りんさんからいただきました。 2008.12.17
 
 
大変遅くなりましたが、納得できるDAC1242が完成したので投稿いたします。
タカチのUS-260LHに電源基板とDAC基板を2段重ねで収め、トランスとの遮蔽板にElectrArtさんのSDRAMメモリーバッファーDAIを縦に組み込みました。周波数とメモリー深度表示のLEDとTD62083および74LS138をフロントパネルとケース前部との5mmの隙間にエポキシで貼り付け、手配線で処理しました。
 
「づか」さんのブログを参考にさせていただき、小信号トランジスタは2SA578/C1010と終段のみ2SA571/C97A(熱くなるので放熱器付き)、電源基板はDAI用5Vを除きTL431を使ったシリーズ型無帰還に変更、さらにDACの3.3Vは2SC1815x2個の定電流+TL431のシャントレギュレーターです。受動部品は写真の通り効きそうな所だけ少しお金をかけました。
 
これがFN1242Aの特徴なのでしょうか、透明感があり軽快で自然にも係わらず高解像度でいつまでも聴いていたくなる音です。重低音の伸びを感じるチューニングのみ今後の課題です。尚、このDACで音に効果的だったのは、順にSDRAMメモリーバッファーDAI、DAC用3.3Vのレギュレーター、±15V定電圧電源出口のケミコンをC+Rに置換したことです。電源トランス前のACフィルタはFN1242Aの良さを消すように思えて、今は外してあります。
 
DAC自作という手ごわい工作を趣味とすることが出来るのはヒロさんやElectrArtさんのような方々のお陰です。大変感謝しております。

とのことです。タカチにこんなケースあったんですね。前面パネルがサブシャーシになっていて、すっきり仕上がっています。
それにサイズもちょうどよさそうです。



千葉のSさんからいただきました。 2008.12.20

久しぶりに投稿させていただきます。
メモリーバッファーでいきずまっていますので、気分転換に以下の3機種をケーシングしました。
といっても、ほぼ1ヵ月前に出来上がっていますが。

リニューお気楽でないPA
 写真館P.23に投稿のお気楽でないPAをリニューアルしました。ケースやトランス、端子類は流用しています。
 変更点
  C1 3.3uF R2 33kΩ → 2.2uF 47kΩ(22k+25k)
  C11 220uF → 1000uF
  Q1,Q2,Q7:A999G Q5,Q6,Q10:C2320G Q3,Q9:A992F Q4,Q8:C1845F Q13 C3421
 Trは手持ちからhFEを選別して使うつもりでしたが、1ペアも得られず、結局、若○のお世話になってしまいました。ちなみに、hFEの測定結果は、A992(50個) 490〜564(Av.531) C1845(50個) 609〜708
(Av.658)。
 リニューアルにする前よりも、どっしりした音質となりました。
 お気楽でないPAでは、基板を側板に取り付けたため、調整が非常にやりずらかったため、写真のように底板に電源基板と重ねて取り付けました。パワトラと基板はターミナルブロックで接続しています。おかげで、調整のしやすさは格段に向上しましたが、逆にハムが大きくなりました。もっとも、SPに近づかなければわからないので実用上の問題にはならないと思っています。



プリアンプ(ディスクリアンプ評価用基板+A10)
 変更点
  ダイヤモンドバッファ A872/C1775(それ以外A1015/C1815)
  GAIN 10倍 → 2倍
 超高速OPAによる歯切れのよさが生み出す音楽のリズム感のとりこになってしまいました。
 OPA627対抗AMPと差し替えてみましたが、スピード感で勝るA10に軍配が上がりました。おかげで、EVRがMAIN PREの座からあっという間に滑り落ちてしまいました。
 EVR入力部のOPAMPをA10に置き換えれば、同等のスピード感がえられるのか、試してみたくなりますね。A10のアースをどこに返すのがいいのか、よくわからないのですが。
 DCバランスで気づいた点があります。
 それは、A10単独、A10+評価基板、ケーシング後で、それぞれDCバランスがずれました。
 すなわち、単独で0Vに調整しても、A10+評価基板で測定すると約20mV程度ずれが生じます。このずれをほぼ0Vに調整しても、ケーシング後は同様に約20mV程度ずれが生じました。OPA627対抗AMPでも、基板のみとケーシング後で違いがあります。


