NYさんからいただきました。 2009.8.30

ご無沙汰しております。No.33に掲載していただいたNYです。

最近、UPが少なくなっているようですので、
2年前に作ったヘッドフォンアンプを投稿させていただこうかと思います。



友人から A6HA SLIM ヘッドフォンアンプの基盤を譲ってもらったので
久々にアンプを作ることにしました。 

今まで作ったアンプはどれもIC(オペアンプなど)を使ったものばっかりだった
ので、
今回が初の”フル”ディスクリートアンプでした。

とりあえず、電流制限回路(保護回路)を取っ払っうことにして、
なおかつゲインを変更して、まずはシミュレーション。


基盤を組み立てて、とりあえず15V0.7Aのスイッチング電源2個で正負両電源を
つくってテスト。
ちなみに1個500円…。

当初バイアス不足でC級動作となっていて、酷い歪みだったのですが、
R14の抵抗値が大きすぎたことが原因だと分かり、
基盤の裏に抵抗を並列接続して問題解決。汗


終段のバイアス電流は40mAとし、出力オフセットは
デジタルテスターの測定限界(0.1mV以下)まで微調整。

バイアス40mAだとそれなりに放熱版が熱くなります。

ヘッドフォン用には15倍では、やはりゲインが高いことが分かり、
R11も基盤の裏に適当な抵抗を並列接続して
ボリュームが9時くらいで常用できる程度に調整。


本当はトランス+整流回路で電源を用意しようと思っていたのですが、
ノイズは全く感じられなかったので、そのまま使うことにしました。(^_^;)

C1のカップリングコンデンサがあまりに大きく、立てて取り付けられなかったので、
やむおえず横に寝かして取り付けています。nichicon製ではありますがMUSEとは
書かれていません。


しかし、変化は感じられず…。
ま、低音が出ないよりはマシだと思いますが・・・。

友人のヘッドフォン(高級なものっぽい)で聞くとかなり良い感じなんですが、
自分の持っている安物ヘッドフォンは元々低音よりなので、
低音が出過ぎの感がどうしても払拭できませんでした。

アンプの問題ではなさそうなので、もう少しマシなヘッドフォン買いますかね。笑

とのことです。SW電源でもノイズを感じることはないと思います。トランスに比べて効率もよいので装置の小型化にはうってつけですよ。


ヨヘイさんからいただきました。 2009.9.13

一年近く前に購入させていただいた DAC1794-3 と ASRC ですが、ようやく完成
しましたので報告させて頂きます。それぞれ単体では半年前に完成し、バラック
状態で動かしていたのですが、そのままで置いておくのは危険なので、ケース
(タカチ SL88-43-23SS)に入れました。その際に、色々楽しめるよう拡張性を
持たせてみました。

■構成
各 DAI/DAC は I2S で送受できるように基板上のパターンを変更、外部からも
I2S を受けれるようにしました。また、PCM2706 を使った USB 入力にも対応して
みました。入力切替・DAI切替・ASRC 周波数切替は、マイコン(H8/3694F)で
制御しています。そのため、フロントパネルは非常にシンプルにまとめることが
できました。

■部品選定
先輩方の情報を参考にしつつ、ニッコーム、WIMA を中心に実装しました。
電源スイッチは、共立電子のサイトで一目惚れして購入したものです。ちょっと
高いのですが。。表示部分は電源スイッチの赤色に合わせて PD4435 という
赤色ドットマトリクスLED を使いました。

■音質
比較対象が無いので評価が難しいのですが、力強い低音の上に煌びやかで粒度の
細かい中高音がふわっと乗っている感じで、聴いていて非常に心地よいです。
自分には良い睡眠導入剤です(笑)。
ASRC を通すと、音の粒度がさらに上がる感じがします。ただ、ASRC を通した
音と通さなかった音を数時間空けて聞かされても、自分には聴き分けられない
と思います。。

