TUBEヘッドホンアンプ製作記 (まだまだトラブル中)
これをゲットしました。http://sysaris.air-nifty.com/blog/
真空管をつかったキットは初めてです。回路図はここ。
真空管も同時にオクでゲット!
ロシア製ということで500円/本です。これが高いのか安いのか全然感覚が
つかめませんが、結構高いような気もしています。まあ、いいっか。
壊れることも考えて4本仕入れました。
とりつけはKsさんが仰ってられたように、真空管を挿した状態でソケットを
半田付けしました。こうしないと、端子が曲がるようです。
これも部品が少ないので30分もあれば完成します。電源のリップルフィルタ
にはMUSEをつかいました。
通電!
まずは動作テストのために、15Vの電源を入れます。流れる電流は
回路上では150mA×2=300mAですが、実測は322mAで問題ありません。
この電流の大半は真空管のヒータ電流です。
回路図はここにあります。
http://sysaris.air-nifty.com/blog/images/MHHA-FS-thumb.gif
で、回路のヒータ電圧は6.3Vになっていますが、実測では2.2Vです。
真空管のヒータが赤熱しません。
・・・ヒータ電流が全然足りない・・・・・・(汗)
回路ではヒータ回路が定電流駆動になっていて、LM317についている8.3Ωの抵抗を
変更して電流を調整することになっています。
6.3Vまで上げようとしたら3Ωの抵抗に変更すれば良いのですが
流れる電流が約430mAになるので抵抗の容量も1W以上が必要です・・・手元にない(汗)。
それにトータル860mAの電流容量が電源にない・・・・・・(汗汗)
430mA流れると、電圧ドロップが大きいので放熱板の熱容量が足りなくなる・・・・・・・・(汗汗汗)
う・・・・・どうしたらいいんだろう・・・・
ヒータ電流がこの真空管は違う!(2005.4.12)
基板を配布していただいた方や他の方から、情報いただきました。
私がオクでゲットしたものはロシア製6N1Hという真空管らしく、巷では6N1PEVといわれるもの
だそうです。で6922/6DJ8互換でありながら、ヒーター電圧が6.3V/600mAとのこと。
6922は6.3V/300mA、6DJ8は6.3V/365mA程度なので倍程度流れます。逆に、同じ電流なら
かかる電圧も半分ですね。
ということで、なんとかヒータ電流を確保すればいいので、今度はヒータ回路を別電源にするか
電源容量を確保して実験しようと考えています。
ところでSijosaeって
基板にもSijosaeってありますが、これって人の名みたいです。
この人が設計した回路のようです。って、Copyrightの問題はクリアしているんだろうか・・・・
まあ、私が気にする問題ではないので、放置playです。
2005.4.20
Sijosaeさんの回路はここにあるようです。掲示板にもありましたが、基板配布の方は回路を参考にされたということで
著者者とコンタクト取られたようです。これでCopyrightの問題はクリアのようです。
Copyrightは作った人はもっとも気を使わなければならないところですし、また作られた方しか対応できないところです。
今回は他人事なのですが、いつ当事者になるとも限らないので注意が必要です。
電源発見!
なにげに良さそうなSW電源をパーツ箱から発見しました。15V7Aの容量があります。オーディオにこる前はラジコンを
していたので、そのときのバッテリー充電器の名残です。これならばヒータ容量は余裕です。
で、基板の電流調整抵抗8.2Ωを4Ωに下げるべく15Ωの抵抗を2本パラに繋ぎます。
で、通電!
やっとヒータが赤く灯りました。あるいみ感動です。で、真空管に流れる電流は回路図上で0.5mAに設定されていますが
本来VRのところに代用接続したRの両端の電圧を測定して電流に換算しても0.03mAくらいしか流れていません(汗汗)。
Rの値を1k〜22kまで適当に変えましたが、どうしても0.1mA以上流れないようです。また、これも真空管の特性か?と
思いおもむろに入力には発信器、出力にオシロを接続・・・・
波形が出ない・・・・・・
まだまだ苦難は続きそうです(いい加減、6922を買ったほうが早いかな・・・・いや、まだまだあきらめないぞ)
予備の真空管を使って
動作テストです。ソケットがないので、とりあえず直接半田付け。ヒータ回路は別電源です。そして、A,Kに10kΩの抵抗をつないで
電源(15V)に接続。でも、ほとんど電流が流れません。Gに信号をいれても、なんかチョットだけ頭が出るような波形ですが動作は
していない模様。ひょっとして15Vって、電圧が低すぎるのかな〜?
よくわからないのだけど、ちょっと諦めモードが漂ってきています。
ちょっと、これに関しては休止しよう(なにか思いついたらテスト再開するかも)。
テスト再開!(2005.5.11)
基板を配布して頂いた方から「この真空管でも動きましたよ」というメールを頂きました。
どうも私のテスト状況は見るに見かねるような状態のようです(ありがとうございます m_0_m)。
プレート電流調整用の抵抗を16kΩでプレート電流0.07mAとのことなので早速同一条件にしてみました。
プレート電流は実測で約0.04mAです。まあ、近い値でしょう。
発信器とオシロにつないで動作チェックです。今回はオシロの波形を掲載します(実は何をもって動作しているのか
よく判らない状態なので、ひょっとして色々な方からアドバイスがいただけるのでは・・・と人頼みモードです)。
まず1V振幅の信号を入れてみました。
ん・・・いつもの状態だな・・・・
f=約1kHz 上段:入力1V/div 下段:出力1V/div f=約10kHz 上段:入力1V/div 下段:出力1V/div
波形を見ていて、ふと気づきました。
単に入力レベルのオーバで出力が飽和しているだけでないだろうか?
もっと入力レベルを絞って入れてみました。
まずは50mV振幅を入力します。ををを・・・出力は入力とほぼ相似形です。増幅率も3.5倍くらい。
これって動いているのでは・・・・と期待ワクワク。
でも、出力の三角波がふくらんで見えるな・・・・・それにf=10kHzでの波形のなまりも大きい・・・・・
何よりも、出力が200mV程度では音量小さすぎなので、もう少し入力振幅を上げてみましょう。
f=約1kHz 上段:入力0.1V/div 下段:出力0.1V/div f=約10kHz 上段:入力0.1V/div 下段:出力0.1V/div
次は0.1V入力です。ん・・・だんだん三角波がふくらんできているぞ・・・・
f=約1kHz 上段:入力0.2V/div 下段:出力0.2V/div f=約10kHz 上段:入力0.2V/div 下段:出力0.2V/div
次は0.2V入力です。ん・・・ここまで波形が歪むのって本当に動いてんの?
f=約1kHz 上段:入力0.5V/div 下段:出力0.5V/div f=約10kHz 上段:入力0.5V/div 下段:出力0.5V/div
まだまだ、試練は続きそうです。でも、なんとなく先が見えて来たような気もします。
要はFETのG電圧がほとんどVccになっているので変動に余裕がないようです。
15Vの電源電圧が低いのも要因かな?
(とりあえずここまで。つづきはまた)