川崎のHさんからいただきました。 2007.11.5

メモリーバッファー+デジフィル(CS8416DAI基板)+DAC1704がうまくいきましたので投稿させていただきます。

DAC1704にメモリーバッファー(44.1KHz)を組込むにあたり、CS8416のDAI基板を使用しデジフィルを使えるようにしました。うまくいきましたので投稿させていただきます。

概略は次の通りです。

1.DAI基板にはCS8416を実装せず、DAI基板のCN4にメモリバッファーの出力(CN1)を接続する。(DAI基板のSC,BC,DATA,LRの各ランドとCN4はジャンパ線で接続。CN4側のダンピング抵抗は不要)

2.CS8416のSDOUTとDF1704のDIN間にあるIC6の2つのゲートはDINの側でパターンを切り離しDF1704と分離する。

.メモリーバッファーのシステムクロック(SC)は128fsで、このままではDF1704が動作しないので16.9344MHzの原発信号を使用して384fsをSCとしてCN1から出力する。

さて、メモリーバッファーの効果ですが私の耳でも一聴、分離が良くなり腰の据わった音になったように感じました。

また、CDの購入枚数が増えそうです。

メモリバッファCS8416DAIの組み合わせは、ちょっと手間がかかる改造ですが、効果は大きそうですね。
しかし、よくみるDAC1704-4Dが豪勢に2枚重ねになっていますね。8パラ差動でしょうか(出力もディスクり構成です)。
ケースの背面の電源部の実装も興味がわいてきます。
この作例は以前に投稿いただいたことはありますか?






 千葉のSさんからいただきました。 2007.11.24
 暫定ですが、HPA-2が完成しましたので報告します。
 以前掲示板でHELPをお願いした”電源部に使用した2SC872が飛んだ原因”が特定できないため、”暫定”としました。
なお、ヒュ−ズを普通タイプ2Aからスロ−ブロ−の3Aに替えてからは、電源が落ちなくなりましたので、突入電流への配慮が必要なことを痛切に感じております。
 また、これまでデッドコピ−に徹してきましたが、今回初めて、いろいろな情報をもとに部品の変更にチャレンジしましたが、裏目に出たようです。
 電流帰還アンプでは基板を側板にとりつけたために、調整が非常にやりにくかったこと、および、横方向にできるだけコンパクトにしたかったため、アンプ部と電源部の分離構造とし、さらに、アンプ部は左右チャンネルを上下に分離しております。
また、配線を最短にすることを優先したため、インプットとアウトプットがたすきがけになっています。
 電源は、外付け型NON-NFB電源基板を使用し、平滑Cは現品で調達したオ−デイオ用12000uF + 1000uF = 13000uF(片チャンネル)としましたが、基板に余裕があるため、できれば増やしたいと考えております。このときは当然ヒュ-ズ容量を増やすことにします。
 音質には満足しておりますが、C872のときに味わった”どっしりとした低音と緻密な中高音”を今一度再現したいと思っています。
 ただし、C1815のIcを基準にTrを探そうと思います。手持ちではC2240のIc=100が一番大きいのですが、役不足でしょうか。

とのことです。
C2240でも大丈夫だと思いますが、ここはトライです!!。
上下配置というのは、中敷きの板の固定方法が苦労しそうですが、
左右の放熱板も無駄なく使えますし、スペース的にもグッドアイデアですね。


東京のyoshiさんからいただきました。2007.11.27


以前メインで使っていた1704-4Dは,電源の改造中にレギュレータが発振.
高電圧がかかってしまったので,高価なPCM1704を16ヶおしゃかにしてしまったと思っていました.
DACボードのアナログ側で±5Vラインがアースとほぼ短絡した状態でした.
そのため基盤中のOSコンをはぎ取られ,シャーシをDAC-1794に奪われ,基盤は約2年間机の奥にしまわれていました.
先日,いくつかPCM-1704を基盤より外しチェックしてみると,特に短絡は無く,問題なく音が出たのです.
結局アナログ側のコンデンサのいくつかから,微量の電流が漏れていることが判明しました

 
そこで,この度分けていただいたメモリーバッファーDAIを搭載させ復活させました.
  
○構成等
・ケース:アルミの押し出し材を板金.底版/頂版はCFRPの廃材.底版は0.2mmの銅板を上に敷いています.足は真鍮製.

