umo_emoさんからいただきました。 2006.10.26

配布していただいたNOSDAC3が完成しました。
回路的には工夫はないのですが、操作系を木製にしたかったので、電源スイッチのノブ、リクロック切換えスイッチ、ロータリーセレクタを端材を削って仕上げました。
ケースが大きかったので余裕ありすぎなレイアウトになってしまいましたが、配線の取り回しがとても楽でした。
電源と入力セレクタの表示を光ファイバで引き回し、好みの光り方で満足しています。
とてもよい基板の配布ありがとうございました。


これはこだわりの一品ですね。木質の柔らかい感じがリビングなどとマッチしそうです。
私は木工は好きですが、塗装がなかなか上手くいかないので困ってしまいます。でもこの作例ではムラなくいい感じのテカリもありますね。





ピーターとアンディさんからいただきました。2006.10.31

今回は、63S/お勉強DACVの経験でいけると甘く考えた結果がヘルプの通りバタバタしました。
ケースはまたまた、手持ちの材料で、トランスポートに使っているTEACVRDS−50に合わせて作りました。
このトランスポートの規格がインチなのか変な寸法なので困りましたし、ご覧のように内部に空きがあります。
しかし、ここにはCS8416DAI基板かヘッドフォンアンプ基板を入れようかと思ってはいますがいつになるかは判りません。
ケースは、真鍮のL型アングルでフレームを作り3oのタップを立てまくりましたので、タップ立てには随分と慣れました。
電源は、RA40トランス左右各1で、DAI用にディスクリ電源MINI−PLUS、DACの1704用がディスクリート電源基板左右各1、アナログ用がディスクリ電源MINI左右各1です。
電源基板のみ2階建てになっています。DAC基板のパスコンは写真にありますようにBGを無理矢理実装したため、肝心のPCM1704が全く見えません。
マイクロインダクターは、青い22と書いた丸いタイプでヒロさんのようにトロイダルではありませんが気に入っています。
後は、電源のパスコンがMUSEで、その他小容量コンデンサーはWIMA等、抵抗類は海神無線おすすめのデール1/2W、I/V、ローパスのみビシェイです。
リクロックの水晶は106MHzという変な値です。
なお、DAI基板からDAC基板へのフラットケーブルによる接続は、コネクターをどの様にするのか判らず、千石の店員さんにも何回か聞きましたが駄目で、ジャンクのPC用ケーブルを利用していますが、シールドされている上、色違いの線が7本も入っていて便利です。
今のところの音質は、情報量が多く力感があって、エージングが進めば私の求めている演奏者等ライブ会場の気配いも再現されそうで期待が膨らんでいます。
ヒロさんに感謝・感謝です。
しかし、心配なのは右チャンネルのDAC基板を何度も半田付けし直してパターンが剥がれてしまったのと、テスト後ケースの蓋を開けると焦げ臭い事で、それと内部写真の様にケースへDAI基板GNDからアースし、サンプリング入り切りとリクロック入り切りスイッチへのワイヤーをくっつけるとノイズがすごく、現在は元のように右チャンネルアナログ用電源基板のGNDからアースしています。
これがなにか不具合があってのことかどうかが判らず様子を見ていますが不安です。
アドバイスがあればお願いします。この後、プリ・パワーアンプ等制作が控えていますので、今後とも皆さんよろしくお願いします。


とのことです。いや〜相変わらずケースの加工がカッコいいですね。質感バッチシです。
これってフライスくらいないと駄目ですよね?
ところで、ワイヤーをくっつけるとノイズがすごく出る原因ですが、DAIとDACのGNDがつながってなかったりしませんか?
一度テスターで調べてみては?あるいはDAIからではなく電源基板のGNDからアースにとるなど位置を変更するかでしょうか。







電子ボリューム プリアンプ by ヒロ 2006.11.6

ネーミングはEVA-2000(Electrical Volume Amplifier)です。2000に意味はありません(笑)。
「2006」としようとしたのですが、文字バランスが悪くて途中でやめました。

R-2Rラダーを用いた電流加算式の電子ボリュームを搭載したプリアンプになります。
電子ボリューム基板のサイズが大きいのでケースの中に一杯になってしまいましたが、
リレー基板の併用のおかげで、配線は意外とスッキリと納まりました。
アナログ用の電源トランスは1系統のみですが左右独立レギュレータとしています。

