KAMさんからいただきました。 2008.4.28

DAC1794-3.5 Aタイプの製作 by KAM

皆さんの製作事例とHPを参考に製作しました。
オーディオ初心者ですので、参考にならないかもしれませんが一例として。

DAC1794-3.5のAタイプを用いたDACです。
金田式回路で、部品は入手できるもので製作しました。

構成および使用パーツ
 電源 アナログ5V部 MJ記載の回路(部品は別)、デジタル5V部 317による安定化電源
    アナログ高圧部 ±22Vくらい トランス+ショットキー型整流ダイオード+電解コンデンサー

 I/V抵抗は DEAL RS-2B 470オーム、2.2K(入手できたものです。)パラになるフィルムコンデンサの定数は抵抗値にあわせて変更。
 
 IVC&DSC部 初段 2SK246BL、2段目:2SJ103-BL、終段:2SC97A(一応ペアリングと熱結合しています。)
 定電流回路は発光ダイオード+2SC1815GRを利用したタイプ(6mA前後)
 コンデンサー類はポリエステルフィルムコンデンサーや、メタライズドポリエステルフィルム等
 
 終段のIcは約14mA 2SC78Aは熱くなりますので放熱器をつける予定です。

初めての外付けDACです。
CDPはDENONのDCD-1650ALを使用していたのですが、ボーカルや中低音が非常によくなりました。

とのことです。ケース内は余裕があるのでまだまだ手をくわえられそうですね。
透明被覆の電線がつかわれていますが、最近の流行かな?





naochidaさんからいただきました。 2008.5.4

DAC1794-3.5-A作成記 by naochida

部品は基本的に金田さん方式のものを使っています。ただし、SEコンの一部が未入荷
のためオーディオ用のディップマイカやポリプロピレンなどを暫定的に使っています。

WEB上に2SC960の発熱の話題があります。電力は0.6W程度だと思いますので、定格の
範囲だとは思いますが、ヒートシンクを追加しました。
TO-5用のヒートシンクを秋葉原で探し回ったのですが見当たらず適当な角型ヒートシ
ンク(17×25×17)を購入しました。それに次のよな追加工をします。
中央にTO-5がはいるφ8.5の穴を掘り込み、左右にピッチ17.5でM3のタップを立て
て2SC960の放熱板をシリコングリスを介して固定します。
これで立派なヒートシンクがつきましたが、そのままでは3本の細い足で支えきれま
せん。そこで、ペアになるトランジスタのヒートシンク同士をゴムシートを介して、
両面テープで貼りあわせます。さらに、トランジスタの各足に絶縁の樹脂チューブを
被せました。
これで、強度は問題ないレベルになりました。

先ほど音だしをしました。
適当な仮組みの状態ですが、Wadia6に比べても、力強い音がします。これから、
ケーシングと本配線をして、WadiaやマランツのCDとじっくり比較してみたい
と思います。

どうもありがとうございました。


とのことです。放熱板の取り付けは力業ですね。でも、これならかなり発熱しても大丈夫でしょう。
ラックの中にはなにやらハイエンド機器が・・・スピーカは何かな?






真さんからいただきました。 2008.5.5

DAC2704-USBとお気楽アイソレータが完成しましたので投稿させていただきました。
お気楽アイソレータはかなり前から完成してたのですが、
単独でケースに入れるのもどうかなぁと思い放置してました。そこで、
”DAC2704-USBが完成したついでに一緒に入れちゃえ!”
といった感じで仕上げてみました。
まぁ正直言ってお気楽アイソレータをいれる意味はないと思いますが・・・
はんだ付け、音出しとスムーズに行き満足してます。
ケースの加工では、裏面は皿子ねじを使いフラットに仕上がりました。
ただ、同軸デジタルのみ使うつもりでACアダプタ用の穴を開けてしまい、
背面パネルに無駄な穴があいたのがちと残念です。
まぁ光デジタルの端子で多少かくれたので良しとしました。

現在DAC1242が完成間近なので完成したらまた投稿させていただきます。


お気楽アイソは空芯コイルなのでフェライトコイルと違うので、おもしろいかもですよ。
なかなかおもしろい組み合わせです。








熊五郎さんからいただきました。2008.5.5
 
プリアンプを製作しましたのでご報告致します。
 
A6HPAを小出力アンプ(マニュアルの作例3)として使用していたのですが、今回、プリアンプに仕立て直しました。
今のところ、不具合なく良い音で鳴ってますので、少しでも皆様の参考になればと思い投稿致しました。
 