■その他
しばらくは半田ごてと板金工具は見たくないです。。


とのことです。ドットマトリックスのフロントパネルは力作ですね。
しばらく板金はしたくない気持ちもわかります(笑)。









昨年末に頂いていましたが、掲載忘れていました。あらためて掲載いたします。

はじめましてヨヘイと申します。

HPAを作りたいなぁとインターネットを彷徨っていて、ヒロ様のページを
見つけ、どうしてもヒロ様設計の電流帰還ヘッドホンアンプの音を聞いて
みたくなり、基板から作ってしまいました。電源は平滑コンデンサ搭載型
電源基板を、こちらも基板から作っています。
両方とも12月中旬に再リリースとのこと、もう少し待てばよかったかな(笑

■基板
基板CADは Eagleフリー版を使い、基板製作は PCBCART (www.pcbcart.com)
に依頼しました。基板サイズは 100x80 (Eagleフリー版で作成できる最大
サイズ)です。今回は黒レジストにしてみました。

■部品
自分はオーディオマニアではないので、部品選定には全く疎いのですが、
後悔するのは嫌だったので、比較サイトや掲示板を見ながら財布と相談し
つつ、それなりに定評がある(であろう)部品を選んでみました。
基板のストックがあるので、色々部品を変えつつ、音質の違いを楽しんで
みようと思います。
ケースはタカチのCH8-25-23BBです。フロントパネルは山桜の板にオイル
ステンを塗ったものを付けてみました。

音質については、改めて報告させていただきます。
ヒロ様が公開されている情報のおかげで、素敵なHPAを作ることができ
ました。本当にありがとうございました。





TABIBITOさんからいただきました。 2009.9.23

こんばんは、TABIBITOと申します。
基板の配布ありがとうございます。
以前、配布していただきました「お気楽アンプ3」を、この連休でやっと製作しましたので
投稿させていただきます。
10年ぶりに半田ごてをつかいました。以前は、トランジスタアンプ、真空管アンプを
製作していましたが、ずっと暇がなくて遠ざかっていました。
以前壊れたままになっていました「KENWOODのR−7PRO レシーバ」のケースと
トランス等の一部部品を流用して製作しました。電源は、NONーNFB電源(外付けタイプ)
を使わせていただきました。部品は一般的なもので作成しました。
オペアンプは、色々取り替えてためしてみたいので、ICソケットを使用して交換ができる
ようにしました。
ヒロさんの基板のおかげで、一発で音だしできました。
確かにLM3886は、よくできたICですね。プロテクト基板がなくても、電源投入時の
ポップノイズも出ません。素直な音で、満足しています。私の好みは、もう少し低音の迫力
がほしいところです。まだ、配布していただいた「お気楽でないPA 電流帰還型」を製作し
ていませんので、そちらに期待しています。(製作は、いつになるか?わかりませんが)
それでは、今後も色々な基板の配布よろしくお願いします。
 *NONーNFB電源(外付けタイプ)の再生作もお願いします。

とのことです。既存のシャーシにうまく収まりましたね。端子類も流用できますから一石二鳥でしょうか。




福島の球使いさんからいただきました。2009.9.30

 配布いただいたディスクリートオペアンプ基板A10を使ったプリアンプを作成しました.
ページ44で紹介させていただいたモノラルパワーアンプ用です.
 リアパネルには入力3系統,出力2系統のRCA. フロントにはボリウム,バランス,入出力
の切り替えスイッチがあります.用いたケースはタカチのUS160です.



右下が,9Vx2の電源トランスをのせた基板で,ショットキーのダイオード,平滑コンデンサ,
ヒューズボックスと,全体の制御を行うPIC16F819が乗っています.

右上は,+-12Vの差動比較型のディスクリート電源と5Vの三端子IC. 前者はオペアンプと
電子ボリウム用. 後者はPICとリレーと電子ボリウムのデジタル5V用です.

左側の基板は,音楽信号の流れに従うと,下から,3つのリレーで入力選択を行います.その
上のオペアンプは,2倍のゲインのある位相反転アンプとDCサーボです.しかし,このス
テージはゲインをあげると歪んでしまうので,現在はスキップさせています.
 その上がMAS6116で, その上にあるディスクリートオペアンプ基板と組み合わせて電子
ボリウムになっています.乗っているICはBUF634です.
 MAS6116を基板に載せ,配線しはじめて,デジタル5Vと別にアナログ5Vが必要なのに気が
つきました.急遽MAS6116の横にディスクリート差動比較型の定電圧回路を組みました.
ディスクリートオペアンプの出力は,基板の右側にある出力切り替え用のリレー2個を通
して外にでます.