使用部品
 ・抵抗はすべてタイヨームの1/4W金属皮膜抵抗RN25S(300円/100本)。精度も高くCP比抜群です。
 ・コンデンサは一般工業品です(大量に作られるものは品質も安定していて安いメリットがあると思っている)。
 ・オペアンプはOPA134。超高価なOPA627の緻密さには負けますが、オーディオ用にも十分です。最近はもっぱらこれです。
 ・RコアトランスRA40−072(手持ちがこれしか無かった)。

このアンプはケース内の実装密度も高く、回路構成などの検討に時間がかかった点も含め完成したときの充実感は最高です。
音も電子ボリュームの先入観を払拭するものだと思います。すくなくとも過去に経験した電子ボリュームのいやなトラウマはなくなりました。










Nさんから頂きました。 2006.11.6

電子ボリューム2chプリアンプの製作

L-Pad型アッテネーターとD-amp基板のプリアンプが現用機です。電子ボリュームについての検討記についてはデジタル回路と混在するので高をくくっていました。

ある日、アキュの電子ボリューム式プリの音を聴いて予想に反して生々しい音に感心し俄然制作意欲が沸いてきました。

 

★製作にあたっては

1 ケースはタカチOS70-37-23SSとし底板のビス孔を明けないように工夫する。

2 LEDを使用しレベル表示を4桁(添付)、セレクタはDiマトリクスによりL1〜5を表示させる。

3 アナログ電源はスペースの関係で電源基板B-MINI×2に音質の良いLT1085CT、1033CTを採用する。

4          R(560Ω),2R(1100Ω)およびアナログ回路はDALEのRN60(50円/本)、IV(390Ω)にRS2Bを使用する。ただし、ドーターボードのR,2Rは音に直接関係ないので210円/100本(共立)とする。

5 入出力部のOPアンプはサーボにOPA134,他はOPA627、トランジスタはQ1:A992、Q2:C1845、Q3:A872、Q4:C1775、p Q5:C2705、Q6:A1145とする。

6 VR制御にはエンコーダー、入力切替には松下製5Vリレーとする。

などにしました。

 

 ★製作

ケースへの収容は基板、トランスなどすべてのパーツを8mmベーク板に取付けてから一括してケースに入れ固定する方法としました。

今回のポイントはLEDをどのように取付けるかも課題のひとつでした。結局、ベーク板前面にタップをたてて1.5mmアルミ板を固定しでそこにLED、電源SW、エンコーダー、ロータリーSWを取付けています。

中ほどにはデジタル部とアナログ部を隔離するためのL型アルミ板をベーク板に固定し更にフロントのアルミ板とを6mmΦのアルミ棒で連結して補強とアースの接続を兼ねています。

電源は+5V、+8V、±15Vとしました。DCのドリフトはサーボの効果で左右とも0.0mVでした。

入力側のバッファアンプにOPA627につかったためC1(1μF)は音質面でショートしています。

基板の枚数が多く、R,2Rの抵抗が128本もありかなり面倒でした。

今回はマイコンが採用されているので設計意図をある程度理解しておかないとトラブル発生時の対応に苦労すると思います。

 

★失敗談

1→完成し電源を入れたところLEDの表示がプレデターのような変な表示、LEDをチップ抵抗側に付けるべきところがIC側となっていました。

2→エンコーダーによるVRの制御ができなかったため可変抵抗に付け替えて試験するとOKとでした。

制御基板のSW3(on=LOWでエンコーダー認識)をon-offどちらでも可変抵抗で動作するので、マイコン基板の#25ピンヘッダーのハンダ忘れが判明しました。

今回は、ピンヘッダー・ソケットのハンダ箇所が多いので事後のチェックが必要です。

(参考)→IV用のオペアンプをOPA627、134、604、OC07に交換して音の変化をチェックしていました。途中からVR制御するとドータボードがないときと同じレベルのノイズが両チャンネルから出るようになり基板などチェックしましたが異常なし。

そこでIV用のオペアンプをOPA604から他のものに変更するとノイズがピタリと止りました。信号音は正常なので高い周波数で発振でもしていたものと思います。(OPA604を使用する場合注意が必要)

