山荘オフミ その3・企画編

私自身は久しぶりのオフミです。開催のトリガーはとりあえずBBSでかけたけど、
あとはksさんがチャッチャと進めてくれました。今回もksさんの山荘へおじゃまです。
あそこって、オフミやるには絶好の場所なんですよね。

日時: 2006年7月29日(土曜日) 11:00頃から
場所: さんかされる方にはksさんから地図が行っていると思います。

参加者:ksさん、Nさん、Aさん、はむさん、龍一さん、mhiさん、tatebaさん、つじさん、ヒロ

私はNさん、mhiさん、tatebaさん、つじさんとは初めてお会いしますね。
さて、デフォルトの機材および今回みなさんの申告されている持参の機器は下記の通りです。

デフオルト

機種  名称 配布元 製作者
CD-T   CD-Pro2M Glasstone ksさん
DAC TDA1541Epi Jinsonさん ksさん
PREAMP 金田式#168改 Jinsonさん ksさん
AMP PPP(WE407B仕様) LUCYさん ksさん
  金田式UHC-MOS DCパワーアンプ   テクニカルサンヨー
 
SP 樽SP Pension-winds  
  BBSM-10   Westlake  


持ち込み機材

機種  名称 配布元 製作者
DAC DD-miniDAC7(差動に改造) ElectrArtさん はむたろうさん
  DAC63-4D+WE396A バッファ付 ヒロ tatebaさん
  DAC8D(1704/ASRC 付) ヒロ Nさん
  DAC63S-mini電源部独立 ヒロ mhiさん
  PanasonicDVD- H1000改造DAC   龍一さん
  R2R-DAC ヒロ Aさん
  楠DAC     Aさん
  DA1543Epi Jinsonさん ksさん
  cerulean khimairaさん ksさん
  DAC1704-4D ヒロ つじさん
DAC1794D&ASRC ヒロ ヒロ
AMP お気軽でないパワーアンプ ヒロ
  金田式V-FET DCパワーアンプ   mhiさん  
  パワーアンプ基板 ヒロ 
 Nさん
LM3886BTL(間にあわないかも) ヒロ つじさん
PREAMP A6FET化基板のプリ ヒロ Nさん
  お気楽HPA基板プリ ヒロ Nさん 
  PGA2311+WE407 つじさん
 
 

さて、私は何をもっていきましょうか。これだけあるのなら手ぶらでも良いかもしれません(笑)。


いよいよオフミ開催・実行編

7月29日がやってきました、オフミ開催日です。私は今日は車がないので、つじさんに迎えにきてもらう手はずになっています。
9時15分頃家の前に車がとまりました。ちょうど来られたようです。
で、家を出るとちょうどそこにはなんと左ハンドルの赤のスポーツカー。
オフミに来られる面々を想像して、てっきりファミリーカーを想像していましたが(失礼!)、ちょっとびっくり。
右側の助手席という慣れない状況に戸惑いながらも出発です。
西行き方面の国道176号線がすこし混んでいて、現地到着は約10時20分頃。1時間ほどかかってしまいました。
すでに、ksさんとmhiさんがお待ちでした。
すでに樽スピーカから音がでていましたが、他の方が来られるまえにメインスピーカを移設しました。
で、このスピーカ(Westlake)が重い!たぶん50kgくらいはありそうです。2人がかりで階段を持って上がりますが、それだけで汗だくになってしまいました。
で、会場の設営が完成です!
私はksさんの山荘におじゃまするのは3回目になりますが、リビングでWestlakeを聞くのは今回が初めてです。


こんなスピーカが壁から50cmも離しておける環境が羨ましい・・・

ほかの面々も次々到着

ハプニングその1?
集合が11時だったこともあり、他の方も続々と到着です。
龍一さんは2名の方を駅までピックアップしてから来られましたが、
同乗者を山荘で降ろしてからハプニング?があったようです。これは本人の口からお願いしましょう。
私も現場をみたわけではないので・・・・


ハプニングその2?
はむさんが部屋に入ってこられたときに、「ガチャガチャ」とケースの中で何かが転がる音がしました。
これは本人が一番よくわかっておられたようで、カップリングコンデンサ取れてしまったとのことでした。
おもむろに修理が始まります。半田ゴテもテスタ-もすでに山荘には準備されていました。
次はオシロも用意しておきましょう。って誰が?

