、少し回路を変更しました。
楽しく制作が出来て、大変感謝しています。
引き続き、DAC9018S制作予定ですが、老眼には辛そうです。

とのことです。私も老眼が急にすすんできて、工作がつらくなってきました。


shimirinさんからいただきました。 2012.4.20

DACDAC1242-2にジッタクリーナを組み込んだものを作りました。
先月、今月とつづけてヒロさんの基板のDACを製作しています。
ジッタクリーナはCDの音質のグレードを上げるように思います。前に作ったDAC
にも入れようと企てています。
ディスクリオペアンプは、前にラインアンプをディスクリオペアンプ評価基板で
作ったことがあり、同じものが使えるのが楽しいです。
ケースはいつもどおりタカチのMBシリーズの9。
電子工作の楽しみがヒロさんの頒布基板のおかげで広がっていく感じです。
次々に作りたくなります。

とのことです。そういってもらえるとうれしいですね。
わたしももう10年若ければ老眼に苦しまなくてもいいのですが(笑)。



FE83さんからいただきました。 2012.4.30

私の16bit1fs品を紹介します。

LC7880+AD825
電源を強力にしてから音が良くなり、手持ちDAC-ICでは自分好みになりました。

PCM67U+OPA2211
これもデジ/アナ分離の強力電源にしてから次点になりました。
SAA7350その他、使いこなしを検討中です。
 
管理人様はじめ他の方々の作例は本当に参考になります。
私の物は簡素な製作が多いのですが、古いDAC-ICでも使い方次第で音は良く、
何か参考になればと思い送付いたします。
 
そういえば、昔に秋月からも色々なDAC素子が売られていて、私も色々と作りました。
それぞれに特徴があった、面白かったです。 


東京のyoshiさんからいただきました。 2012.5.6

この度はすばらしい基板をお譲り頂きありがとうございました.
音出しから4ヶ月もかかってしまいましたが,ようやくDAC9018Sがほぼ完成いたしましたのでご報告いたします.

電源,IV等は下記の通りです
・電源:リチュームイオン電池(DAC部等)+ニッケル水素電池(IV)
・レギュレータ:3.3V 金田式×2,1.2V LED電源×2
・IV:金田式No.213
・その他:USB入力=エレアトさん製基板(ようやく出番となりました)




シャーシはCFRPの廃材,集成材,アルミの押出し材等を,自作の大型CNCフライスで加工いたしました.
LCDはポケット加工して埋め込み,窓部には2mmのアクリル板(色はブラウン)を嵌め込んでいます.
レタリングが無かったDAC9018Sの文字と,? ?は彫り込みです.

インシュレータは真鍮棒を卓上旋盤で削りだしました.
なお,本DACはプリアンプと横幅,デザインの一部を共通化しています.

音はすばらしいの一言です.メインのDACとなりました.
DSDのサンプルファイルを聞いてみましたが,生々しいですね.


プリとDAC9018S 


とのことですが。力作ですね〜。CFRPをフライスで削ったら歯がすぐ磨耗しません?
加工費もかなりかかりそうです。


hottyさんからいただきました。 2012.5.12

今回はDAC9018S×3台とEVC3318の組み合わせで製作しました。
用途はデジタルチャンネルデバイダDCX2496の外付けDACです。

信号はDCX2496内に構成された3つのDACチップよりI2S信号を取り出し、
RS485ドライバにて差動信号に変換し、LANケーブルにて接続しています。
入力された信号は再度RS485ドライバを介してTTLレベルのI2S信号に戻し、
3台のDAC9018にそれぞれ入力しています。
そしてI/V変換の後にEVC3318を介してマルチアンプシステムに送り出しています。

DCX2496の泣き所であったアナログ段のリプレースと、
デジタル入力時のレベル調整を容易にしたいという2つの目的が見事に叶えられました。

音質面では透明度、特に中域が印象的です。
他のDACと違う特徴が好印象でお気に入りの1台となりました。


とのことです。あちゃ〜、マルチアンプでの駆動を先こされちゃいました。
それにしてもDCX2496はおもしろそうですね。





イッチーさんからいただきました。2012.5.12
 
 楽しい基盤ありがとうございます。DAC9018Sがほぼ出来上がりましたので、投稿させていただきます。
 ほぼというのは、BBSに書いたように、スイッチ投入後音飛びがあるのです。
 最初の計画では、オークションで手に入れた小型のトランスを使う計画でしたが、音がでません。
電圧を測ると5Vの端子で3Vしかありません。(無負荷の時は5V)とりあえず電流を測ると160mAです。
トランスの容量が足らないようです。予定を変更して、トランスを変更しました。いい音が出ました。電流をはかると230mAでした。
 最初音が出たときは、少し違和感を感じたのですが、バイオリンやピアノの音がすごく綺麗だと思うようになりました。
当分この9018で音楽を聴こうと思います。
 ついでに1795−1.5が作りかけだったので組み立ました。10秒すると音がでないという現象が出て、部品表を見ていると
集合抵抗が未装着に気づき装着して、正常動作になりました。
 ヒロさんBBSの返事ありがとうございます。とりあえす様子を見ようと思います。
 
とのことです。やっぱりDAC9018Sはシングルでも電流食います。
それにしても音跳びの原因は気になりますね。




神奈川のPUTTIさんからいたきました。 2012.5.14

昨年の始めから半田付け趣味を再開し、夏にPCM1794DACに挑戦し、
秋からHIROさんのRENEWDAI_DF1706を使わせていただき、憧れのPCM1704DACに取り組みました。

 はじめRENEWDAIとDACを直結して問題なく音が出て、PCM1704をパラ接続か、
バランス接続かを掲示板でご相談したりしていましたが、欲を出してジッタクリーナを挿入したところから、
ホワイトノイズとの戦いが始まりました。

 はじめからDAC基板をお願いすればよかったものを、高価な石を変換基板に乗せてしまったため、
実装の稚拙さで苦戦続きでした。(まあ楽しみですが)

 結局、PCM1704はシングルで、RENEWDAI基板のDF1706の出力をロジック回路を介さず
直接PCM1704に入力することで、聴感上ノイズフリーになりました。(この間、誤ってCS8416を
逝かせてしまい、基板をもう一枚お願いするはめになりました。)

ジッタクリーナは、BCL信号にかけるとして、DACの直上かDF1706とDAIの間か、ノイズと戦っていたときは
DACから遠いほうが有利でしたが、音はDACに近いほうがよく、DF1706とDACの直結でノイズが消え、
PCM1704直上にジッタクリーナを挟んで、あちこちのケーブルを動かしてもノイズが出なかったときは、
やったと歓声をあげました。

IV変換LPFの回路はデータシートそのままのOPアンプ使用の回路で、IV変換にはOPA827、
LPFにはLT1028を使うことで好みの音となりました。IVはLM49990も互角でしたが、LPFはLT1028の独壇場でした。
ところがIVにLT1028を置いてもちっとも冴えなく、NE5534の方がまだ好結果と感じました。
また、PCM1704のBPOのコンデンサ100μFを220μF(いずれもOSコン)にしたところずいぶん印象がよくなりました。
ただいまブラシーボ真っ最中ですが、今後デジタルアイソレータの挿入を試す予定です。

素人の奇天烈実装でお恥ずかしいですが、見せびらかしたくなりました。お見苦しいですがお許しください。

つぎは、9018S-DACの基板を既に送っていただいているのですが、しばらく今の音を楽しみ、
こてに電気が入らない感じもしています。

とのことです。実装のご苦労は実装からも伝わってくるようですね。