オフミ(in 秋葉原)への旅行記 2005年12月3日(土)
(主催:手作りアンプの会 DAC分科会

さて東京へ行くぞ!

今回のオフミの場所は秋葉原。新幹線に乗っての移動です。遊びで東京いくのも久しぶりです。
飛行機でもよかったけどかばんの中にはドライバなど金属物が一杯はいることになるので手荷物品として持ち込むのもできません。
かといって大切な機器を預けるには取り扱いがどうなるかもわからないのでおとなしく新幹線を使うことにしました。
もうひとつ新幹線をつかった理由は、オフミの直前まで出張や飲み会等で家にいる時間がすくなくて、
プレゼン資料をつくる時間がとれそうにもないので、とりあえず新幹線の中で3時間もあれば書けるだろうという算段です。


急いでプレゼン資料つくらなくっちゃ!
(ちょっと(だいぶ?)お腹がでてるな・・・・)


今回は折角の遊びなのですこし贅沢に往復グリーンをつかいました。
隣の席に座るひとはまずいないので、荷物も置きやすいですし、座席のテーブルもノートPCを使いやすい環境です。
グリーンといっても東海エキスプレスで3日前に予約する特割であればそれほど高くありません(そのかわり”のぞみ”ではなく”ひかり”です)。
実は、主催者の方から交通費を負担する有り難い申し出もありましたが、遊びでいくこともあり、お断りしました。


岐阜近くのソーラアークです。ほとんど遠足気分!
(カメラの起動が遅くて取り損ねてしまいました)。



秋葉原到着&ランチ

東京駅で山手線に乗り換えて秋葉原には11:25につきました。ここでR.さん、TADSINさんとinagaku178さんと合流。
意外とR.さんが若いのにびっくり(といっても私より4歳しかかわりませんが・・・)。
まずはランチを取りながらのプチオフミです。秋月電子の近くのフランス屋という洋食店です。
ついたときとほぼ同時に開店でラッキーです(というか開店直前になだれ込んだ?)。折角なのでワインを飲みながら歓談。
どうも飲みたかったのは私だけのようですが、3名(TADSINさんは車なのでコーヒーです。ごめんなさい)でデカンタが2つ空きました。
いやいや皆さんもよく飲まれます。たぶん顔は真っ赤になっていたでしょうね。

そうそう、食事を奢っていただいた上に一杯お土産を頂きましてみなさん有り難うございました。

オフミ会場へ

さてオフミの開催時間も近づいてきたのでそろそろ移動です。
場所は万世橋区民会館で、昼食場からちかくなので歩いて5分もかかりません(途中R.さんと日米商事で道草)。
13:00ちょっと前に入りましたがすでに会場は準備でばたばたしてました。
40畳くらい和室+ステージがありますが、参加者は約50名と大盛況。でもちょっと窮屈でした。


休憩時の様子。展示してあるDACを覗きこみます。
時間が短くてじっくり見られなかったのが残念でした。



試聴会開始!

試聴するDACが多いので下記のようにスケジュールが決まっていました。なんだか講演大会を想像してしまいます。
時間厳守ですすめないと後の方に迷惑がかかりますからね。

13:15〜14:10 DAC分科会の会員の作品
14:15〜15:10 じんそんさんの作品
15:15〜16:10 fujiwaraさんの作品
16:15〜16:30 その他の方の作品
(当日、じんそんさんと私らの出番が入れ替わっていました)


1.DAC分科会の会員の作品

まずはDAC分科会のみなさんの作例の紹介です。
上野さんのCDPとR-2RのDACがいい音でなっています。その他の方もR-2R方式が主体でした。
使う抵抗は1〜20円とのことです。ん・・・20倍違うな、と思いつつ中には精密巻き線抵抗をつかっておられる方もおられました。
抵抗だけでもかなり高そうです。
DAC分科会の方は課題曲ということで1分間弱に編集したクラシックで聞き比べです。
いまとなっては、どれがどれかわかんなくなっちゃいました(笑)。

2.fujiwaraさんの作品

機器設置

休憩時間の間だに機器をセッティングします。上野さんが5台のDACを切り替えられるセレクタを準備くださいました。


機材のセッティングの様子。ちょうどKephisさんの説明のときです。


機材設置のUP写真。一番右のひときわ大きいDACがTADSINさんのDAC1704-4Dです。
その上がInagaku178さんのNOSDAC+DSIX。その左の黒いケースがKzzさんのDAC8D-Sだったかな?



今回の試聴用のスピーカ。スピーカのコイルも自作とのことです。
今回はDACの聞き比べということもあり高音部がよくわかるようにとTWが付加されています。

16cmなので低音はあまりでませんが、音の分解能はよいです(右のスピーカからゴソゴソ音がしていたのが
すこし気になりましたが)。


開始!
まずは、いままでの活動としてどんなDACをいつ頃、どのくらいの枚数を製作したかを時間順に紹介。
配布した枚数については数値では示さずバーの長さで表しただけです。
実数を示したらどういう反応になるか予測ができません(え、そんなに少しなの?え、そんなに多いの?)

