AK4137ゲットしました。 2015.9.17
少し前になりますが、旭化成マイクロから32Bitで768kHz対応のSRC(サンプルレートコンバータ)が発売
されるという情報をいただいておりましたが、どうやら発売されたようです。
私もポチットしました。
AK4317販売されたようです。
DIGIKEYで購入。ラベルに32Bit 768kHzの文字が躍ります。
中身は48PのQFPです。
変換基板あったかなあ?
そういえば48LQFPの変換基板あったかな?
なければAITENDOや秋月で探しまわらないといけないのですが、
部品箱を探していたら1個だけ見つかりました。こいうときは余分に買っておいてよかった、と思う瞬間です。
変換基板見つかりました!
SW・・・・ 2015.9.25
SWの5連休はいいのだけど、休みになると学協会の仕事などが入ってくるので、
結局休みは3日だけ。その3日も帰省(お墓参りしないとね)やなんやかんやで
フル稼働です。いつになったら半田ゴテ握れるやら・・・・。
マニュアル読んでいきましょう。
とりあえずマニュアルはすべて印刷しました。80ページ以上あるので結構な分量です。
両面刷りにすればよかったとやや後悔です。
マニュアル印刷しました。
マニュアルを眺めていると、色々と機能がありそうです。
最大のポイントは
・PCM/DSDの相互変換が可能
・PCMの最大周波数は768kHzまで可能。
といったところです。反対にその機能を実現するために、他の機能がかなり削られた印象があります。
たとえば
・入力信号の周波数判別する機能がない。
・シリアルモード(ソフト制御)の制御コマンドが少なく、マイコン制御する場合でも多数ピンを直接
H/W制御する必要がある。
あと、マニュアルに欲しいなっとおもった記述は
・DSDとPCMとの変換方法
・SRC(サンプルレート変換)の機能
がどうなっているのかがわかると、もっと興味がわくのにな〜とおもいました。
まあ、個人向けの製品ではないので仕方ないですね。
メーカであれば情報を求めればもっと(データを)くれるかもしれませんが。
ちょっとづつ前進! 2015.9.29
出勤前のわずかな時間をつかって半田付け。といっても変換基板にとりつけただけですが・・・
しかし、久しぶりの半田ごて握りなのでかなり勘所が鈍っています。
半田付けが汚いな〜。
それでもルーペでよく確認してブリッジはないことを確認しています。
まずは変換基板にとりつけ。亀の前進です! え?亀に失礼?
久しぶりの作業再開です。 2015.11.3
まずは一番やってみたいPCM→DSD変換を試してみましょう。
簡単にパラレルモード(ハードウエアモード)で動作させてみます。
配線でゴチャゴチャです。
パラレルモードでの設定例です。
備忘録として、各ピンの設定のおさらいです。
PIN | 機能 | 設定 | PIN | 機能 | 設定 | |
1 | DSDIL/DEM0 | GND DEMP OFF | 25 | SMT1 | SOFT MUTE TIMTER:GND | |
2 | DSDIR/DEM1 | GND DEMP OFF | 26 | SMT0 | SOFT MUTE TIMTER:GND | |
3 | IDCLK | GND | 27 | DSDOL | DSD DATA L | |
4 | ILRCK | LR CLOCK INPUT | 28 | ODCLK | DSD CLOCK | |
5 | IBICK | BCK INPUT | 29 | DSDOR | DSD DATA R | |
6 | SDTI | DATA INPUT | 30 | TDM | GND: STEREO MODE | |
7 | IDIF0 | I2S INPUT | 31 | XTO | XTAL | |
8 | IDIF1 | I2S INPUT | 32 | CLKMODE | GND:XTAL MODE | |
9 | IDIF2 | I2S INPUT | 33 | XTI | XTAL INPUT | |
10 | SRCEN | 34 | DVSS | GND | ||
11 | TEST0 | GND | 35 | DVDD | HIGH | |
12 | TEST1 | GND | 36 | DVDD | HIGH | |
13 | I2C | GND | 37 | OBIT0 | GND 32Bit | |
14 | PDN | 使用時はH,リセットはL | 38 | OBIT1 | GND 32Bit | |
15 | PSN | H:パラレルモード | 39 | CM0 | GND MASTER | |
16 | CDT0 | N.C 使用せず(OUTPUT) | 40 | CM1 | GND | |
17 | SLOW | GND | 41 | CM2 | GND | |
18 | SD | HIGH(DIGITAL FILTER SELECT) | 42 | CM3 | GND | |
19 | SMUTE | GND(NOT MUTE) | 43 | VSEL | GND:INTERNAL 1.8V | |
20 | ODIF1 | GND I2S | 44 | DV18 | NOT USE | |
21 | ODIF0 | HIGH I2S | 45 | DVSS | ||
22 | DITHER | GND | 46 | DVDD | ||
23 | SMSEMI | GND | 47 | NC | GND | |
24 | MCKO | MASTER CLOCK OUT | 48 | NC | GND |
とりあえず適当につないで、FFASRCのI2S入力を接続して動作確認です。
まずは44.1kHzの信号を入力です。
FFASRCの出力は44.1kHzに出力です。
とりあえず動いているかな?
出力のLR信号を観測してみましたが、96kHzにアップサンプリングされているようです。
問題なく動いているかな?
LR信号は問題ないようです。
やっぱり忘れているな〜
以前にデータシートを読んでからかなりの時間が経っているので、大部分を忘れていました。
パラレルモードではどうやらDSDへの変換はできそうにありません。
ということで急遽シリアルモードに変更です。
シリアルモードに変更です。制御はI2Cで行います。
まずはPCM->PCMで動作させてみましょう。DACにはR-2Rを接続します。このR-2R DACは右詰めフォーマットのみなので、
そのようにAK4137を設定します。多分あってると思うのだけど、なぜか出力波形は1/2で反転しています。
2’s補間の信号じゃないのかな?または設定が間違っているのかな?
まあ、のんびり調べましょう。
正弦波がうまくでないけど、原因は何かな?
動きだしました。
DACをDAC179X-2.1に入れ替えました。最初はうまうごかなかったけど、
ごちょごちょ調整したら動き出しました。どうやら接続ラインのノイズだった模様です。
(SCKラインにダンピン抵抗を入れました)
それにしても、やっぱりブレッドボードでなく基板にしないとだめかな?
動きだしました。
DSDで動かしてみましょう!
DSD信号はPDM(パルス密度変調)ですので、基本はアナログ信号です。
簡単なLPFを入れてやれば、アナログ信号として検出することができます。
ブレッドボードの片隅に簡単なLPFを入れてDSD信号の再生です。
ノイズが入っていますが、DSD動作しているようです。
(HPの作成環境が変わったのでページ変更します)