 
・DACボードの電源:デジタル/アナログで別々のディスクリート電源
  DACアナログ側の電源は金田式高速レギュレータを使用する予定でしたが,このDACボード
  ではうまく動作せず.急遽レイアウトを変更.ディスクリート電源基盤の2段配置としました.
・IV部:金田式ALL FETラインアンプ,DIFF AMP:金田式No.168ラインアンプ改
・IV抵抗:DALE NS-5B,LPF用のコンデンサ:ディップドマイカ.
・DF-1706:タカさんのキット.最初は1704-4D用アダプター基盤を使用していました.
  DF-1706の動作に結構はまりましたが,ようやく安定動作してくれるようになりました.4fsモード固定で使用しています.
  DF-1706はリセットのタイミングがうまくいかないと,音の大きさがメモリーバッファーを通した際と,
  スルーした際で違ったり,金属的な音になったり,おかしな現象が続発しました.リセットはかなり時定数を遅くしています.

 
内部全景 仮完成です.配線を整理できていません.
 
・PCM1704の出力ピンに,モガミ2497のシールド線を用いた撚線を直接ハンダ付け,IV部まで引き出し
 (基盤のパターンは切断して使っていません)
 
○メモリーバッファー部の変更点
・メモリーバッファー部スルーで,CS8416から直接DFボードに信号を送るスイッチをつけています.
  CS8416からのLRCK,BCK,DATA信号はメモリーバッファーボードの1階から使用していないピンを通じて
  2階へ引き出し.74HC153(スルー/メモリーバッファー切替用),74HC04(リセット用)を増設しています.
・高速動作しているIC13,18,38,44,45はHC393→AC393に,IC12はHC20→AC20に交換.
  RD信号のグリッジ除去用抵抗の値を75Ω,コンデンサを16Pとしたところ,問題なくDV-578A改(DIT-4192増設)より
  S/PDIF出力したDVD-audioの192KHzで動作しました.
・22.579MHzの発振器(LC-AUDIO XO2:中古品)を増設,分周部を変更,88KHzを聴けるようにしています.
  これはDV-578A改で88KHzのLPCMに変換されるSACDが聴くためです.
  メモリーバッファーを通しての192KHzはとりあえずあきらめました(192KHzのソフトの手持ちは1枚だけ!).
  メモリーバッファーをスルーすれば,192KHzは問題なく聴くことが出来ます.
  通常の発振子とXO2の差は,私の駄耳では良くわかりません.
  これはDAC ICとXO2の間に,多数の分周やスイッチが入っているからかもしれません.

メモリーバッファーDAI部,左側 XO2. 結構ごちゃごちゃしてしまいました.
 
・IC47の使用していないスイッチ部を用いて44.1,48,88.2,96KHzの256fsの周波数を切替,これをRSCK(DF1706用)としています.
 
将来的には74153を8chセレクターの151などに変え,メモリーバッファーを通して192KHzを聴けるようにする予定です.
とりあえずは配線を整理して,完成といたします.
 
とのことです。OSコンって結構イレギュラーな入力に対して弱いのですよね。
それにしてもPCM1704が無事でなにより(もう入手も難しいですからね)。
しかしかなりディープな改造!もうちょっと手を加えれば周波数の自動切り替えもできそうですね。

8228 DAC1794-3の改造 Kazumasa Murai, PhD  - 2007/12/02 20:51 -
しばらく前に構想していたPLLを使わないで、クリスタルで直接SRC4192とPCM1794をドライブするものを作ってみました。

SRC4192はDAIとDACの間で、ASRCなどを取り付けるために改造したコネクタです。このコネクタにSRC4192と49.152MHzのクリスタルオシレータ(他にパスコン)を取り付けているだけです。

とりあえず動作を確認しました。これから音質の評価をしようかと考えています。

写真館のところ、PDFで申し訳ありませんが、DAC1794-3に増設したASRC+Xtal回路図を添付します。
 
クリスタルは49.152MHz、ジャンパーはASRC/bypass用です。出力は192KHz固定にしてあります。
肝心の音ですが、ASRC+Memory Bufferとの差は少ないようで、私の駄耳ではほぼ同じに聞こえます。