★評価

操作感覚ですが、エンコーダー、可変抵抗ともスムーズで10程度まで絞ると殆ど音が聞こえなくなります。特にエンコーダーでの操作は快感です。

肝心の音質は、DACに共通する生々しくて音が前へ前へと押し寄せる感じDALEの抵抗の音の特徴も結構出ているようです。

あくまでも主観ですがこれまで製作したA基板各種、D-amp基板のプリアンプよりHiFiアンプという感じの音だと思います。

VR操作時のノイズは無音時でも97dB/m・Wのスピーカーの近くに行かないと感じない程で実用として全く問題なしです。

 


いや〜電子ボリューム基板を平置きにして、よくこのサイズに納まりましたね。
ケース内の実装方法だけでなくケースの外に余分なビスなどが見えないように外見にもこだわりがあります。
表示もLEDだと暖かみがありますね。LEDのスモークは何をお使いかな?

LED窓の孔は3mmΦのドリルで繰り抜いたあと包丁用砥石を使って綺麗に直線を出してから#1000のペーパーで艶出ししました。
スモークはCDケース(濃いピンク)を流用しました。


なるほど。ケース加工は手間が掛かってますね。スモークのアイデアは頂きかも。
 









UDONKOさんからいただきました。 2006.11.18
「もう昔風 ? 自作コントロールアンプです」

    自作コントロールアンプです。TAPE MONITORが付いているところが「もう昔風?」です。回路はMJ1997年2月号、安井章氏の対称型2段ソース接地回路です。入力6系統 、出力3系統。ACアウトレットも3個付けました。手持ちにあったリードAM-4を使いましたが華奢なのであっちこっちに1m/m厚の銅版を貼り付けたりアングルで補強しています。画像では見えませんが底板にも300*30*5のアルミで補強しています。結局タカチのケースと殆ど変わらない値段になってしまいました。パネルはスクリーン印刷です。ご愛嬌でギタリストのPaul Jackson Jr.の名前も入れてみました。


部品は凡用品が多いですが高価なものといえばヤフオクで入手したDALEのLPAD型アッテネーター位です。但し100kオームとかなり高め。Rコアトランスはフェニックスさんで巻いてもらいました。(左右独立 + MUTING用)。例によってGELTECのゴムブッシュでフロートしています。電源部の電解コンデンサーはホットボンドでガッチリ固定。OSコンも随所に。ロータリースイッチは回路数の多い物を並列接続し経年変化に対処しました。延長シャフト軸受けは古いスイッチをばらして活用しています。アンプ基板はドローソフトで部品に合わせてオリジナルパターンを描き直し、インクジェットでフィルム出力し焼き付け現像エッチングしました。本職がスクリーン印刷屋なので機材が揃っておりこういう時便利です。アンプ出力の2系統はDCアンプを接続する前提で、フィルムコンを2個使って別出ししただけです。本当はソースフォロワーを別個に入れるべきなんでしょうね。アースポイントは入力近傍へ1点アース。音質は聞き疲れがなく低域から高域までストレートでナチュラル。春から秋に掛けて4ヶ月間ぶっ続けで (約2800時間) 通電していましたが回路がシンプルなせいか何の不具合も生じませんでした。


ミューティング基板( DAC-1704D付属の基板を流用 )は少々改造しています。リレーは24Vタイプ。トランスのミューティング用が22V。整流後の電圧がLM-358の耐圧ギリギリなので三端子(7824)をC1の直後に持ってきました。又LM-358の非反転入力に繋がるC2は手持ちの耐圧が16Vだったので150kをパラりました。後はQ1を2SC3423へ変更しています。LEDの電源もこの基板から取っています。


この作例をご覧になった皆さんはどうせならヒロさんのアンプ基板を使えば ? とお思いでしょう。ご安心下さい。しっかり購入しています。現在鋭意 ? 製作中です。只、私のように真空管アンプばかり作ってきた半導体アンプ初心者には電源部も増幅部もシンプルな回路の方が入り易いのです。今回、安井章氏の作例の中でも比較的部品点数が少ないアンプを作らせて頂きましたが高周波ノイズ、位相回転、時定数、NFB、振動対策など色々と勉強になりました。稚拙ですが今までの私の製作ノウハウもつぎ込みました。このようにして出来上がったアンプは正に宝物。CDやLPを片っ端からかけまくります。従来のアンプとの違いは ?、こんな音が入っていたのか、ボーカルのブレスがより良く分かる、オケの楽器の定位がはっきりしている、重低音の輪郭が云々、等々。もちろん、装置全体のグレードも重要なファクターでしょうけど。しかし、やはりこの感激を味わいたいからアンプを何十年にも渡って作り続けるのでしょうね。皆さんは如何ですか。

とのことです。内外とも細かく丁寧な造りが印象的です。パネルの文字入れが一杯あって凄いな〜と思いましたが御本職なのですね。
私もマルチ用のコントロールアンプの製作を進めなくっちゃ!