ケース:タカチOSシリーズ サイズは失念しました。すみません。
    (DACとサイズを合わせるためにこのサイズとしましたが少々小さいです)
トランス:TANGO HA−100
ATT:セイデン抵抗切り替えキット
電源:ディスクリートMINI2枚
増幅部:A6HPA2枚
配線材:金メッキ単線、銀単線など
 
なお、正面のヘッドフォン端子は結線していません。
 
主な変更点は以下の感じです。
(素人の判断ですので、誤っている部分もあるかも・・・)

1.入力機器にはカップリングコンデンサがついているのでC1、R1は排除
2.エミッタ抵抗R23,24は3Ω。
 (アイドル電流は約20mAに設定。)
3.帰還抵抗を470Ω/100Ωとしてゲインは約5倍に設定。
4.R25,L1も排除、一応不安なので、4.7μFのカップリングコンデンサを直列に入れてます。
 (今後、様子を見て安定しているようなら外すかも)
 
あと、帰還部のコンデンサ、無極性の手持ちがなかったので、470μFを-++-で無極性化して取り付けています。
(えんかいな)
 
それと、電源で使用しているディスクリートMINIですが、AC17.5V入力でDC18Vを出力させています。
マニュアルには電圧上限は特に記載が無いようですが、回路を見るとOPアンプ5534には整流後の電圧が
そのまま掛かっているようです。
そうするとDC23,4Vが掛かりますが大丈夫でしょうか・・・。5534のVinはMAX22Vのようです・・・。
(今のところ大丈夫そう・・・、もしOPアンプがこわれたらDCは出力されなくなるはず?)
 
また、出力部はコンデンサを直列に入れたのみですがこれも大丈夫でしょうか?
コンデンサの放電受け用に抵抗が要るのではと・・・。
いろいろ他のプリの回路を見てみると、直列に100Ω&並列に470KΩが入っているようですし・・。

とのことです。5534のMAX22Vですから、両電源換算で44VまでOKということです。AC17.5Vならまったく問題でしょう。
出力にコンデンサを直列に入れるのはよくあります。放電用のコンデンサはつけておいたほうがいいでしょうね。
直列抵抗はアンプの保護用ですから、これは好みだと思います。






名古屋市のhottyさんからいただきました。 2008.5.5

いつも楽しく拝見させていただいております。

頒布いただきましたDAC1242が遅ればせながら完成しました。
作りが甘くお恥ずかしい点もありますが、投稿させていただきます。

構成はメモリーバッファ+DAC1242で、仮組みは随分前に完了したのですが、
その後、データシートを眺めているとFN1242AはDSD信号にも対応するとのこと、
これに欲が出てSACDを再生しようと格闘するうちに完成が遅れました。
結果的にはデータシートを参考に配線を追加することで動作しました。

参考までに手を加えた内容についてですが、
1枚目の写真の中央下にある基板でDACへの入力信号の切り替えと、
DSD時のシステムクロック11.2896MHzの生成をしています。
DSD信号はプレーヤーのDSDチップから引き出したDIR、DIL、CLKの信号を
それぞれBCK、DATA、LRCKの端子に入力しています。
また、ロータリースイッチを使用し、FMT[0-2]とMD、MCの設定切替えをしています。
MD、MCの切替えについては、それが必須かは確認しておりません。
パターンカットを伴うので不要ならば手を加えたくない部分ですが、
音出しに苦戦するうちにデータシートにあわせて切替えできるように配線し、
特に支障がないのでそのまま残しています。

音については、十分な解像度がありながら艶っぽくもあり、
聴いていてとても心地よい音色です。
この傾向はSACDでより顕著で、私の環境ではプレーヤーが貧弱なこともあり、
SACDの再生音はDACを通したCDに対して遅れをとっていたのですが、
このDACにより記録されていた音が解放されたように非常に良好に鳴るようになり、
SACDの良さを再発見しました。

素晴らしいDACをありがとうございました。


とのことです。DSD(あまり知らないのですが)対応改造はこれが初めてだと思います。good informationです。
DSD動作のときはメモリバッファーもカットしないといけないと思うので、結構切り替えが大変ですね。




naochidaさんからの続報をいただきました。 2008.5.9

5/4に貴HPの写真館に投稿させて頂いたnaochidaと申します。
早速掲載頂いてありがとうございました。
5/4は音が出たことに感激して、あまり詳細を報告できませんでした。