PIC16F819は,フロントパネルのボリウム,ロータリスイッチを入力として, 入出力リレー
とMAS6116を制御します.
 PICの開発環境は,SDCCというフリーのCコンパイラ,PICKit2, Starter Kit に18pinのゼロ
プレッシャーソケットをのせたプログラマです.

 起動時に2,3秒時間をつぶしてMUTEを実現しています.入出力の切り替えの際にはMAS6116
をMUTEさせてからリレーを切り替え,リレーが落ち着いたころを見計らってボリウムをあげ
るようにプログラムしたので,入出力切替時のポップノイズを減らすことができました.
 バランスの機能はまだ実装しておりません.

 フロントパネル上のつまみが近接すぎて使い勝手がイマイチです.フロントレイアウトは
再考する必要がありそうです.
 ゲインの可変範囲の調整がうまくありません.つまみ12時ごろからようやく音がではじめ
ます.ボリウムの値をAD変換した上位8bitデータをすこし加工して,MAS6116に投げている
のですが,もう少し調整が必要のようです.バランスの実装はそれからにしようと思ってい
ます.

 まだ完全に完成というわけではありませんが,アナログ・デジタル,ハード・ソフトといろ
いろと経験できました.
 頒布中の基板に置き換えられるところが多く, 回路だけ拝借してユニバーサル基板に実装
させていただいた部分が多々あり,まことにあつかましい作例となってしまい申し訳ござい
ません.

 これに懲りず,今後もよろしくお願いいたします.

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学生さんが作ったパワーアンプを紹介します.
 配布いただいたLM3886基板を中心としたものです.写真館41ページで紹介させていただいた
私が作成したものと基板に関しては同じパーツを使っています.
 出力はSP端子2,3.5mmΦ端子の3系統, 入力はRCAと3.5mmΦの2系統です.入力は6pトグルで,
出力はロータリスイッチとリレーの組み合わせで切り替えています.
 レベルメータも欲しいということで, LB1412とLEDアレーの組み合わせを採用しています.
この基板は私が作りました.今思えば,PICとグラフィック液晶で作ればよかったかと...
むしろLB1412とLEDアレーの組み合わせを思いつくのは, 年がバレますね..



 私の作ったアンプと同じ構成です. LM3886の8番ピンも同じ挙動をするのですが,彼の
アンプは電源のオンオフ時にポップノイズが大きくMUTE回路を組み込みました.


とのことです。それぞれ実装密度が高くて省スペースですね。私好みです(笑)。


Matsukataさんからいただきました。 2009.10.6

最近こんなもので遊んでます。
http://www.jp.onkyo.com/product/nds1/index.htm

付属の電源アダプタがあまりに貧弱だったので、グレードアップ目的で
定電圧電源基板を使ってND-S1の専用電源を組んでみました。

部品構成は以下の通りです。

初段Tr:三菱製小電力Tr
終段Tr:2SC1826
定電流FET:2SK34
平滑コン:ニチコンFW 4700uF/35V
ダイオード:ショットキー
トランス:ノグチトランス 8V2A
ケース:タカチ HEN110620S

殆ど手持ちのパーツを使ったため調達したものはケース、トランス位で安価に組めました。
終段Trが結構熱をもつので、ヒートシンクの熱が天板に逃げるよう小細工してみました。

早速標準アダプタと交換して使ってますが、音質は良い方向に変化したようです。
一歩間違えますと、iPod、ND-S1を壊しかねないのでオススメはしませんが、
電源を変えるとどうなるか?が体感でき、作ってみるのも面白いかと思います。

いつも楽しいキットを配布いただきありがとうございます。
また何か作りましたら投稿させていただきます。

とのことです。いやいや、拘りの1品ですね。でも、高価なメーカ品を壊さないようにしてくださいね。






福島の球使いさんからいただきました。 2009.10.6

 頒布いただいたASRC基板が動作しましたので報告します.この基板は,初めて頒布いただい
き,製作したのもかなり前のことですが,組み立て後動作せず,長い間ほこりをかぶっていまし
た.最近ミスを発見し,ようやく動作致しました.