とのことです。シンプルでいいですね。同じに聞こえるとのことですが、
ASRC+Memory Bufferとは機能的には同じになると思いますよ。


丸平商店さんからいただきました。2007.12.25

日 送っていただいた「DAC 1794D-2」基板組み立て、ケース実装を終えてとりあえず、音出しまで行きました。先ずは御礼申し上げます。
感想は、すばらしく良いの一語。めったに褒めない我が山の神いわく、「ころころ転がるような中高音とがっしり骨太な低音」と、のたもうておられます。
製作過程では、団塊の後釜世代ですので当然見えません。SOPの半田付けは勤務先の実体顕微鏡を借りてチェック。部品については、ほとんどが一般品で、特に高額高級ものは使っていませんが、先例に習ってデジタル系はOSコンにしました。入れ物は○○オフのワンコインJUNKで、安物コンポの6連VR付きセレクターBOXを改造。元々付いてたプッシュSWを使ってリレー式の入力セレクターにしました。リレー電源も基板から横取りしました。トロイダルを別々に2個奮発、と云えば格好良いのですが何かの解体部品。タップの出方が推奨品と違うので3端子のスペックを信じてデジタル系は半波整流。アナログ電源はレギュレータなしのブリッジ+電コンのみにしようとしましたが、電圧が高すぎて断念。回路図に準じてあります。放熱フィンの温度が50度にもなるので電圧下げなきゃと思案中。一段落したこの後は、これも先般頒布を受けたアンプモジュールを使ってバランス出力にしようかと。また、8kHz20dB落ちの私の耳で分かるかどうかですが、I/V抵抗、オペアンプを変えて、金満友人の超高額DACと勝負してみようかとも。
メモリー基板は考え中・・・(早くしないと売り切れるう)
作り手撮り手と同じ、少々ぼけの入った画像ですが添付します。このぐらいすんなり作れて投資効果抜群だと、また機会があったら頒布をお願いしたいと思います。重ねて御礼申し上げます。
ではよいお年を。

とのことです。実体顕微鏡があれば半田付けの確認は万全ですね。
私も最近、細かいものが見えなくなってきましたが、とりあえず感覚で勝負です(笑)。
なにはともあれ楽しんでいただいたようで何よりです。

では、よい年末年始をお過ごしください!






内蔵介さんからいただきました。 2007.12.27

ヒロさん、お世話になっています。内蔵介です。

ASRC、メモリーバッファ、PCM1704-4Dをケースに入れました。
システムはブロック図の通りです。

これだけの構成をメーカで作ると・・恐ろしい価格になる事でしょう。
これで当分メインDACの座は揺るがないものと思います。
これもヒロさんのおかげです。
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。

試聴した装置は
・CDP:一昔流行したInfra(CD-ROM)
・DAC
・カマデンのディジタルアンプ(キット)+12Vスイッチング電源
・バンドール8cmフルレンジ

と言う誠に貧弱な単身アパートシステムですが、バランス良く非常にクリアに鳴って
います。
ジャズもイイし、母親のCDをコピーした歌謡曲もイイ。
お隣さんさえ居なければずっとBGMで流しておきたい程です。

時間があれば96KHz+8倍DIFと192KHz+4倍DIFの聞き比べなど色々試したい所ですが、
自宅に持ち帰り当分この状態で聞き込むつもりです。

写真(1)DAC全体
 ケースはタカチのサイドウッドケースを使用。
 右が電源スイッチ、左がチャンネルセレクタです。



写真(3)ASRCとメモリーバッファが重なっています。
入力セレクタはASRCを使用。



写真(4)見えていませんが、DAC部PCM1704もDIFボード(DAI無し)と3段重ねです。



写真(5)大昔(?)別府俊幸さんが発表されたディスクリートI/Vです。
こちらも2段重ね。さすがに全段独立電源はありません。共通です。



写真(6)ケース内電源は±12と±5のみと貧弱なため、外部からデジ/アナおよび左右/
独立電源を接続できる端子を設けています。



写真(7)おまけです。
 PCのiTune(に限りませんが)を無線で飛ばし、受信側でS/PDIF(光)を取り出す
USBオーディオインターフェイスです。
 実際に聞いてみると・・・これが実に良いのです。
 メインシステムでは聞いていませんが、これで十分かも知れません。
 これでCDP不要か・・・??と言いたい所ですが、それでは先の楽しみも半減ですから・・言いません。



キットの変更点

【1】ASRC
  (1)192KHz出力固定、SRC4192出力信号を直接メモリーバッファに入力。
  (2)オンボードの5V電源回路を除去し、直接5V入力。

【2】メモリーバッファ
  (1)DAI(CS8416)未実装
  (2)Data/LRCK/BCKを直接入力
  (3)IC38(HC393)をVHC393に変更
  (4)C16を100pFに変更(R17はそのまま)

【3】CS8416 For PCM1704
   ・DAI(CS8416)未実装

【4】DAC1704-D
  (1)PCM1704を4個/ch
  (2)I/V変換回路未実装

【5】I/V
  ・別府式I/V(ラジオ技術1993年3月号)

【6】追加予定(未定)
  (1)電源回路(デジアナ・左右ch独立電源駆動)
    準備はできています。
  (2)水晶を高精度タイプに置き換え
  (3)メモリーバッファバイパス回路追加


とのことです。単身先でこれだけ作ろうと思ったら、工具や部品箱一式持ち込まないとできそうにないですから、
結構部屋が大変なことになっているかも・・・。でも、気兼ねなく半田ゴテを握れる環境がちょっと羨ましかったりします。
最近はPCから無線でとばして、SPIDF出力できる子機をコンポにつなぐものもあるようで、無線の利用も一般的に
なってくるのかもしれません。便利といえば便利ですが、複雑な心境はよくわかります。