先ず、御質問にお答え致します。
スピーカーはJBLのK2-S5500というものを使っております。
15年以上前に流行ったバーチカルツイン2Wayです。
18kHz以上にスパーツィータを追加し、100kHzまでカバーしてます。当然、聞こえま
せんが・・・。

以前はほとんどのオーディオ機器が自作でしたが、仕事が忙しくなったのと東京に引
っ越してきて作業場所がなくなったため自作はあきらめ、オークションで名機と言わ
れた製品の中古を入手し、楽しんでいました。

聞く音楽はJAZZがメインなので、押し出しに定評のあるWadia6を使っていましたが、
古い機種ですので最新のCDとはちょと違和感を感じ始めていました。完成品の
DACもいろいろ検討しましたが、貴HPを拝見して自作に解決の糸口があるのではない
かと思っていました。
そんなおり、久しぶりに本屋でMJを立ち読みし、金田さんがDACを作成したのを知り
ました。金田さんは長年CD嫌いで有名でしたが「本機の音」を読んで驚きました。何
とCDの音を絶賛しているではありませんか。まだ、自作メインだった頃に金田式パワ
ーアンプを自作し、その音の良さに感動したことがあります。
久しぶりに自作の虫がうづき始めました。今年のGWはたっぷり休めそうでしたので、
貴HPより基板を頒布頂き10年ぶりぐらいの自作を敢行したわけです。

結果は期待以上に満足です。
例えば、ピアノの音は筐体の木の響きが良く聞こえます。コンサートグランドの大き
さ、重さが表現できていると思います。
シンバルの音の質感もすばらしいです。シンバルは結構重いです。軽くはありません。
CDではシンバルの重さを表現できるものが少なかったように思います。強く叩くと、
スティックがあたる音にかぶさるように重たい金属の分割振動の音がします。本DAC
ではその音をはっきり聞き取ることができます。
完成してから毎日すこしづつ音がこなれて、硬さが取れてきているような気がします。
これからが大変楽しみです。


とのことです。連休中にケースにおさめられたのですね。
ネジ止めの電解コンデンサは金田式御用達でしょうか、よく見かけますね。




目黒区のNさんからいただきました。 2008.5.11

電子ボリュームが完成したので投稿させていただきます。

構成はシンプルに、LR−2Ch、6入力切替、バランスなし、
ボリュームコントロールはエンコーダーのみとしました。

☆入力セレクター 
 RLを別のリレー基板としてRL間のクロストークをなくしてみました。
 入力はフロントパネルのロータリースイッチ(2回路6接点)で入力選択(リレー/12V)と
 入力表示LEDの切り替えを行いました。LEDは赤/緑の2色LEDを使用して
 入力の選択したものは赤それ以外は緑が表示されるようにしました。
 実際は全入力で緑LEDが常時点灯(赤LEDが点灯した時邪魔にならない程度に
 減光)入力選択された時に赤LEDが点灯するようにしました。ですから朱色っぽく
 なりました。 使用していない入力には、ショートピンをはめておかないと音量が大
 きくなった時ノイズやハム音が目立つようです。
☆LED表示機,液晶表示器
 LED表示機、液晶表示機をベースプレートにLアングルで立てて取り付けました
 入力表示用にLEDもここに取り付けました。電源はコントロール基板。
 ver1.3のソフトでは、やはり使用中に突然LED表示が0.0となったり、
 電源ON直後エンコーダーが反応せず音量が変更できないことがありました。
 電源再投入で解消しますが早急にver1.4にしようと思います。 
☆フロントパネル
 角穴の仕上げ中にヤスリが滑って傷をつけてしまい紙ヤスリで修正していたら
 光沢にむらができてしまったため塗装することしました。(カラースプレー/モスグリーン油性)
 業務用通信機みたいな顔になってしまいました。
☆リアパネル
 ソフト書換用のコネクターと切替SWを付けようとしましたが、ソフト書換時以外は
  不要ですし、電源部を横切る配線も良くなかったのでやめることにしました。