 用いたケースはタカチのUS160です.
 リアパネルには入力2系統,出力2系統あります.入力側は切り替えスイッチがあり,出力は
双方同時に出力されます. フロントには電源スイッチ,LED,周波数の切り替えです.切り替え
は4つ(48,88,96,192)を切り替えるようにしています.







 部品にあまり特徴はありません.C16に大きなコンデンサを載せるとケースに入らないので
AUXのV+とGNDを利用してケースに入るコンデンサ2つを並列に使っています.
 基板上の各設定はディフォルトのまま,IC7は実装せず,5,7ピンをショートさせて出力を引き
出しています.作り始めた当初はパーツリストに忠実に組み込んでいたので,基板上には不要
な部品がいくつかのっています(最近はあまり忠実ではないかも?).
 追加の基板上で,手巻きのトランスとLTC490を経由してXLRとの信号変換を行っています.各
出力はリレーがつながっており,電源OFF時には入力から出力へスルーさせ,電源ON時にはASRC
の出力がつながるようにしています.

 トラブルは,まったく出力がでないというもの.入力から順にしらべ,DIR9001の動作は確認で
きましたが,SRC4192が動作していません.SRC4192の回りを確認すると,PLL1707からの信号がき
ていません.IC9,10は動作すること確認したので,PLL1707回りをチェック.9,10番ピンがショー
トしているのを見つけ,修正すると全体が動きだしました.

 ASRCをDAC1794-1.5につなぎ,各周波数で動作を確認しました.トランスポートとはRCAとXLR
で,DACとはRCAで接続しました.RCA入力で全周波数動作,XLR入力では192KHz以外で動作しまし
た.これはDAC1242-1.5でも同じなので,ASRCに問題がありそうです.
 XLR出力に関してはまだ,動作の確認はしていません.

 音質的には,それぞれの違いはかなり微妙な差で,変換周波数があがると,少し高域がよくなる
かなという感じです.トランスポートとXLRのみで接続し,96KHzにしたときが,最も高音質と感
じますが,少しけばけばしさも感じられます.

 いつもながら,おもしろい基板を配布いただき,ありがとうございました.

これって、写真で見るよりかなり小さいですよね。ここまでコンパクトに作ると色々と応用が利きそうで面白いかもです。
私も、思いっきり小さくつくってみたくなりました。ASRCはアクセサリですが、結構おもしろいですからね。


横浜のTさんからいただきました。 2009.11.15

6月頃に最初の1枚を購入させていただきましたが、途中胃がん手術と静養で思わぬブランクがあり、
やっと「お気楽アンプ3」が完成しましたので、つたない作品ですが投稿させていただきます。

なにせアンプを作るなどという大それた野望は、高校時代に6BQ5のアンプを作って以来43年振りで、
動機は単純にPCからの音をちょっとはまともな音で聴きたいとそれだけのことでしたが、
結局このアンプとFostexのSPを使ったバックロードホーンSPを作ってしまいました。

アンプのほうはFujiwaraさんの基板を単純に組み立ててアセンブルしただけで、
特に何か手を加えたわけではありません。

最初はSTEREO接続で小さくまとめるつもりでおりましたが、ちょっとしたアクシデントでアンプの基板を
2枚購入することになってしまい、死んだはずの1枚目が生き返り2枚とも生かすためBTL接続になり
マニュアルに忠実にプロテクト基板を噛ませ、ついでにDAC2704-USBを組み込んだアンプになりました。

ケースは自作で既成のアルミシャーシを使い2階建てになっています。ただ、置く場所の関係で実際は
縦にして使っていますので右が電源 左が出力部分と分かれています。サイズはW30cm×H14cm×D25cmと
2階建てにしたおかげでそこそこコンパクトに仕上がりました。

近々HPにアンプとSPの製作記をアップしますのでご笑覧下さい。


とのことです。写真でみるよりずっと実際のサイズは小さいのですね。これならPCの横でもコンパクトにおけそうです。