修理完了のはむさん。最後にテスターでDC漏れを確認中です。

ハプニングその3?
オフミの記録に欠かせないのがデジカメです。当然私ももってきましたが、液晶画面をみてショック!
メモリーカードを入れてくるのを忘れてしまいました。内蔵メモリしか使えないので、ショットは厳選しなくっちゃ(汗)。

オフミ開始!
 Nさんも来られ(片道2時間半だそうです)、全員そろったところでまずは自己紹介から。
今回は9名の参加で、20代、30代、40代、50代、60代と幅広い年齢層です。
ええっと、私は下から数えた方が早かったけど、真ん中くらいかな。

前半戦/DAC試聴!
前半戦は同じソースを用いてDACの聞き比べです。
4枚のCDからそれぞれ特徴のある曲を1つピックアップして、前半部の1〜2分を聞いていきました。
ジャンルはジャズ、クラシック(四季)、ボーカルなど。

試聴につかったCD。

今回の聴き比べたDACは10台以上ありますが、なかには採点表をつけつつ聞いておられるかたがいます。
怖え〜!でもどういう結果か知りたいきもします。

視聴方法
試聴のやり方は、まず音を出す前に機器の中をご開帳して中味の品定めと写真撮影をしました。
このとき機器に触ってはいけません「踊り子に手を触れないように!!!」という注意がとんできます(笑)。
で、記者会見のような写真撮影が終わると、おもむろに音を出しいきました。


音を出す前にご開帳!踊り子に手を触れてはいけません(笑)。

では順を追って聞いていきましょう

1.Ksさん:1541エピ 最強バージョン?
 まずは山荘ホストのksから。JINSONさん基板の1541エピです。
 いいですね。柔らかい音がします(その前に聞いていたDACの音が堅すぎた?)。 かといって分解能が低いわけではないですね。

 補足:今回用いたプリは下の写真の手で触っている黒い箱。K式#168改+DALE巻き線アッテネータです。
     CDPはSONYの箱だけを利用した、どこだっけ?(なんとかストーン?)のCDトランスポートです。
     羊の皮をかぶった狼?


Ksさんの最強DAC? 1541エピ。

2.Nさん、DAC8D(1704バージョン)
 下側にはASRCも入っています。明るい音がしますね〜、1704の特徴かな?
 「金かかってるだけの音はするな〜」とだれかがつぶやいてました。
いやいや、確かに掛かってますね。なんせ1704が32個ですから。

NさんのDAC8D−S。DAIにはリクロック基板も実装されています。


DACの割りにはケースの高さがあります。

3.はむさん、Electrartさん基板のDAC7
しかし、やりにくですね!!!何がというと、誰の後に音を鳴らすかと言うのが、です。
音はどうしても相対評価になっちゃいますからね。オリンピックのスケートと同じです。
で、「年の順」ということになってしまって、次は最年少のはむさんです。
ををを!これがDAC7の音でしょうか。輪郭が極めてハッキリりした音がでてきます。石は1547というものです。
この音を出すためには差動が必要だそうです。

音を楽しんでるいる途中で右のスピーカからガサゴソ。なにかノイズのような物が聞こえ出しました。
先ほどのトラブルの影響かな?完璧な状態だったら、もっとゾクゾクした音になるんでしょうね。

    
   ちょっとピンボケになってしまいました。ハムさんのDAC7です。                 石の型番が・・・・・

4.tatebaさん、DAC63-4D+真空管バッファー
いやいや、この実装密度!2枚のDAC基板の下にはASRCも入っているとのことです。真空管が横にレイアウトされて薄いケースに上手く入っていますが、
ケースの上蓋のクリアランスは1mmくらいだそです。ちなみに、tatebaさんのペンネームはカメラのシャッター部品から来ているとのことです。
当日も1眼レフデジカメをお持ちになってました。それにレンズもたくさん・・・・日頃は何を撮っておられるのでしょうね?

下の写真でなにやらゴソゴソしていますが、どうやらRCAピンが上手くささらなかったようです。
メーカによってサイズが違うようで、結構相性があるようです。
で、肝心の音ですがこれがPCM63の音なんですね。聞き疲れない音が悠々となっています。

tatebaさんのDAC。計算詰めで入れたのか?それともたまたまか?濃い実装密度です。

5.mhiさん、DAC63S-mini
とにかく配線の半田付けなどが丁寧です。アナログ中心に活動されている方とのことですが、
音もアナログの感じです。って作る人の個性がやっぱり出るんでしょうね。

mhiさんのDAC。写真ではわかりにくのですが”綺麗”の言葉がぴったしです。

ヒロ、DAC1794D&ASRC
いよいよ小生の番です。今回持ち込んだのは最新作のDAC1794D&ASRC+プリアンプ基板です。
折角なので可変出力ボリュームを最大にしてプリのバッファー出力を使いました。
いい感じでなっています。「PCM1794あなどりがたし・・」という声が聞こえてきました。
やっぱり製作者の腕じゃなくて、石の性能なんでしょうか(悲・・・・)。

Nさん :「プリアンプ基板の音はA基板と比べてどう?」
ヒロ  :「ええっっと・・・・よくわからないっす」
ks   :「そりゃわからんで。ヒロさんのリスニング環境悪すぎ」
ヒロ  :「・・・・・・・」

実はksさんが唯一、小生の部屋を知っている人なんですよね・・・・・。
といっても、住環境だけはなんともしがたいものがありますよね(っと誰かに共感を求めたりして(笑))。


小生のDAC1794D&ASRC。実装密度では負けてないぞ!!!