★トラブル
 一度は完成したのですが試運転中に突然左チャンネルから音が出なくなりました。
 電子ボリュームの電源を切ると左チャンネルのスピーカーからボンを爆音が。。。
 再度電源を入れてもやはり爆音が。。。リレー動作する時に出る様です。
 左チャンネルにオフセット電圧が約2V出ていました。さて原因はと調べて見ると
 左チャンネル用の電源が+15Vと−8Vと負電源側の電圧が低いのおかしいようです
 今回はディスクリ電源で初回配布のをTRを使用していましたが手持ちの
 TIP31CとTIP32C交換してみると電圧アンバランスの不良は直ったのですが
 出力電圧が正負おのおの約22Vとなりました。(TRをただ交換しただけで15Vが22Vに
 なるのかよくわからないのですが)出力のオフセット電圧もほぼ0になりその後は
 問題もないのでそのまま使っています。(RLチャンネル用とも交換)

◎音量変更時のノイズも小さくあまり気になりません。
 音質はまだエージング中なので正しい評価となるかわかりませんが小音量時でも音痩
 がないようです。OPA627BPのためか低音がよくでますが、解像度やすっきりとした
 感覚はプリアンプ基板のほうが良いようです。電子ボリュームにプリアンプ基板が
 つながられるとかなりグレードが上がるのかなとも感じました。
 (電子ボリュームはあのサイズに凝縮してあるので無理もありませんが)

いつも良質のキットをありがとうございます。
いつのまにか、DAC(ASRC+PCM1794woDAI)、ヘッドフォンアンプ(A6HA-SLIM:未投稿)、
電子ボリューム、パワーアンプ(お気楽でない)がそろってしまいました。

◎主要部品
【ケース】タカチMS88-43-35
【トランス】RSトロイダル 50VA/18V 30VA/15V 各1個
【トランジスタ】2SC1815L-GR,2SA1015L-GR
【オペアンプ】OPA627BP(電子ボリューム) NE5534(ディスクリMINI)
【抵抗】DEAL RN-60 を各所に使用。
【コンデンサー】入力部カップリング: Jantzen CROSS-CAP 3.3μF


とのことです。表示器の回りのレタリングもきれいで、本当に通信機みたいな感じですね。
ボリュームのつまみの慣性が大きいので、操作フィーリングも良さそうです。


(追記)
おかげさままでようやく問題が解決いたしました。
原因は電源のQ1とQ2を入れ替えてつけてしまったためでした。
ヒロさんのご指摘のように整流後電圧がそのまま出ていました。 よく確認をしたつもりのようでしたが。。。。思い込みでしたね。
さらにQ1、Q2を入れ替えてもLch 負側が-20Vぐらでした。 オペアンプを交換してようやく-14.85Vとなったしだいです。
現在の出力電圧は、
Lch +14.89V/-14.85V           
Rch +15.08V/-15.16V です。
写真館へのUPありがとうございました。 22Vの件はやはり異常でした。
やはり他の人のためにも この件は写真館のコメントにつけくわえることができましたら よろしくお願いいたします。


>電源基板からの出力が22Vになっているとのことですが、
>これは定電圧機能がはたらいていなくて、1次側の入力
>電圧がそのまま出力に流れていると考えられます。
>それだけならいいのですが、電子ボリュームに使われ
>ているIC類の最大定格が18Vなので本来は
>スペックを超えています。とくにOPA627などの高価
>なICを使われているようなので、ちょっと心配です。
>現時点では動いていても、恒久的には望ましい状態
>ではありません。
>今一度電源基板をチェックされることをお勧めします。












satoshiさんからいただきました。 2008.5.11

頒布頂いたDAC1794-3.5-Aが完成しましたので写真投稿します。

今回DACの作成は初めてで、面実装部品のはんだ付けも初体験でした。
使用部品はマニュアルに記載されている物を、そのまま使用しております。

P5のOV調整がまだクリアされていませんが、現時点でもクリア
でメリハリのある音質が楽しめるので、作ってよかったと思っております。

写真では強制空冷ファンが付いているように見えますがファン
レスで、上に乗っける真空管アンプのファンを利用して、上部
の通気孔から空気を引っ張るカタチになります。

デザインはアンプと統一し、レトロ調にしました。
外部入力のセレクタも兼ねています。

後にブログでこのDACについての記事及びリンク等貼りたいの
ですが宜しいでしょうか?
・ブログ→ http://orenopu.blog.so-net.ne.jp/

以上、宜しくお願い致します。

黒のつまみが本当にレトロな感じを醸し出していますね。パイロットランプもネオン管かな?
ブログへのリンクは勿論OKです。またトラブルも解決済み(BBS9077)です。

  

 


higesantaさんからいただきました。 2008.5.12

DAC1242 バラック状態にて音だし成功しました。

仕上がりがどうなるか楽しみですね。