Nさんから追加でいただきました。 2006.11.27

★ボリューム基板のIC12(OPA627AP)の代わりにD-amp基板を取り付けました。
 ・D-amp基板 の入力部C8→ショート、出力側R24→ショート、ゲイン設定用R26→2KΩ、R27→1KΩ とし出力をAに接続しました。
 ・D-amp基板は、ケース底部から25mmのサポートを4本立て10mm×10mmのアングルを取り付けて固定しています。
   ・動作は安定しており、VR本体での音色変化が殆ど無くD-amp基板のキャラクターそのままの音が出ているようです。
 
(参考)リレーによる入力切替では空きポジションでのクロストークがかなりあるようです。不使用RCA端子にはショートピンを差しておくことを推奨します。
電源トランスはEIコア型を使用してましたがリーケージフラックスが大きく隣に設置しているフォノイコライザーにノイズをばら撒いていたためRコア(RA40-072)に交換しました。




Matsukata さんからいただきました。 2006.12.9

何を今頃お勉強DAC3という感じですが..
完成しましたので投稿させていただきます。

いつものように、タカチのOS-70-23-32に組み込んでみました。
Rコアトランス使用で、ご覧のようにギチギチです。
お勉強3用に、先にケースだけ買ってしまっていたので、仮組み時、もしや入らないのでは..
とヒヤヒヤものでした。

部品は、特段変わったものは使ってませんが、基板配布時にDAC基板のパーツだけ先に買い
揃えてしまっていたので、コンデンサが緑ミューズ、その後継のFWと、混在状態になってます。

以下、ご参考までに使用パーツです。

・DAC部周辺    :岡谷PPコン、導電性高分子アルミ電解
・アナログ部周辺 :PPSコン、緑ミューズ
・LPF     :DALE CMF-55、MKT1813
・IV抵抗    :DALE NS-2B
・電源部コンデンサ:FW
・Di       :SBD & FRD
・オペアンプ   :OPA627AU

MKT1813は、じんそんさんDACを作った時に初めて使ったのですが、結果が良かったので、
お勉強3にも是非使おうと思って、強引に取り付けてます。

リクロック基板を載せる予定でしたが、基板をケースの端っこギリギリまで寄せてしまった為、
リクロック基板がRCA、スイッチに干渉してしまい、乗せられなくなってしまいました。
(諦めモード..)

現在、慣らし中ですが、完成当初ダブついていた低域が徐々に締まってきて、良い感じになってきました。
DAC1794Dと比較しながら聴いてますが、元気いっぱいじゃじゃ馬風の1794D、適度にアダルトで、かつ、
躍動感も持ち合わせている63Sという感じです。

これからじっくり慣らしこんで、年末年始の休みに全開で堪能したいと思います。

とのことです。奥行き32cmのケースでも無事納まるようですね。
電源基板とDAC基板の間隔を詰めればリクロック基板も載るかもしれませんが、
一度組んじゃうとさすがに面倒でしょうね。








こじはやさんからいただきました。 2006.12.15

いつもお世話になっています。こじはやです。

初めて写真館に投稿します。
電子VRのLCD表示です。スペアナ表示はデモです。
下段はDAC1704-4Dでレタリングはこれからです。
リモコンでの音量UP/DOWN時にLEDが光ります。
写真が汚くてすみません。

パワーアンプはヒロさんのLM3886BTLをバイアンプにして、
JBLのS3800で聞いています。
肝心の音ですが、大変満足しています。
ありがとうございます。


とのことです。なんか凄い実装密度の中味ですね。どういった構成になっているのか興味津々ですが、
これだけの内容を2枚の写真に納めてあると・・・・理解が難しい(笑)。
できれば中味の写真は詳細版を希望します。