視聴の様子。各自すきなポジショニングでリラックス

7.龍一さん。市販のDVD改造品
なにやら販売開始時には30万円したDVDをジャンクで5000円で購入されて手を入れられているようです。
中味もアルミダイキャストのシャーシにRコアトランスなどメーカ製としては金がかかっています。
ん・・・下手に新品のケース買うより安いな・・・ジャンクあなどりがたし、です。
音は1704の音の特徴がでていますが、なんとなくメーカ製高級機の音のような気もしないでも無かったかな。
 
            でかくて重い筐体。                               中身も充実してますね。


DAC&アナログ回路はこんな感じ。DAC(1704)は基板の裏側にあります。LPFはGICみたいです。
 
8.つじさんのDAC1704-4D
 IV変換にA2基板、差動合成&LPFにA1基板がつかわています。それにしても豪勢ですね。
しかもタカチのフルサイズのケースがつかえるなんて・・・・中の実装も余裕がありますし、これが一番羨ましかったりします。
音は龍一さんの1704とよく似た感じもしますが、より明るい音がしていると感じました。やっぱ若さの勝利?

 
つじさんの豪華DAC1704−4D。でかいっす。

9.Aさん、R−2R(24Bit版)
ジャンクのケースを利用した電源とDACのセパレート型です。
OPアンプは、パターンを変更して2個入用にしているとのことです(NJM2114D使用。Aさんのお気に入り?) 。
音はといえば、いや〜期待を裏切りますね。
至極普通の音がします。たぶん、みんな「ピー」とか「ギャー」とかいう音を期待していたと思うのですが・・・・

 
 ケースは昔のタイプのタカチのようです。天と底は鉄板です。           後面パネルはすでに穴があいているので加工は楽のようです。


10.Aさん、楠DAC
久しぶりに見せていただました。「NOSの音はええな〜」と龍一さんがいってましたが、NOSとOS(オーバサンプリング)の区別がつかない私には、難しいコメントです。

AさんのDAC。黒いコンデンサは超高価!

11.ksさん、1543エピ
 あ、写真とるの忘れた・・・というか基板の裏側しか見えなかったのかな?

実はこのあたりから疲労が蓄積しだしてきています。
ふう、DACの試聴はまずは終了。途中でランチブレイクもありましたが、結構つかれています。
途中、記憶がないときもあったんじゃ〜〜多分あります(笑)。

さて、ここで、Aさんが持ってきたワラビ餅をほおばりながらしばし休憩。
そういえば前回のときのAさんの差し入れもお餅だったような記憶が・・・Aさんて和菓子党?

中盤戦はアンプだ!

DACに何を使うかですが、幸運にも小生のDAC1794D&ASRCを選んでいただきました。
最初はこのDACに付けている可変出力をつかっていましたが、音が甘いということで固定出力をつかって
プリはksさんのものをつかうことになりました。DACの品評のときは、可変出力を最大にしてつかっていたのですが、
ボリューム(アルプスのミニデテント)がわるいのかな?実は思い当たる節があって、総合ゲインを下げるために
プリアンプ基板の入力に1/5の分圧器が入ったりしています。案外こういうところが小音量時に悪さをするのかもしれません。


アンプの品評用のDACは小生のもの(光栄です)。でもプリ部はksさんのものに変更。


本日活躍のプリはやっぱりこれ。ksさんの抵抗アッテネータとK式#168改。

1.mhiさん、バッテリー駆動のパワーアンプ
 2枚上の写真にもありますが、乾電池20本を用いたパワーアンプです。電池はナショナルネオ(黒)
どうやら水銀入りのものでないと音がよくないらしいです。実装はDACと同様に綺麗にまとめられています。
見る人がみればすぐわかるらしいのですが、K式らしいです。
 バッテリーと思えないほど、大型のスピーカをグイグイならしていきます。


