ちょっとお遊びでデータロガーを作ってみましょう! 2016.8.30
完全な非オーディオネタです。でも、あながち関係がないわけではないです。
というのも、これを作ろうと思った理由はDACの電源回路などがどのように立ち上がっているのかを
少し詳しくみてみたくなったからです。オシロは高速でかつ繰り返される現象の観測には便利ですが、
低速で過渡的な応答の観測には向きませんからね。
構成は
これはきわめて簡単です。基本的にはPICのADコンバータを使います。分解能は10Bitですが、
簡単な用途では10Bitあれば十分でしょう。データの格納にはPIC内のメモリ(1kB)では不足するので、
外部にメモリーを乗っけます。手持ちに128kBのメモリーがあったのでこれを使いました。
PICも40Pのものを使えば、IO数は十分で直接メモリーを操れますが、ここはすこし後々の拡張性を考えて、
アドレス用のラッチロジックをいれて、IOポートの消費を抑制しました。
ラッチには74574を2個用いて、RAMの16Bit分のアドレスをまかなっています。
こんな感じで
こんな感じでICが乗っかりました。外部との制御にはUSBとするために、FT232をつかったIFとしました。
こんな感じで大まかな部品を搭載しました。
裏面の様子です。
まずは完成!
ハードは割りと簡単に完成しました。
こんな感じで付属の部品をのせて完成です。
ソフトを組んで動かしてみましょう!
ソフトは適当です(笑)。とはいえ、データロガーとしての機能はほぼ満足していると思います。
最大で8chのアナログ入力が可能です。
こんな感じででソフトが完成。ヘルプ画面をだしたところです。
100Hzのデータを入力してサンプルした場合が下の図になります。
およそ1ch入力でつかった場合に約4.5kHz程度のサンプリング速度が得られました。
このくらの速度があれば十分でしょう。
さて、いろいろな場面で使っていきましょう!
(つづくかな?)