お気楽なお気楽でないPA?(アンプ更新計画!) 2006.11.29

頒布はまったく考えていない記事を載せるのは気が引けますが、備忘録の替わりです。

いま使っているアンプは2段差動増幅のSEPPのもので、5〜6年前に作ったもの。
http://cwaweb.bai.ne.jp/~h-fujiwa/audio/Pa-10/PA-10.html

不満は感じていないが、そろそろ新しい音に変えたい気持ちも湧いてきます(この浮気者!)。
ただ問題は、3WAYのマルチシステムとしているためアンプを作るとなると一気に6ch分をつくらなくてはなりません。
反対にこれが、今のアンプを5年以上もつかい続けた要因になっていたのでしょう。

アンプを作るときに面倒なのはケースの加工もありますが、意外の面倒なのがケース内の配線です。
これが簡略化できれば、一気に作る気がでてきます。ケース内配線を少なくするには
電源からMUTE回路までを1枚の基板に納めれば良いでしょう。

というわけで、電流アンプ基板(お気楽でないPA)をベースにしたものをつくりました。
ちょうど電子ボリュームの試作に合わせて10枚製作しました。

構成は安直で、電流帰還アンプ、電源平滑部、MUTE回路を組み合わせただけです。


できあがった基板。ちょっと長め(210mm)です。


コンデンサは基板上に実装することを考えていますが、数を沢山つかうのでできるだけ安い物を選びました。
ちょうどディジットで良質な1000uF/50Vのコンデンサ(LXZシリーズ)が10個200円で売っていたので大量に仕入れたものを使います。
片電源で9個使いますので9000uFですから容量的にも十分です。

大量に仕入れておいたコンデンサ。でもこれだけでは足りないから追加で買わなくっちゃ!

基板が完成するとこんな感じです。パワトラはまだ取り付けていません。
というか、ちょっと変わった取り付け方をする予定なのでまだ取り付けていません。

基板は完成。動作確認用なのでとりあえず1枚だけ!

動作確認用にMOS-FETをとりつけます。基板の反対側に小さめの放熱板とともに取り付けました。

とりあえず放熱板のとりつけ。

トランスはRSのトロイダルを取り付けることを想定します。とりあえず手元にあった小さいトランスを動作確認用にとりつけました。
これでアンプは動作スタンバイです。配線が少ないととても楽です。

トランスを取り付けで仮配線終了です。