  バッテリ駆動のアンプ。ほとんど熱をもちません。

2.mhiさん、V−FET K式アンプ。
これも純然たるK式のアンプらしいです。電源は電圧増幅段、電力増幅段とも定電圧化されています
V−FETということで、縦型FETとのことです。で何が「縦」かというと、FETが縦方向についているからだそうです。ウソウソ・・・
 
 mhiさんアンプ。こんな部品手にはいりませんよね。                   縦方向に取り付けられているので縦型FET(2SJ18/K60)。


3.Nさん、ツインモノラルアンプ
 160VAのトランスを2個つかって左右独立電源。コンデンサもデカイです。低音の馬力が凄いです。かといってもたつく音ではないです。

いかつい内部の様子です。

4.Nさん、電流帰還アンプ
 あ、写真撮るのわすれました。やはり電流帰還の特徴特徴でしょうか、派手目の音がします。
 私はどちらかといえば、この系統の音が好きかな?

<この写真はあとからNさんに送ってもらったものです>

5.つじさん、4ch LM3886BTLアンプ。
 実はどんな音がでるのか無茶苦茶期待していました。でも、まだ未完成ということで今回は通電なしです。
次回期待しています!

 LM3886BTL。次回に期待!

6.Ksさん、PPP。
出力は小さいのですが、この部屋でも十分な出力がえられます。やはりアンプって出力ではないですね。
で、球と基板がむき出しで一番危険なアンプがこれでした(笑)。

 スピーカ端子が他に触れないように注意しなくっちゃ。


後半戦は恒例のAさん音源登場!
K式DCマイクをつかった生録音源です。さすがに24Bit96kHz音源は生々しいですね。
しかも演奏者の声などのリハーサル状況もはいっていいます。
声も色っぽくて、綺麗そうなお姉さんです。といった事を頭に置きながら演奏を聴くのも楽しいものです。
今回はいつもの音源に加えて、バイオリン、チェロ、琴などの音楽を楽しませていただきました。

生唾ものの音源が入っているレコーダ。Aさん、1日貸して!!!!
 

調子悪いな〜?
 WestlakeもモニターSPらしくニュートラルで聞き疲れしないのだけど、そろそろSPを変えてみようということで樽スピーカ登場。
前回のオフミではこればっかりならしていたのだが、今回はどうも調子がよくない。Aさんの音源をつかっているのだが、
どうも楽器が重なるところで音に濁りがでるいうか、不自然な音となってしまうようです。
アンプを色々と変えてみましたが、あまり状況も変わらず。壁から離して置いていたのが悪いのかもしれません。
小型のスピーカは置く場所に敏感ですからね。あるいは今日は、Westlakeばっかりならしていたので、ちょっと拗ねていたのかな?


今回不調だったのが樽スピーカ

延長戦はのんびりと
さすがに7時を回り出すとみなさんお疲れの模様です。
あとは、再度各自のDACやアンプをつないだりしながら、のんびり時間を過ごしました。気がつけば、みなさん適当にお食事をとっておられます。
私も小腹が空いたのでサンドイッチを1つもぐもぐ。
そうこうしながら、参加者でテーブルを囲んで雑談タイム(9人でテーブルを囲めるあたりが、その大きさがわかるというものです)。
しかし、どうも年輩(?)の方は石の話しに話題のベクトルが向くようですね。
「定電流の石を○○○にかえたら、ぶったまげた。いままで使っていた石はごみだ!」とか、とか。
それにネットって怖いという話しも。ちょっと「この石いいよね」と書こうものなら、次の日には店から在庫が消えてしまうらしいです。
クワバクワバラ。
どこそこに在庫があるとか、誰がもっているとかって話もありましたが、それは割愛しましょうね。

とりあえず部品入手情報に疎い小生は200個600円のトランジスタ(C1815/A1015)を基本に自作を楽しみましょう、と再確認。

試合終了!
 さて、スコアレスドローで引き分け、解散です。あ、一人採点表をつけていた人がいたぞ・・・・結果はどうかな?→Aさん。
散らかった部屋の後かたづけしをしましょう。9人もいるとあとかずけも早いです。重たいスピーカを移設するのは、若い人に任せってっと(オイオイ!)。
で、帰りはまたまたつじさんに送っていただきました。夜は車も少なく順調で30分弱で家までつきました。つじさん、ありがとうございます。

さて、家につけば10時過ぎです。
さすがに何時間も音楽を聴き続けると脳が疲れています。
今日はなにもせずにゆっくり寝ることにしましょう。

さて、つぎのオフミは何をもっていきましょうか・・・とか考える間もなく就寝。おやすみなさい・・・・・・


オフミの様子の記事は参加されら方のHPにもあります。

ハムさんの日記( http://d.hatena.ne.jp/hamtaro/20060730 )を引用しています。

(おわり)