ちょうどこんな感じのパワーポイントを数枚つくっておいて説明しました。

そうそう!関西から来られた方ももう1名(はむ太郎さん)おられましたので、自己紹介いただきました。

さて、今回は5名の方から5つのDACについて音だしをしました。
 DAC8D SUPER by Kzzさん
 DAC1704-4D by TADSINさん
 DAC1704S by Kephisさん
 NOSDAC+DSIX by inagaku178さん
 DAC8D by ヒロ

まず最初はKzzさん。DAC8D SUPERをもってこられました。で、つなぐアナログ回路を3種類で換えて音だしです。
オペアンプをつかったもの、金田式アンプをつかったもの、そして最後にトランスをつかったものです。
ご本人はトランスをつかったものは余興とのことでしたが、個人的には一番よかったかもしれません。
構成は下のような感じです。


次はTADSINさん。さすがにスケールのおおきな音がしますね〜。NOS/8fsの違いは私自身はよくわかりませんでした。
たぶん聞いた位置が悪かったのでしょう(言い訳)。
KephisさんはDAC1704Sに金田式アンプがついています。音源としては生録ソースをもってこられましたがDVDプレイヤがないので
CD版でもってこられました。曲名は失念しましたが、クリアな音ですね。装置云々をいうよりまずはソースが大事です。
釣りでいえば竿やハリなどの道具よりエサが大切ということです。
そしてinagakuさんはNOSDAC+DSIXの組み合わせです。CDPとの同軸の相性が悪かったようで、すこし残念でした。

最後が私の番。試聴にはNOSDACの開発時のプロトタイプのみをもってくる(もっとも軽いDACなので)予定でした。
しかしTADSINさんのDACを写真でみて、あんな重たいものをもってこられるのでNOSDACプロトを出したら失礼だと重い急遽、
DAC8Dを持参することにしました。DAC1794のどちらにしようかと考えましたが、DAC1794はR.さんがお持ちになるといことなの
で同じものが2つあってもしかたないので、違うほうにしました。

機器の説明は簡単にして、さっそくの試聴です。
最初は「ゲゲゲの鬼太郎」です。半分ウケ狙いですが、古い音源にもかかわらず意外とHiFI録音なので試聴ソースとしても十分につかえます。
2番目はお気に入りのJAZZピアノの木住野佳子さんの「RANDEZ-VOUS」から1曲。
最後はラフマニノフからピアコン2番です。最後の曲でブラインドでNOS/8FSの違いが当てられるかを会場のみなさんにお願いしましたが、70%くらいの方が正解されていました(いやいや駄耳は私だけのようです)。

3.じんそんさんの作品

じんそんさんはLUCYさんとともに音だしをされていました。アンプとの相性が悪かったり、同軸での相性が悪かったりと色々ありましたが、
TDA1543とTDA1541、オペアンプバッファと真空管アンプバッファーの違いなどが楽しめました。
真空管バッファーについては電源投入直後だったこともあり、寝起きの悪い状態でしたが後半になって元気がでてきました。
それでもオペアンプバッファーの方がより元気(中音のハリが大きい)と感じました。
それにしても木枠に入ったTDA1543がコンパクトに収まって、それでいて自作の雰囲気があっていいですね。
あれなら2〜3個あってもばれません(笑)。
じつはこの辺りから聞くのも疲れてきて、だんだん集中力が切れてきます・・・・・

4.その他の方の作品

15分しか時間がありませんでしたが、2名の方のDACの試聴も行われました。
ほいさんのDACはPCM63が2段積みで4→8パラになっていました。大きめのスリムなケースに入っている洒落た感じです。
cafeblue-akiraさんおDACはTDA1541をつかったものです。柔らかめの音で聞き疲れしない感じですね。


最後の試聴を行った”ほい”さんのDAC(左)と、cafeblue-akiraさんのDAC(右)。


後かたづけ&2次会
 オフミ自体は16:30分頃に終了。公民館の規則らしく17:00には片づけて退去しないといけないので一斉に片づけにはいります。
この時間にみなさんの機器の写真を撮ろうとおもっていましたが、アットいう間にみなさんの機器は箱あるいはカバンの中へ・・・・・
まあ、次回を楽しみにしましょう(なにやら関西でやるとの不穏な動きも示唆されていました・・・・・)。

2次会は近くの居酒屋さん。18:00開催予定でしたが急遽17:00には店に突入!
はやく飲みたい人が多かったようです(私もその1人)。
お酒がはいると何を喋ったかよくわかりません(笑)。お湯割り焼酎がよくまわりました。

帰阪だ〜!

2次会が終わったのがちょうど7時45分頃。新幹線は8時6分なので急いで駅に向かいます。
といっても、山手線は本数が多く、秋葉原と東京は近いのであまりあわてる必要もありません。
8時には新幹線の中にはいりました。ちょっとだけ、今日の出来事をノートPCに書き込んで、寝るとしましょう。
 今回の収穫は色々なDACを聞けたこともよかったですが、いつもハンドルネームでBBSやメールでしか知らないひとと、
直接お会いしてコミュニケーションがとれたことがよかったです。

機器や音の詳細についてはDAC分科会のHP上にて報告されると思いますのでそちらをご参照くださいね(人任せ・・・)



以下は開催中に撮った写真です。


これは上野さんのCDP+DACだったかな?左上がR-2R構成になっています。


これは9個のトランスをつかって正負も別にした電源としたDAC。


これは2つのDACが切り替えられれるようにしたものです。一番左と中央の基板がDACのようです。


巻き線抵抗をつかった高精度R-2RのDACとのことです。

高そうな抵抗だな〜


これは新潟精密(?)のDAC基板をつかったDAC。
「ネジを1本でも締めれば自作」と謙遜気味でしたが、いやいや色々な基板もあります。


これもR-2RをつかったDACですね。パソコンのケースに収まっていました。


これは録音機。マイクアンプとADCの構成で光出力をMD録音機につないであります。
サンプルレートコンバータも内蔵とのことです。



これはR.さんのDAC1794Dのアップ。


これは私が持ち込んだDAC8D。写真は家で急いでとったものです。


斜め後ろのスピーカは発砲スチロールが振動板。分割共振を抑えたとのこと。
手前のスピーカはかたづける間際に写真をとったのでバラされかけています