DAC1242
 お正月のお年玉にいただいた基板を組立ました。
 出力Trを数種類交換してみましたが、C3421/A1358に落ち着きました。
 入力は、光 2系統、同軸 2系統としてロータリースウィッチで切り替えられるようにしてあります。
 音の印象は、NOSDAC3(PCM1704)と比べて繊細さが若干劣りますが中音域が厚いと思います。

 上述しましたように、それぞれ30〜50個のhFEを選別しましたが、A992/C1845のみならず、A999/C2320やA872/C1775も最大と最小の差が50程度あり、どれもペア取りが不可能でした。
 結局、リニューお気楽でないPAをのぞいて、hFEを無視して組み立てました。
 こんな時はどのように対処されているのでしょうか。

 今年もおわけいただいた基板で楽しく、かつ、苦しみ?混じりで遊ばせていただき、ありがとうございました。
 来年も今年以上にすばらしい基板を頒布していただきたく、年末の挨拶とさせていただきます。



とのことです。一挙大公開って感じですね。
お気楽でないPAのパワトラ取り付けをターミナルで行うのはいいアイデアですね。トランジスタが簡単に取り替えられそうです。
でも、接触不良にならないようにしっかりととりつけないといけないので、ちょっと気を使いそうです。
A10アンプはドライバー段のICの性能が優秀です。こういったICをうまくつかっていけば、簡単に高性能が実現できるので
どんどんでてほしいものです。かといって、すべてICだと、ちょっと味気ないですが・・・・


akuram さんからいただきました。 2008.12.31

先日DAC1794-3を頒布頂きまして、そちらの作成・音出しが確認できましたので
お礼と共にご報告させて頂きます。

今回、電子工作に初めてチャレンジしたのですが、マニュアルが充実しており非常に解りやすくて助かりました。
お恥ずかしながら、この機会に初めてトランジスタの実物を見た次第でして…それでも無事完成できたのは
丁寧なマニュアルと検討記のおかげとしかいいようがありません。

さて、電源基板、DAC基板に挿さっている部品はほぼマニュアル通りです。
コンデンサが重要?らしいので、DAC基板はOSコンとシルミック2で攻めていますが
電源基板はお財布の都合上ニチコンのVX(M)になっています。
このあたりは別のオーディオグレードのコンデンサを使ったほうが良いのかな〜とも思いますが、今後のお楽しみにとっておく事に。
トランスはこちらでの注文時に運悪く在庫がなかった様ですので、オークションで安く入手したRコアトランスを2個使っています。
電源についてもグランドってナニ?、電気ってプラスとマイナスじゃないの!?っていう程度の知識でしたが、作っているウチになんとな〜く
わかってくるのも醍醐味の一つかと思います。

四苦八苦しつつ組み上げ、マニュアル通りにチェック・調整をして音出しが成功した時はあまりの嬉しさに一人ガッツポーズを取っちゃいました(笑)
音についてはこれからじっくり聞いていこうと思います。

まだバラック状態ですので、ケース詰め、インターフェースの調整等済みましたらまたご報告させて頂きます。

このような工作の機会・喜びを与えて頂けるようなキットを頒布いただきありがとうございました。
これに味をしめ、知識をつけつつ今後も利用させて頂きますのでよろしくお願い致します。

では、良いお年を!


電子回路初挑戦がDAC1794-3とは、なかなかチャレンジングですね。
半田ゴテが初めてとなるとSSOPの半田付けは、かなり手こずったのではないかと思いますがいかがでしたか。
でも、無事動いてなによりです。電源基板の放熱板は1つ傾いていますが、これはご愛敬ですね。


おそらく、年内最後の投稿ですね。
では、みなさんよいお年を!